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こんにちは。こんばんは。おはようございますの方もいらっしゃると思います。理系の達人です。
現在、私の著書(参考書・問題集)が発売中です。私がどのような指導をしてるのかのご参考になると思いますので、一度手に取って頂ければ幸いです。内容は小6の9月以降を想定した内容になっておりますが、最難関校を目標とする1学期の小6生でも解ける内容になっています。実際の入試の落とせない問題の難易度を知っておくには最適だと自負しております。一度手に取ってみて頂ければ幸いです。
全国の超難関校で繰り返し出題されてる平面図形の問題の考え方を自ら使いこなせることを目的とした問題集です。超難関校対策とありますが、あらゆる受験生に必要な考え方が掲載されており全ての受験生が必要とする問題や情報が書かれた問題集となっております。解説部分は無機質な解説でなく、講師が前に立って授業をしているかのような感覚になることを目指して作成しているので、その問題の取り組み方や問題の背景、そして解説の際にしゃべることなども書かれております。一問一問を深く掘り下げて解説をしていますので、類題が出題された場合でも対応することが可能になります。
また、有難いことにエール出版社様より、第2弾となる
『語りかける中学受験算数 超難関校対策集 立体図形編』
の執筆の依頼を受けました。現在、鋭意執筆中になります。今年の受験生が使用できる時期には間に合わせますので、御期待下さい。
今回は、過去の経験から例外なく当てはまる『中学受験で失敗する家の父親の特徴や行動』について講師目線でお話をさせて頂きます。ここに書かれていることが1つでも当てはまる場合は改善するべきでしょう。
まず、中学受験に向いていない子供の特徴として挙げられるのが、
・途中式を書くことを指示してもいつまでも無視をし続ける
・教えたとおりに解こうとしない、解くことが出来ない
・自分で弱点を発見してそれを克服しようとしない
・字が汚い
などは中学受験生としては失格の行動になります。共通しているのは、こちらはこれを直しなさいと指導しているにも関わらず、
言うことを聞かない
ということです。これをしないと第一志望校は無理ですよというサインをいつまで経っても無視し続けると当然ですが失敗します。これと同様のことが、最近の父親の行動にも良く当てはまるケースが多々見られているので今回記事にさせて頂きました。
中学受験における父親の役割は母親のサポート役に徹することです。基本的には母親に任せておいて、いざという時に出ていけばいいのです。しかし最近では父親も中学受験に関わっている御家庭が多く見受けられます。もちろん、上記のようなサポート役に徹している父親もいれば、そうではない父親も見受けられます。今回の場合は後者についてのお話になります。では、どのような特徴の父親なのかとうことですが、
・自身が中学受験経験者であり、ある程度の成功をしている
・やたらと算数を教えたがる(他の科目についても同様)
・人に説明をすることで満足している上、やたらと話が長い
という部分の特徴があります。では、これが何故ダメな行動なのかという部分ですが、自身が中学受験経験者の場合、昔の古臭い解法を子供に教えようとします。中学受験の問題は毎年問題が変化しており、20年前と現在の問題では全く別物といっても良いでしょう。例えば、下の問題を参照してみて下さい。1990年の開成中の算数の問題です。
開成中とはいえ、比較的易しめの問題です。ダイヤグラムを書いてしまえば簡単に解ける問題です。これは30年前の問題で、今ではどこの学校でも出題してくるような典型問題へと変貌しています。中学受験を経験している父親はこの位のレベルの問題を解いていたということになります。つまり、
現在の典型的な問題が難問として扱われている
ことになります。現在ではテンプレ問題となっています。
次に、下の問題を見て下さい。2018年の灘中1日目の算数の問題です。
先程の開成中の問題と比較して、難しいと感じるのではないでしょうか?現在の入試問題と昔の入試問題は全く別物です。
もし、この問題が3分以内に解けるようであれば御子様に教える資格があると言っていいでしょう。当然、解答の方針もわからなくてはいけません。ちなみにこの問題は、中学で教わる『式の展開』を題材としており、面積図で解いていきます。ただ、ほとんどの父親が解けないのではないでしょうか?問題の本質も気付くことなく、解説を読んで教えているだけだと思います。当然ですが、それでは学生講師以下ということにお気づきでしょうか?一流の講師は問題の求めているものから追求していいきます。それと同じことが果たして中学受験経験者の父親はそれが出来ると勘違いをして子供に教えようとします。当然、その教え方はわかりにくいと思います。論理的に説明がなされていないからです。このような行為を過去問の時期に行うような父親は、まず中学受験で失敗します。理由は上記の通りです。もし、御家庭で当てはまるようでしたら今すぐにでも変えないといけません。つまり、
