孤独のグルメ
孤独のグルメ 久住昌之原作 谷口ジロー作画 扶桑社文庫 を読んだので感想。
輸入雑貨の貿易商をしている主人公が、一人で飯を食う話。
あるときは雨に降られ慌てて入った食堂で、ライスととん汁とぶた肉いためとナスのおしんこを頼んで、とん汁とぶた肉いためでぶたがダブってしまったことを悔やみ。
あるときは朝の飲み屋でうな丼(きも吸い・おしんこ付き)と生ゆば刺し京都風といくらどぶ漬けと岩のりを頼んで、岩のりを食べきれずに残し。
あるときは昼間から一人焼肉屋で、カルビやミノやキムチや野菜と食べた後に、上ロースと上カルビとサンチュとチャプチュを追加し、ご飯もおかわりして、いくらなんでも食いすぎになり。
あるときは仕事中の夜食にコンビニでうずらと牛肉の中華風とおしんこと玉子焼きとキンピラゴボウと冷や奴とコンビーフと魚肉ソーセージと野菜の煮物とナメコ汁とあきたこまち100%ごはんと焼きプリンとおでん(タマゴとダイコンとシラタキ)を買って、「うわあなんだか凄いことになっちゃったぞ」と最もな感想を言う。
その他にもいろいろ食べてます。主人公が食べながら店や客を観察したり、妙な思索をしたりするのが面白い。
孤独のグルメ (扶桑社文庫)/久住 昌之

- ¥630
占星術殺人事件
占星術殺人事件 島田荘司著 講談社文庫 を読んだので感想。
超有名な島田荘司さんのデビュー作。トリックが有名らしいけど、僕は幸運にも知らなかった。確かにこれは面白いな。新本格が好きな人は誰かにばらされる前に読んだほうがいいと思う。
最初の事件が起こったのは、昭和11年2月26日――かの二・二六事件当日。ちょっと頭のいっちゃった画家、梅沢平吉が密室の中で殺されているのが見つかる。さらに、その部屋から見つかった彼の手記には恐るべき計画が書かれていた。そこから始まる一連の殺人事件を、現代(といっても1979年だけど)の占星術師・御手洗潔とワトソン役・石岡和己が解き明かす。
いやー、事件の説明が長いっ。最初の140ページくらいは延々と“これまでのおさらい”が続く。まあ、推理しながらだから面白いといえば面白いし、本格だからこんなものかもしれないけど。それから重要人物の手記を読んだり、京都へ行ったり明治村へ行ったり。この辺も不必要に長いような気がしてしまった。最後にはふとしたきっかけでトリックが分かるんだけど、これはさすがでした。
探偵役である御手洗潔のキャラクタはすごく良かった。概ね自信過剰傲岸不遜キャラなんだけど、情に厚いところや謎が解けずに苦しむところもあって、単純なパーペキキャラより好きだな。ホームズを罵倒するところも面白かった。言われてみればそうだよなぁ。
彩雲国物語 暗き黄昏の宮
彩雲国物語 暗き黄昏の宮 雪乃紗衣著 ビーンズ文庫 を読んだので感想。
待ちに待った彩雲国物語本編の新刊。
紅秀麗不在の貴陽では、劉輝と静蘭が百戦錬磨の高官になす術もなくひねらていた。なんというか、この二人はダメダメだな。李絳攸と藍楸瑛にも言えることだけど、いい人がいい統治者・役人とは限らないからな。
そして次なる問題は蝗害。劉輝の対応はダメじゃないか? 皇毅が驚いてるし、狙ったわけじゃないんだろうけど。悠舜はどうなんだろう? どこまで本気なのかも、いまひとつ分からない。
一方、秀麗は縹本家へ。全く個人的な感想なんだけど、縹家とか異能とか絡んでくるとあまり面白くない。やっぱり秀麗は官吏をしてるときが輝いてるよなー、と思う。この巻で言えば後半の五十ページくらい。
それから最後に所在不明だったあの人が登場したわけですが。さて、どう絡んでくるのか。あいつを出すくらいなら影月君も出してくれよ、とも思った。
何はともあれ、最終章の始まりということもあって、もやもやした感じで終わりました。早く次が読みたい。
彩雲国物語 暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)/雪乃 紗衣

- ¥500
君に届けepisode.5「決意」
君に届けepisode.5「決意」 を見たので感想。
前回に引き続き爽子の調子はどん底で、ご飯ものどを通らないし、テストも手につかない。自分のせいで矢野さんや吉田さんの悪い噂が流れていると思っている爽子は、みんなと距離を置く。
そんな爽子にがっつんとぶつかっていく風早君。なんという王子様。
それでも距離をとろうとする爽子だけど、やっぱり思ってもいないことは言えないと泣き出してしまう。いや、能登さんの名演でした。個人的泣き演技ベスト3に入るな。他の二つは無限のリヴァイアスのときの桑島さんとくじびきアンバランスのときの野中藍さん。缶コーヒー代を律儀に払う爽子が面白すぎる。それを受け取る風早君は爽やかすぎる。
風早君に諭されて、爽子は吉田さん&矢野さんと話をしようと決意する。そうやって歩き始めた爽子の背中に何度もがんばれという風早君。なんという爽やかさ。
一方の矢野さん&吉田さんも、図書館の怪談本やテスト対策ノートから、爽子の人となりを思い出す。基本的にお互い大好きで、ちょっとすれ違ってるだけなんだよね。
翌日、二人の悪い噂を偶然耳にした爽子は、それは誤解だと飛び出すんだけど、なんか逆に絡まれて……というところでエンディング。仲直りまで行くと思ってたのでちょっと意外だった。爽子、風早君、矢野さん、吉田さん、四人の心情を丹念に描いた分、三十分には収まらなかったかな。こういう余裕のある構成が『君に届け』のいいところだと思うし、好感が持てるな。
朝まで生テレビ!「激論!“官僚”がホントに悪いのか?!」
朝まで生テレビ!「激論!“官僚”がホントに悪いのか?!」を見たので感想。
がっつり見てたわけではないのですが、途中で民主党の大吊るし上げ大会といった様相に。
いつも通り司会の田原さんを挟んで左に与党と与党寄りの人、右に野党と野党寄りの人という配置だったはずが、民主党議員のお二人(大塚さんと細野さん)がその他全員からフルボッコにされるという局面が何度か。民主党に期待していた人も現状はもどかしく感じてるのかな。
鳩山首相の献金問題や郵政社長の天下り人事についてはどう考えても言い訳にしか聞こえない。ブーメランに定評のある民主党ですがまたかと。
事業仕分けの手法・成果や普天間基地移設問題、財政金融政策、日銀との連携などは、まあそれぞれの議論があるでしょうが、話を聞いてる限りは、「何分初めての経験でもございますし」という感じか。
あと猪瀬さんが激怒していた新生児特定集中治療室の仕分けに関してはどうなのかな? 猪瀬さんの話を聞いてる限りは削るべきではない とも思うけど。このところ事業仕分けというと科学技術、特にスパコンの話で持ちきりだけど、もっと他のところもニュースとかで取り上げてほしいな。

