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 こんにちは。こんばんは。おはようございますの方もいらっしゃると思います。理系の達人です。

 現在、私の著書(参考書・問題集)が発売中です。私がどのような指導をしてるのかのご参考になると思いますので、一度手に取って頂ければ幸いです。内容は小6の9月以降を想定した内容になっておりますが、最難関校を目標とする小5生でも解ける内容になっています。実際の入試の落とせない問題の難易度を知っておくには最適だと自負しております。一度手に取ってみて頂ければ幸いです。

 

 

 全国の超難関校で繰り返し出題されてる平面図形の問題の考え方を自ら使いこなせることを目的とした問題集です。超難関校対策とありますが、あらゆる受験生に必要な考え方が掲載されており全ての受験生が必要とする問題や情報が書かれた問題集となっております。解説部分は無機質な解説でなく、講師が前に立って授業をしているかのような感覚になることを目指して作成しているので、その問題の取り組み方や問題の背景、そして解説の際にしゃべることなども書かれております。一問一問を深く掘り下げて解説をしていますので、類題が出題された場合でも対応することが可能になります。

 

 今日は新小5(現小4生)の理科の学習方法についてお話をしていきたいと思います。各塾ごとに分けてご説明をさせて頂きます。算数に関しても同様に学習法を書かせて頂いております。下記、リンクより参照してみて下さい。

 

 新小5算数の学習法について ☞ こちらより

 

★全体を通して★

 中学受験の理科の学習においても算数同様に小5の間にある程度の内容を終えた上で、小6で総仕上げという形でカリキュラムが組まれています。小6では発展的な内容を行うことを考えると、小5の内は基礎固めを中心に進めていけば良いと考えます。まずは年間を通して、『コアプラス(全受験生向け)』『メモリーチェック(S60、YN65以上の方は必要ありません)』を一通り終えることは当然の目標になってきます。まだまだ未習の内容があると思いますので、該当単元を学習した際にそれらのテキストの該当部分を学習していけば良いと思います。少しずつですが、その積み重ねが大切になってきます。その上で理科の用語をそのまま暗記するのではなく、

 その現象の成立する理由を理解する 

という理科の本質の部分まで踏み込んだ学習をしていくことが極めて重要です。理由は明らかで、難関校の入試問題が塾のテキストに出ていないような内容をリード文に盛り込んできてそれについて考察させるような形式の出題をしてくるようになっているからです。ですから、調べたことがある内容が入試で出題された場合かなり有利になります。中学内容の理科は中学受験で出題される分野が多いので、それより先の高校内容まで踏み込んでみるという好奇心を持つことが中学受験で圧勝するのに必要不可欠であると言えます。そのような入試問題に対応するには、リード文の中に内容が書かれていますが、ある程度前提となる知識を知っているとかなり有利になるのは明白です。しかし、このような本質まで塾のテキストには書かれていなません。つまり、

 自分で調べたり、考察したりする

ことが求められます。その方法としては、中学・高校の先生方が入試問題を作成する場合に何を参考にして作問するのかを考えてみて下さい。自分の学校で使っている教科書や問題集を参考にして、中学受験生でもわかるように問題を説明するようなリード文を作成しているのです。ですから、中学入試の問題は中学内容から出題されることが多々あるわけです。しかし、それ以上の高校内容にまでなってくると塾のテキストで対応していることは稀です。これらの内容は自ら調べていく必要があるわけです。

 そのような考える方はリンク先を参照してみて下さい ☞ 理科の考え方 例

 

 そのような好奇心を探求するために、理科便覧(サピックスで配布しているもの)や理科辞典や理科用語集、図鑑などを用いると良いと思います。

 

 

 

 

★2月以降の学習方法(~3月まで)★

●SAPIX編●

 4年生の時に比べて内容は2倍近い量になり、毎週学習する内容の難易度がかなり上がっています。解説部分を原理原則まで理解し、理科資料なども活用することをまずはじめに行い、ある程度理解出来たら問題部分にチャレンジしていくと良いでしょう。特にテキスト改訂が行われてからは単元が重たくなっています。4年生で行った内容も繰り返し登場するのは言うまでもありません。関連性のある単元はシラバスを確認の上、小4のテキストを改めて読んだり、新小学問題集を解いた上で授業に臨むようにするだけで理解度が変わってくると思います。

 さらに算数同様5年生までに中学入試の全範囲を網羅しているので、毎週のペースは必然的に速くなります。夏期講習までは『生物』『地学』を中心に学習し、それ以降は『化学』『物理』がメインになってきます。宿題として課せられているテキストの練習問題は1日で行おうとせずに、

