善は急げ、 とばかりに、早く商売にした人、早く買収した人が勝ち、というのがどうも懐疑的にしか見られなかったので、そういう気持ちはよくわかるのだが、あたりまえの骨頂のように最近は思えてきた。つまりネットに特有なことでもないし、世の中一般のノーマルな原則論みたいなものだと認識するようになったのだ。ただウェブにおいてすべての商売が安売り合戦というわけでもないし、といってそうでないところを狙うにはどれだけの覚悟がいるかといったあたりは、2006-02-17 ポストの『ウェブ進化論』を読むといいかもしれない(ちなみに、この本が書店のランキングでトップ1に入っていたのには私はちょっとショッキングだった)。ネットの世界の人たちが押し広げてきた考えを新しいものとして商材にするモデルが一段落して、よりボーダーレスな、よりメディアミックスな、よりSPな、こういう言葉はないかもしれないけど“クロスアイデンティティな”、より本格的にバーチャルな展開にモデルが求められていくのではないか。(素)