子供が変わる前に親が変わらなければなりません
我が子に変われと言う前に自分自身の行動を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?子供も父親に教わるとなると反発することが多いです。その原因を考えてみて下さい。耳の痛い話になりますが、子供が変わらないのは、親にも原因があると考えています。ように問題の本質もわからないいます。つまり、子供が変わる前に親が変わらなければならないのです。
また、このような父親の傾向として、自分が教えられると勘違いしています。何故なら、それは塾の講師を始めた学生講師が難関校の指導をいきなりやるようなものです。当然、結果も出ません。そして、その父親に共通することとして、
・説明をだらだらとして、考える時間を与えない
・根幹部分の説明をしないで型で解かせようとする
・専門性がないにも関わらず、全科目行おうとする
・流行の問題や傾向なども知らず、過去問などが全く解けない
その上、子供には問題が解けないと叱ったりします。その原因は自分にあるということをわかっていません。自身も問題が解けないのですから、
自分に出来ないことに対して叱らないこと
は極めて大切です。更に突き詰めると、それって塾は必要なんですか?ということになります。もし、それでも教えるというのであれば、教える前に5~6時間の予習は必要になるでしょう。そこまでする覚悟があるならば教えてもいいと思います。
私の経験の中ではこのような特徴の父親は四谷大塚系の塾に通わせている場合が多いです。それは予習シリーズのお粗末な解法が何となく理解出来てしまうことでしょう。予習シリーズのような中学受験の基本的なテキストな上にそれだけでは難関校には合格出来ません。その上、解法が全くダメです。そのようなテキストを用いて教えるのですから失敗するのです。そして、極めつけは、子供と同じで、
塾や家庭教師の言うことを聞かないこと
です。医者にこのままいくと死にますよと言われていて、言うことを聞かない方はいないと思いますが、それと同義です。ですから、子供も改善されないのです。子供に何かを言う前に自分自身の行動を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?
入試を塾だけでは乗り切れるのはごく一部の超優秀生だけです。つまり、塾任せにするのではなく、必ず 保護者の方がサポートをする必要があるというのが中学受験で成功するための秘訣です。
そして、合格する御家庭は必ず何かしらの手を打っています。これは絶対に他人には漏らしません。保護者の方自身で模索するしかないのです。御子様が頑張っている中で保護者の方も裏方に徹しないといけません。御子様以上に保護者の方も頑張らなくてはなりません。つまり、合格するのは塾の力などではなく、御家庭の力なのです。私などはただのきっかけにしか過ぎません。
今後は難関中の算数や理科の出題傾向や過去問の解説(これはアメンバー限定にすると思います)やおすすめの参考書や問題集などの記事も出していこうと考えております。無言申請は受け付けませんのでご了承下さい。
★著者紹介★
中学受験専門のプロ家庭教師(算数・理科)。大手進学塾時代は高い合格率を残しておりその合格率は85%を超える高い合格率を残してきた。合格率1位になることもあり、講師アンケートにおいても1位を獲得するなど高い評価を得る。その傍らで、志望校別コースの算数科目責任者を歴任し、テキスト作成や模試作成なども行っていた。高校入試においても大手塾在籍時には早慶高校附属の合格率が92%という高い数字を残している。算数、理科どちらの科目でも優秀な結果を出していた。
家庭教師においては90%以上の高い志望校合格率を誇り、どこの学校にも対応出来る講師。難関校入試に特に強く筑駒、開成、麻布、駒東、聖光、栄光、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリスなどに関しては極めて高い成績を残している。勿論、それ以外の学校の対策も万全に行う自信と経験を持っている。
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