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 こんにちは。こんばんは。おはようございますの方もいらっしゃると思います。理系の達人です。

 現在、私の著書(参考書・問題集)が発売中です。私がどのような指導をしてるのかのご参考になると思いますので、一度手に取って頂ければ幸いです。内容は小6の9月以降を想定した内容になっておりますが、最難関校を目標とする小5生でも解ける内容になっています。実際の入試の落とせない問題の難易度を知っておくには最適だと自負しております。一度手に取ってみて頂ければ幸いです。

 

 

 全国の超難関校で繰り返し出題されてる平面図形の問題の考え方を自ら使いこなせることを目的とした問題集です。超難関校対策とありますが、あらゆる受験生に必要な考え方が掲載されており全ての受験生が必要とする問題や情報が書かれた問題集となっております。解説部分は無機質な解説でなく、講師が前に立って授業をしているかのような感覚になることを目指して作成しているので、その問題の取り組み方や問題の背景、そして解説の際にしゃべることなども書かれております。一問一問を深く掘り下げて解説をしていますので、類題が出題された場合でも対応することが可能になります。

 

 今年度より四谷大塚の予習シリーズの改定が行われるのは御存知の方も多いと思います。今この記事を読んで頂いている方の中でも、予習シリーズを用いて受験に望む方も多くいらっしゃると思います。勿論、予習シリーズを用いた先取り学習などを行う予定を立てている方に関してもテキストの内容が改訂されることによって、学習の進度に変更が出てきます。現在、4科目の新しい予習シリーズが手元にありますが、今回は算数についての変更点や留意点、私の考え方をお伝えさせて頂ければと思います。なお、予習シリーズは小4から随時改訂していきます。完全に変わるのは新4年生(現小3生)が受験を迎えるときになります。ですから、先取り学習などを行う際はいままでの予習シリーズを用いた先取りでも問題ありません。

 

 今回は予習シリーズ4年上の算数の各教材の使用方法と1週間の流れについてお話をしていきたいと思います。私見になりますが一般的な考え方になると思います。ご参考になればと考えております。カリキュラムや教材の特徴などは以下を参照してみて下さい。

 

 以前の記事はこちらから ☞ 予習シリーズ4年上 算数 カリキュラム  予習シリーズ4年上 算数 教材の特徴と使用法

 

 予習シリーズを用いた1週間の学習としては以前にも書かせて頂きましたが、週テスト(YT)は必須と言えます。始めは負担になるからと言って敬遠される方も多いかと思われますがそのうち慣れてきます。最初はキツいと思いますが、週テストをペースメーカーとした学習計画を立ててみて下さい。サピックスなども同じ様な問題を何回も出題して定着を図っています。あれだけの実績のサピックスでもそうしているのですから、当然これはサピックス生以外にも当てはまります。つまり、中学受験の算数は1回解いただけでは定着はしません。ですから、

 繰り返しの演習を心掛ける

必要があります。何度も解いて見飽きたくらいの状態にしておくべきです。これを疎かにしてしまうと中学受験の最重要学年である小5以降の学習でも同様の姿勢で臨んでしまい、成績が伸びん悩んだりすることが多々あります。しかし、小4ということもあり小5以降の学習も考えて、

 時間に余裕を作る

べきです。少し位は遊ぶ時間があっても良いと思います。今からきついスケジュールを立てていくと、小5以降に破綻が必ずやってきます。その上で計算や漢字など毎日行うべきことを今のうちから根付かせておくべきです。予習シリーズの理科の学習法でも述べさせて頂きましたが、理科や社会の日々の学習も毎日の学習に組み込んでしまい、算数や国語を中心に学習を進めていくようにして下さい。

 

 小4理科のカリキュラムと学習法はこちらから ☞ 予習シリーズ小4上 理科カリキュラム 予習シリーズ小4上 理科の学習法

 

 予習シリーズを用いての学習の流れは以下の通りになります。基本的には繰り返しの学習がメインになると考えて下さい。

 

① 予習シリーズの該当単元の予習(例題、類題、基本問題) 1回目

 授業前日や授業前の土日などに行います。Cコースならば練習問題までやるのも可。B、Aコースならば基本問題までは解いて授業に臨むようにしたいところです。その際、全てを完璧に解けるようにする必要はありません。目的は授業を受けた際に

 何がわからないかを自ら把握する

ことです。その上でそのわからない部分を授業で解決してくるというスタンスで良いと思います。

    

② 授業→授業の復習 2回目

 授業では予習の時とは異なった解法を用いると思います(これが出来ない塾は辞めた方が良いと思います)ので、予習で解いた解法と授業での解法を比較して、教わった解法がいかに効率が良く楽なのかを学んできて欲しいと思います。もちろん、場合によっては解法が予習シリーズと同じものも少なからずあると思いますが、

 何故、そのような解き方をするのか?

という問題の根幹にあたる部分を理解して、納得することが授業の目的になります。そして、授業が行われたその日のうちに、授業で扱った問題に関しては必ず解き直しをするようにして、解法の定着をさせて下さい。その際、保護者の方が解法を聞いてあげたりするのも学習効果が高いです。夜遅くになっているかもしれませんが、必ずその日のうちにやるべきでしょう。

 また、予習シリーズの分量も多くなっています。全ての問題を扱えないことも想定出来ますので、授業で扱っていない問題に関しても取り組むようにして下さい。保護者の方のフォローが必須になってきますが、これをしないと成績は上がりません。YTでAコースだった場合、ずっとAコースのままで上がらないと思います。

    

③ 演習問題集(反復問題) 3回目

 そして別の日に演習問題集の反復問題の部分に取り組みます。反復問題は予習シリーズの基本問題、練習問題の数値替え問題です。

ですから、予習シリーズの内容が理解出来ていて解けることが出来ればすらすらと解けると思います。それでもわからない問題、解けない問題は理解が不十分であると言えます。その場合は予習シリーズまで戻ってもう1度問題を解いてみることで再定着を図ります。

