「ワンコのトラブル」
ドックランやドックカフェで、降ろされ途端ブルブル震えて固まってしまう怖が
りワンコもいれば。
「うちのワンコは凶暴で~」と飼い主さんを悩ます喧嘩の得意なワンコもいます
。
後者の場合は、他のワンコや人間に被害が出るほどのレベルになると大問題です
よね。
どちらも、案外お困りの方がいらっしゃいます。
今回は、その「喧嘩」について少しご紹介したいと思います。
ワンコの場合は我々人間様の様に、意見の相違や感情の縺れなどと言った複雑な
プロセスが原因で喧嘩になるなどといった事はありません。
ワンコの場合は、ワンコ間の順位付けなどでのトラブル。
どっちが上か下の白黒をはっきりさせる時。
初対面でも年齢差や見るからに相手が強い場合には初めから喧嘩にはなりません
。下の者はお腹を見せて降参服従のポーズをしておしまい。喧嘩は起こりません
。
初対面で喧嘩が始まるのは力の優劣がはっきりしない場合に、喧嘩になります。
もうひとつの原因は、恋の争奪戦。可愛いあの子と仲良くしたいけどライバルが
、と言った時にトラブルが起こる場合。喧嘩の発端は、大体はこの二つと考えら
れます。
この様な喧嘩の場合は、一般的には相手に深いダメージを与える程のレベルまで
ひどくなる事はないのです・・・。
出来る事なら決着を付けさせて上げるのが、後々の事を考えるとよいのですが、
他人様のワンコが相手となると現実の話そうは行きません。
ワンコにも、相性の悪いワンコ同士もいますので注意して、ワンコの行動を観察
して上げる事が必要です。
先天的に凶暴なワンコや、攻撃的なワンコの場合は、他のワンコの集まる場所は
避けるとか、専門家によるトレーニングが必要ですし、それは飼い主さんの義務
でもあります。
喧嘩のトラブルの中には、兄弟(多頭飼い)喧嘩でお困りの飼い主さんもいらっし
ゃいます。
仔犬の場合は、喧嘩なのか遊びなのか、なかなか区別がつきません。
成長期の痛みやワンコ社会の大事なトレーニングでもあり、無理矢理に飼い主さ
んが介入して止めさせるのはよくありません。
しかし、仔犬の場合は歯が鋭いので思わぬ大怪我になる場合がありますので注意
して見守って上げる必要があります。
また、あまりにも兄弟喧嘩がエスカレートして、飼い主さんが仲裁に入る必要が
ある場合には、劣勢の弱い子を庇い助けて引き離すのではなく。優性な強い方の
子を落ち着かせて宥めて納める事がベストな方法です。
また、安易に強い子を叱り、弱い子を庇い可愛がるなど間違った方法を取った場
合、ワンコと飼い主さんとの信頼関係を壊してしまう事もあります。
それに、弱い子への虐めがエスカレートする事もありますので注意して下さい。