サッカーを頑張っている子どもたちを見ていると、本当に「努力してるな」と感じる瞬間がたくさんあります。
練習前に早く来てボールを蹴っていたり、家でもリフティングや体幹トレーニングを頑張ったり。
その姿を見ると、指導者としてとても嬉しくなります。
でも一方で、「これだけ頑張っているのに、なかなか成長しないな…」と感じる選手も少なくありません。
実はその多くが、“努力の方向”を少し間違えてしまっているんです。
量よりも「質」と「方向」
サッカーで上手くなるためには、確かに練習量も必要です。
ただ、同じ1時間の練習でも、意識の向け方や取り組み方によって成長のスピードは全く違います。
たとえば、リフティング。
ただなんとなく「100回できた!」と満足するだけでは、あまり意味がありません。
「ボールのどの部分を当てているか」
「体のバランスは崩れていないか」
「次のタッチをどう準備しているか」
など、目的を持って取り組むことで、技術が定着していきます。
どれだけ時間をかけても、間違ったフォームで続けてしまえば、それは“悪い癖を強化している”ことにもなります。
努力は尊いものですが、努力の方向を間違えると逆効果になることもあるんです。
「できるようになる努力」と「できない理由を探す努力」
多くの選手は「できるようになる努力」ばかりをします。
たとえば、「シュートが決まらないから、もっと練習しよう!」という感じです。
もちろん悪いことではありません。
ただ、その前に「なぜ決まらないのか?」を考えることも大切です。
軸足の位置なのか、体の向きなのか、ボールの置きどころなのか。
原因を探すことで、努力の“方向”が具体的になり、改善が早くなります。
努力は“根性”ではなく、“分析+行動”の積み重ねなのです。
正しい努力をするためには
努力の方向を正しくするためには、客観的な視点が欠かせません。
自分では正しいと思っていても、他人から見たら全然違うことをしている、というのはよくあることです。
だからこそ、コーチや仲間、時には動画で自分のプレーを見返すことが大切です。
「自分が思っているプレー」と「実際にしているプレー」の差を埋めることで、努力の方向が整っていきます。
また、指導者側の私たちも「やり方」だけでなく、「なぜその練習をするのか」を伝える必要があります。
子どもたちが目的を理解して取り組めるようになると、練習の質が一気に変わります。
間違いを恐れず、方向を修正できる選手に
努力の方向を間違えること自体は悪いことではありません。
むしろ、間違えた経験があるからこそ、「正しい努力」を学べるんです。
大切なのは、間違いに気づいたときに素直に方向を修正できること。
プライドや意地で続けてしまうよりも、一度立ち止まって「本当にこのやり方でいいのか?」と見直せる選手の方が、結果的に大きく成長します。
サッカーは「考えるスポーツ」
考えずに頑張るだけでは、限界が早く来てしまいます。
でも、考えながら正しい方向で努力を積み重ねれば、どんな選手でも必ず成長します。
だからこそ、今日からは「ただ頑張る」ではなく、「何のために」「どのように」頑張るかをお子さまに意識させてみてください。
その意識の違いが、子どもたちの未来を大きく変えていきます。
努力できる環境がここにあります!ライカーズサッカースクール