大分県中央児童相談所(大分市)は30日、大分市の女児(6)がおじの無職男(27)から性的な被害を受けているとの情報提供を2度受けたものの、事実確認をせず、被害の再発を防げなかったことを明らかにした。
児相によると、7月3日に女児の母親の知人から「2年前に女児が親族の男からわいせつな行為をされた」との情報を提供された。児相は「古い事案で確認が難しい」と判断し対応しなかった。7月16日にも同じ知人から数日前の被害の情報提供があったが、母親と連絡が取れず、事実確認をしなかった。
8月8日に母親と連絡が取れ、児相で翌9日に女児から話を聞いたところ、9日未明にも被害を受けていたことが判明、女児を保護した。男は11月7日、児相などの通報で、大分中央署に強制わいせつの疑いで逮捕された。児相の荒木啓司所長は30日の記者会見で「対応が遅れ、女児に申し訳ない」と話した。
MSN産経ニュース
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