 毎日20分位に分割して行うように時間管理

をするべきです。くれぐれも土日にまとめて行うということはしないようにすることが肝心です。それでは知識は定着しないのは明白です。

 算数の時は削れる問題は削るような話をしたと思いますが、理科の場合はそこまで問題数が多くはないので、出来る限り

 全ての問題を扱うこと

を心掛けてみて下さい(ただし、応用問題は適宜行わないことも視野に入れておく)。そして、わからなかった問題はすぐに

 解説を見るのではなく自ら調べること

が大事です。生物や地学などはある程度自己完結できると思います。その際、理科資料などを見ても良いですが、理科が苦手な人は辞書代わりの参考書を1冊手元に置いておくと安心かもしれません。サピックスはテキストがバラバラなので調べたいものがすぐに調べられないという致命的な弱点があります。分野ごとに分けていたとしても探すのが大変なので、辞書があった方がいいでしょう。また、表紙の内容は極めて大切なことが出ていることも多く素通りしないようにして下さい。

 コアプラスを用いた小テストも随時実施されていきますので、コアプラスをしっかりやることが知識の定着につながります。その際、単語として覚えるのでなく、原理原則や派生知識なども合わせて確認してようにするといいでしょう。サピックスは基本的にカリキュラムに沿って進めていけばいいと思います。しかし、小6では物理・化学を中心に行うということもあり、生物・地学の抜けがある場合は要注意です。その場合は対策を打つ必要があります。

 

●早稲田アカデミー(四谷大塚準拠塾)編●

 予習シリーズでの学習内容が2倍程度に増えて毎日の負担がかなり増えるのがこの時期です。同時に多くの退塾者を出るのもこの時期です。予習シリーズも小5までに中学入試の全ての単元を終えるようなカリキュラム(一部未習単元が残ります)を組んでいますので、毎週の内容もかなり重たくなります。

 例えば、公立中学生が1か月位掛けて学習する内容を100分で学習するのですから、その授業進度は想像できると思います。ですから、授業前に『予習シリーズ』の該当単元を必ず音読した上で『演習問題集』の穴埋め部分は埋めておいた状態を作り出すことが大切です(答は写すのではなくて予習シリーズを調べてみるようにしないといけません)。それにより、

 分からない部分を把握して授業に臨む

ことで理解を深めていきます。

 そこまで行い始めて問題演習を行う土台が整ったことになります。理科は大問1問にかかる時間は短いのもありますので、出来れば持っているテキストや補助教材に関しては、全ての問題に触れておきたいところです。勿論、先程のサピックス同様に、

 毎日20分位に分割して行うように時間管理

することで定着をより深めていくことが出来ます。土日や課題提出の前日などにまとめて行うような事は極力避けるべきです。その際、

 週テスト(YT)をペースメーカーにする

ようにして、土曜日までにその週の内容を終えられるようにスケジュールを管理するようにしてみて下さい。

 また、早稲アカでは『理科の基本事項』という暗記のテキストを配っているのですが、これに落とし穴があります。率直な感想として、覚えにくいこと、図がないことが挙げられます。図がないのは致命的ですから、別の教材を用いた方が良いでしょう。サピックスで用いているような理科資料が1冊あると学習の効率が違ってきます。販売している書店もありますので、手に入れることは可能です。そして、この基本事項の確認テストを行いますが、テストを実施するのは夏以降になると思います。それでは学習した知識は夏まで放置されたままになります。ですから、御家庭で『コアプラス』や『メモリーチェック』を購入して予習シリーズの範囲と並行して学習していく環境を作るべきです。最初のうちは小4の復習ということもあるのでそこまできつくは感じないと思いますので、負担にはならないはずです。メモリーチェックならば、右ページを全て解けるまで何回も繰り返し演習をする。コアプラスは口頭で隙間時間を活用するなどして知識を擦り込んでいくとよいでしょう(口頭で行う際は必要なものは漢字で書くようにさせていくべきです)。

 また、早稲田アカデミーは学生講師が多いことでも有名なので、塾に任せっきりにするのは特に理科に限って言うと極めて危険です。そのほとんどが学生講師の可能性が高く、十分な知識を持っていない可能性が極めて高いです(理系の学生だとしても生物、地学に関する知識は薄いと言えます)。今までの経験から考えると、過去問をまともに解けない担当も数多く存在しています。当然、担当講師が扱う問題の重要性をわかっていないケースも多々考えられますが、御家庭でのフォローが必須と言えるでしょう。

 

