「ワンコの吠える」その1


飼い主さんの悩み事の中には「吠える」に関する声が以外と多い様です。

しかし「吠える」と言っても様々です。共通している事と言えば、「吠える」に

は、必ず原因があると言う事です。

まずは「吠える」原因となっているモノを見つけ出し、その問題や刺激を取り除

かなくてはいけません。

ワンコが嫌がるモノや驚いたりするモノを排除すれば解消する場合もあります。

また、その問題や刺激の原因が、ワンコ本人や他所の外的要員(犬・人・物・音な

)だったり、もしかすると飼い主さんに原因がある場合だって考えられます。

何が原因かをはっきりさせないで、改善しょうとするとかえって悪化させてしま

う事もあります。そればかりかワンコと飼い主さんとの関係を歪めてしまう結果

にも成り兼ねません。

最悪の場合、ワンコが精神的なダメージを受けて病気になる事だってあります。

ましてワンコが「吠えて」続けて、飼い主さんがコントロールが効かなくなり。

飼い主さん自身がパニックになって大声を出して叱ったり、暴力などの体罰を加

える等と言う事になれば最悪です。

ですから、飼い主さんは、どんな場合でも冷静に対処出来る状態でいられる為の

、飼い主さん自身のトレーニングがまずは必要です。

「吠えて」いるワンコを止めさせようと、安易に声を掛けても、かえって助長す

るだけです。

まずは、日頃からワンコに「静かに」の命令語を教える事が必要です。その指示

語は「短く」「はっきり」ワンコに伝わりやすい言葉である事がポイントです。

命令語のトレーニングでは、出来たら褒める付け加える。大袈裟に褒める。

ワンコは飼い主さんから褒められるのが大好きです。ワンコの一番の喜びです。

前に書きましたが、飼い主さんが、そのキーワードの言葉を冷静に言う事。いつ

もワンコに話す声のトーンやスピードで伝える事。

ワンコは飼い主さんの声や表情等の僅かな変化を感じ取ります。

「飼い主さん慌ててるな」など、飼い主さんの反応が異常であれば、止めさせる

キーワードをいくら決めて発しても、効き目はありません。

よくあるケースに、チャイム等の音等が「吠える」のきっかけになっている場合

の矯正は・・・

まずはその原因になっている音に馴れさせる事です。あのキーワードの命令語を

使ってコントロールして行く。

初めは、音や刺激を弱めにして聞かせて慣れさせて行く。そして音を徐々に強く

して行く。

これは、根気よく繰り返し続けて行く事が重要です。

また、ホイッスルやホーン等、原因となっている音とは別の音(瞬間的に大きな音

がでる物)を、ワンコが吠えた時に鳴らしてワンコの関心を削ぐ方法も効果的です


前例と同様に、その場面を再現して根気よくトレーニングを繰り返して行きまし

ょう。

どちらも、家族や友人の協力が必要です。

おもに、飼い主さん側に原因があり、飼い主さんのワンコに対する不適切な行為

に問題がある場合。

お散歩が足らなかったり、ワンコとの遊びが不足している等の場合でも「吠える

」の原因になっている事もあります。

ワンコが退屈そうにしてませんが。

ワンコにいつも一人遊びをさせていませんか。

ワンコの運動量を増やして上げましょう。

飼い主さんと一緒に社会的刺激(他の人と接する・いろんな所に出掛ける等)を体

験させて上げましょう。

飼い主さんもワンコと一緒になって遊んで上げましょう。

また、ワンコと飼い主さんとの服従関係をゲーム感覚(遊びを通して)で覚えさせ

て上げるのも、ワンコをコントロールして行く上でもよいかも知れません。

ぜひ、諦めずにトライしてワンコと楽しい時間をお過し下さい。