『‥‥日本の歴史上、先送りによる最大の失敗は「降伏決定の先送り」ではないか。‥‥天皇陛下が会議を招集したにもかかわらず、先送り。‥‥結果、ポツダム宣言、ソ連の参戦、原爆投下。‥‥
近年、日本の大きな問題となっている人口減少も先送りの結果。合計特殊出生率が2.0を75年に割って以来、30年以上も有効な対策がない。
消費税もそうだ、97年の2%アップ後、17年間も据え置き。‥今日の1千兆円を超える国の借金の大きな原因は先送りだ。
企業でも、しばしば先送りが生ずる。赤字事業の売却、撤退の判断がその典型的事例だ。決定が遅れれば、損失が膨らみ、いよいよ処理が難しくなる。
リーダーも人間だ。不評を買いたくない。辛いことは避けたい。そして、難しいことは先延ばしされ、後悔先に立たず、となる。
先延ばしを止めよう。それだけで組織は生き返り、未来への希望が湧いてくる。国家も、企業も、家庭ですらも。』