 定着の悪い問題は繰り返し行うこと

が何より大切です。時間の目安は反復問題(基本)は10~15分、反復問題(練習)は20分位になります。

    

④ 演習問題集(トレーニング、実戦演習) 4回目

 週テストBAコースの場合は土曜日の午前中などを活用して総復習に用いてもいいと思います。難関校を志望している方は定着が良ければ飛ばしても構わないと思います。算数が苦手な場合は取り組んでおいた方が良いと思います。その他、各塾のオリジナル教材などもある場合がありますので併せて調整を行った方が良いと思います。ただ、オリジナル教材に関しては完成度は高くないと思います。そもそも、良い教材を作成する力量のある塾ならば予習シリーズは使わないと思います。

    

⑤ 最難関問題集

 上記の①~④までが完了している段階で扱える問題集になります。ほとんどの塾では授業中に扱うことはないと思いますので難関校志望の方は自力で解いていくことになります。当然1人で解くことは困難な問題が数多く出されていますので、

 保護者の方のフォローが必須

となります。つまり、保護者の方がどれだけ知っているか、解けるかによって大きく左右されることになり、これがそのまま学力に直結します。

大きな声では言えませんが、四谷大塚の解説なので合理的な解法が掲載されていない場合もあります。この問題集に取り組む上で極めて重要なことは難問に対する姿勢を身に付けることです。算数の難問は入試問題などもそうですが、

 問題を見ただけでは解答の方針が立たないもの

ばかりです。書き出したり、図形を探し出したりと試行錯誤を繰り返して始めて解答の方針が立ってきます。そのような訓練は一朝一夕では身に付くことはありません。長い時間をかけてようやく身についてくるものです。ですから、難関校を志望している場合は入試問題を保護者の方が実際に解いてみたりしてどのようなことが問われているのかを実際に確認してみて欲しいと考えております。その上でどのような対策を施せば、その学校の求めている要望に応え、入試本番で最高のパフォーマンスが出来るのかを考えてみて下さい。中学受験は12歳というまだ精神的にも成熟していない子供の試練です。その日の状態で合否は大きく左右されることもしばしばあります。

 難問を出題されても冷静に解答出来るようにしていく訓練は小4からしていった方が良いです。この問題集は難易度は高い問題ですが、算数そのものの持つ面白さや楽しさを肌で感じられるようにと作られていると私は思っています。また、難関校の入試は問題の答えだけではなく途中経過を評価する学校も増えてきています。

 自分の考え方や解き方を必ず書き残す

ようにして、他者に伝わる答案作りを心掛けていってみて下さい。

 上記の通り、難問が多く含まれていますので算数が得意な場合でも苦戦をするケースがあります。その場合、この問題集に時間を割くべきだと思いますので、①~④の中で削ぎ落せるものは削ぎ落していっても良いと考えます。まずは1週間の学習の流れを作るところからになります。

   

⑥ 週テスト(YT)

 その週の仕上げとして、土曜日に行われます。その単元がどこまで理解できているのかを確認するには丁度良いと思います。合わせて学習のペースメーカーのような役割も果たしてくれます。最初はきついと思いますが、徐々に慣れてきて学習のペースが掴めるはずです。先々までを見据えて授業を行っている塾は週テストの前の週にその回の内容扱っていると思います(これは塾や校舎によって大きく異なります)ので、学習に遅れが出ることはないと思います。まずはこのテストを目標に毎週の学習計画を立ててみて下さい。

 

 小4になると、今までとは異なり毎週の学習が一気に増えていきます。最初はかなりの分量に感じると思いますが、小5以降は更に増えていきます。毎週の学習も加速度的に難易度が上がっていきます。まずはこのペースに慣れてしまうことから始めてみて下さい。 

 

 算数の指導方針はこちらより ☞ 算数、数学 指導方針

 

 入試を塾だけでは乗り切れるのはごく一部の超優秀生だけです。つまり、塾任せにするのではなく、必ず 保護者の方がサポートをする必要があるというのが中学受験で成功するための秘訣です。

 そして、合格する御家庭は必ず何かしらの手を打っています。これは絶対に他人には漏らしません。保護者の方自身で模索するしかないのです。御子様が頑張っている中で保護者の方も裏方に徹しないといけません。御子様以上に保護者の方も頑張らなくてはなりません。つまり、合格するのは塾の力などではなく、御家庭の力なのです。私などはただのきっかけにしか過ぎません。

 

 今後は難関中の算数や理科の出題傾向や過去問の解説(これはアメンバー限定にすると思います)やおすすめの参考書や問題集などの記事も出していこうと考えております。無言申請は受け付けませんのでご了承下さい。

 

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★著者紹介★

 中学受験専門のプロ家庭教師(算数・理科)。大手進学塾時代は高い合格率を残しておりその合格率は85%を超える高い合格率を残してきた。合格率1位になることもあり、講師アンケートにおいても1位を獲得するなど高い評価を得る。その傍らで、志望校別コースの算数科目責任者を歴任し、テキスト作成や模試作成なども行っていた。高校入試においても大手塾在籍時には早慶高校附属の合格率が92%という高い数字を残している。算数、理科どちらの科目でも優秀な結果を出していた。

 家庭教師においては90%以上の高い志望校合格率を誇り、どこの学校にも対応出来る講師。難関校入試に特に強く筑駒、開成、麻布、駒東、聖光、栄光、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリスなどに関しては極めて高い成績を残している。勿論、それ以外の学校の対策も万全に行う自信と経験を持っている。

 今年度の入試の結果にも御期待下さい!!

 

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