私は自分の顔を見るのがいやで、小学生の頃から自画像が苦手だった。
でも、Meeraのワークショップのセルフポートレートは、とても瞑想的で、不思議な体験だった。
Meera のリードで、まず目を閉じて
頭をやさしく触っていく。
スポンジを片手に、グレーのグアッシュで
頭の形を描いた後
一度全部を塗りつぶしていった。
私たちは何もないところから生まれてきて
またそこへ帰っていく。
ただ光と影をスボンジで描いていくことで、
一面に塗りつぶされた中に顔が現れてくる。
鏡の中の自分を見ることは
本当の自分と向き合うこと。
父親や母親、家族に対する感情や
過去に体験したさまざまな思いが
こみ上げてくる。
すすり泣く声も聞こえる中、
私にとってそれは、自分の内なる子どもと
仲直りをしていく時間だった。
怒っている子ども、怖がっている子どもは
大人の私をすごく嫌っていて
最初はやさしいタッチで顔に触れることができなかった。
「ごめんね」と心の中で謝りながら
自分の顔の光と影を描いているうちに
無心になって
心が静かに和らいでいった。