●日能研編●

 今年度よりテキストが改訂されます。4年生の内容の2倍程度になりますが、小4までのテキストもそこまで内容が重たくなかったこともあり、そこまで分量が増えた感じはしないと思います。内容を2回に分けて行う回もあったりして、比較的スローペースで進んでいきます。内容もそこまで変化はしないと思います。日能研はあくまでも中堅校狙いの塾という立ち位置になります。ですから、難関校を第一志望としている場合はこの段階での転塾を考えた方がいいと思います。最初は追いつくのが大変だと思いますが、2~3か月位で慣れてくると思います。進度も他塾と比較してかなり遅いこともあるので、

 先取れるものは先取りをする

ようにして、テキストの内容を自ら進めていくべきです(難関校受験生の場合)。

 そして致命的な欠点として、図や絵がカラーではないことが大きな弱点として挙げられます。最近の入試問題はカラーで出題してくる学校もありますのでこれは大きな欠点と言えます。日能研から出ている『理科実験資料集』などもありますが、これは本当に欲しい情報が書かれていないので全く使い物になりません。ですから、サピックスなどで用いている『理科資料』や『予習シリーズ』などが手元にあると学習の効率も良くなると思います。白黒のテキストよりもカラーのテキストの方がモチベーションは大きく上がると考えます。未習単元も小6スタート時にかなり残っている状態ですので、毎週の学習内容を確実に定着させていって積み残しを無くしていって下さい。また、副教材では問題数が不足することがありますので、難関校を狙う場合は他の問題集なども合わせて行うと効果が高いと思います。また、他塾のライバル達はかなりペースを上げていることを忘れないで下さい。所謂、中堅校を目指している場合はテキストに沿って毎週の学習内容を理解していけばいいのですが、難関校志望となるとまた話は違ってきます。その上で『メモリーチェック』や『コアプラス』を用いて既習単元については知識の確認を行っていくようにするといいでしょう。メモリーチェックは右ページを出来るようになるまで繰り返し行うことで問題に慣れてしまうとよいでしょう。コアプラスは口頭で確認をしていき、原理原則まで考えていくような学習をしていくと良いでしょう。大切なことは

 メモリーチェックは小5のうちに終える

ことになります。当然ですが、他塾のライバル達はそこまで終わっている状態になります。また、隔週で行われる学力育成テスト(カリテ)をペースメーカーとして学習スケジュールを組んでいくのが望ましいです。

 2月以降も日能研は比較的時間に余裕がありますので、予習シリーズなどを用いて日能研の学習内容を先取りしていって学習時間の効率化をするべきでしょう。また、日能研では他塾で扱っている分野を扱っていない場合がありますので、その辺りも注意が必要です。

 

 以上が、新小5(現小4)の理科の2月以降の学習方法になります。ご不明な点はリンク先よいお問合せ下さい。学習相談→体験授業という流れで対応させて頂きます。宜しくお願い致します。

 

 入試を塾だけでは乗り切れるのはごく一部の超優秀生だけです。つまり、塾任せにするのではなく、必ず 保護者の方がサポートをする必要があるというのが中学受験で成功するための秘訣です。

 そして、合格する御家庭は必ず何かしらの手を打っています。これは絶対に他人には漏らしません。保護者の方自身で模索するしかないのです。御子様が頑張っている中で保護者の方も裏方に徹しないといけません。御子様以上に保護者の方も頑張らなくてはなりません。つまり、合格するのは塾の力などではなく、御家庭の力なのです。私などはただのきっかけにしか過ぎません。

 

 今後は難関中の算数や理科の出題傾向や過去問の解説(これはアメンバー限定にすると思います)やおすすめの参考書や問題集などの記事も出していこうと考えております。無言申請は受け付けませんのでご了承下さい。

 

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★著者紹介★

 中学受験専門のプロ家庭教師(算数・理科)。大手進学塾時代は高い合格率を残しておりその合格率は85%を超える高い合格率を残してきた。合格率1位になることもあり、講師アンケートにおいても1位を獲得するなど高い評価を得る。その傍らで、志望校別コースの算数科目責任者を歴任し、テキスト作成や模試作成なども行っていた。高校入試においても大手塾在籍時には早慶高校附属の合格率が92%という高い数字を残している。算数、理科どちらの科目でも優秀な結果を出していた。

 家庭教師においては90%以上の高い志望校合格率を誇り、どこの学校にも対応出来る講師。難関校入試に特に強く筑駒、開成、麻布、駒東、聖光、栄光、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリスなどに関しては極めて高い成績を残している。勿論、それ以外の学校の対策も万全に行う自信と経験を持っている。

 今年度の入試の結果にも御期待下さい!!

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