エル・ヒガンテさん

 エル・ヒガンテさんは、90年代の新日本プロレスに

 来日した巨人レスラーです。大巨人、アンドレ・ザ・ジャイアントよりも

 背が高かったことから、超巨人と呼ばれました。元バスケットボールの

 選手で、身長は231センチです。ある時、ヒガンテと、武藤さんの化身、

 グレート・ムタが戦うことになりました。ムタの見せ場は、毒霧を相手の

 顔面目掛けて噴射するところです。しかし、ムタとヒガンテさんでは、

 身長差がありすぎて、顔面にまで、毒霧が届きません。けれども、天才の

 武藤さんは考えました。観客席からパイプ椅子を持ってきて、それに乗って

 ヒガンテさんの顔面に毒霧を吹きかけることに成功したのです。他の格闘技にはない、

 プロレスならではの攻撃ですよね。こういうの、大好きです!