グラビア復帰 大原かおりが語った仕事急減と激太り“秘話” | mikirikiのブログ

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 90年代に一世を風靡したグラドルは、露出が減ってから新しい仕事を始め、今年3月にはグラビア復帰を果たした。いまやデザイナー兼社長も務める大原かおり(38)だが、そういえば、いつの間にテレビから消えたのか。本人が絶頂期からの転落秘話を語った――。

■レギュラー5本を全部降りたのに……

 二十歳でデビューしたら、タレントが少ない事務所だったから私を集中して推してくれて、すぐに「ギルガメッシュないと」の司会と「ミニスカポリス」(共にテレビ東京系)の3代目に決まったんですよ。雛形あきこさんの次の世代で、青木裕子ちゃん、私と続く巨乳ブームの真っ最中で、その後もレギュラーが決まり、グラビアや写真集やイメージビデオの話もきた。写真集も売れて、事務所からは歩合でもらってたし、私は物欲がないのでお金は貯まりましたね。お父さんに車を買ってあげたり、家族旅行に使うくらいでした。

 でも、太りやすい体質なのに食べるのが大好きで、ずーっと食べてたかった。チョコが大好き。ケチャップも好きで飲みたいくらい。すぐ太るからダイエットと闘ってて、それがつらかった。

 仕事が減り始めたのは25歳くらいの時。大きなミュージカルの話がきたんですよ。稽古と80ほどの公演のため、5本持ってたレギュラー番組を降りるという条件。私はバラエティーが好きだからイヤだったけど、マネジャーさんが「ちゃんとした舞台に出られる機会はそうないから。終わったらまたバラエティーに戻ろう」と言ってくれ、決心した。

 なのにそのミュージカルを決めた後に、そのマネジャーが辞めちゃった。半年後、全国公演を終えた私をバラエティーに戻すマネジャーがいなくて、ストーンと仕事がなくなった。当時は25歳なんてグラビアはもうやれない。休んでたからバラエティーにも呼ばれない。単発の仕事が2週間に1回!

「どうせ明日も仕事ない」と思ったら欲のまま食べ続け、ドンドン太っちゃった。デビュー時に決めてたのは、「あいつ、見なくなったよね」と言われないようにしよう、と。だからガムシャラに頑張ったのに、自分がそうなってしまって、悔しかった……。

3年つらい思いをして、28歳の時に見つけたのが犬の服ブランドの仕事。最初は人に勧められて犬の服のデザインを始めた。それから貯金を使って自分の会社をつくり、10年後の今は卸先を決め、工場を回り、デザイナー兼社長をやってます。

 経営には向いてないけど、物を作るのが好き。それが本業になったのに、昨年「有吉反省会」に出させていただいたら、テリー伊藤さんがラジオに呼んでくれて、「このまま負けるな、もう一度いけ!」とグラビアに載る機会をつくってくださり、復帰しました。これからは芸能の仕事もできればと思います。「昔グラビア見てお世話になってました」と言ってくれる大人の方がいるので、これからまた男性のお世話をできるようにしたいですネ。


◇おおはら・かおり 1976年2月、東京都生まれ。96年デビュー。「ギルガメッシュないと」「出動!ミニスカポリス」などで大ブレークし、バラエティーで活躍、グラビアアイドルとして写真集やビデオで人気を博した。


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