「置かれた場所で咲きなさい」という言葉をよく聞きますが、その解釈について自分にとって納得がいく答えが思い浮かんだのでメモします。

 

私は大学院の数学科の学生で一般的には高学歴と言われる学校に通っているので、私の経歴を人に話すと数学がすごい得意な人だと思われます。

 

ですが実際は、大学受験で必死に勉強しかなり縋り付く状態で入学したので、私当人としては大学に入ってから同じことを聞いても周りの人に比べてなかなか理解できない、数学的なひらめきも劣っている、と毎日自信を無くす日々でした。

 

大学三年生で就職活動をしようと思った時は自分は数学では戦えない人だと諦め、理系とは全く関係のないアルバイトをしたり、インターンをしたりしました。しかし、それもそれで役には立ったのですが戦える部分にはならず、全て中途半端な人材(正直何もできない人材)になってしまいました。

 

話が戻りますが、例えば同じ土地に2本花が咲いていたとして、片方の方が大きく咲いてしまったとします。そこで小さい方の花が土地がダメなんだと言って違う土地に移ってしまうと、たしかにより大きく咲けるかもしれませんが、せっかく一度咲かせた花を一度枯らさなければいけません。しかし、人に注目してもらうためには、色を変える、小さくとも花を何個も咲かせるなどの方法もあります。これが置かれた場所で咲くということなのではないかと私は考えています。

 

実際大学院に行くことを決め、同じ大学の大学院に行ったので相変わらず数学が得意な方ではありませんが、数学の知識がある程度ある方だというのを軸にしていろんな経験を付け足していくことで自分の立ち位置が見えてきたように感じています。

 

もちろん人によるので、畑を変えることが必要な場合もあると思いますが、今の場所でできることは本当にないか、今後はしっかり考えてから行動するようにしたいと思います。