こんにちは、山口りかです。
知っていますか?
「もう!いつもそうなんだから~」って言って怒ると、
怒りは増すって。
子育て相談の際に、
「うちの子はいつも●●しないんです・・」や
「うちの子はいつも●●するんです・・・」
と話す人がいます。
「いつも」というのは「いつでも。常に。」と言う意味です。
そして、
「常に」の意味は
「どんな時でも。いつも。絶えず。です。
だから、
「うちの子はいつも●●しないんです・・」は、
「100%●●しない」ですし、
「うちの子はいつも●●するんです・・・」は、
「いつでも常に●●する」
ということですよね。
それは本当でしょうか?
そこで、私が質問をするのは、
「10回のうち何回当てはまりますか?」です。
例えば、
「うちの子はいつも体操服を脱ぎっぱなしにしています」
の場合、
「10回のうち何回当てはまりますか?」と聞きます。
1回でも洗濯かごに入れていれば、
「9回」となりますし、
もっとできていれば、
脱ぎっぱなしの回数は減りますよね。
出来ている時とできていない時の割合を明確にすると、
「いつも」ではないとわかり、
ネガティブな気持ちは減ります。
そして、
出来ていた時はどんなことをしていたかを考えます。
どんな風な接し方をしていたかどうか、
どこに洗濯かごを置いていたかどうか、
など。
そして、できていた時にやっていたことを繰り返すと、
相手はするようになることが多いのです。
ただ、
「10回のうち何回当てはまりますか?」
と聞いたとき、
答えられない人が多いのです。
その時は、
「最近10日間でどのくらいでしたか?」や
「思い出して数えてみてください」と
聞くことがあります。
それでも、思い出せない人もいます。
大抵の場合、
2~3回その状態が続いたら「いつも」と感じて怒っているからです。
人が頭の中で同時に考えられるのは、
「5プラスマイナス2個」です。
つまり、
人が頭の中で考えられるのは、
3~7個だけ。
最高でも7個の事しか考えられないのです。
だから、2~3回体操服が脱ぎっぱなしが続くと、
頭の中の半分以上は、
脱ぎっぱなしの体操服で占められてしまいます。
そしたら、怒りの感情が湧くのは当たり前ですよね。
客観的に対策を考えるためにお勧めなのは、
「記録すること」です。
例えば、自分や相手に改善して欲しい習慣がある場合、
1つを選びます。
そして、
それをした日、
しなかった日
を記録します。
記録すると、
思っていたほどやっていないことに気付いたり、
記録したことで客観的になって、
気にならなくなったり平気になることもあります。
それでも改善したいと思う時は、
記録を見ながら
「●●(=理想の状態)になるためにはどうしたら良い?」
と質問をして考えると、
アイデアが浮かびます。
このように、
記憶に頼るとネガティブな気持ちになっても
記録をすると落ち着いて対策を考えることができます。
よろしけば、やってみてくださいね。
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「イライラ母さん」と「にこにこ母さん」 その22
「イライラ母さん」は「記憶に頼ってネガティブになる人」が多い
「ニコニコ母さん」は「記録して考える人」が多い
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【今日の質問】
あなたを理想の状態にするために記録するとしたら、
今日は何を記録しますか?
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私は、2000年から23年以上、
延べ1万人以上の子育て中のお母さんから相談を受け、
アドバイスを行ってきました。
お母さんの笑顔が増えると、
子育ての悩みはどんどん解消されます。
「子育ての悩みが解消されたから、お母さんが笑顔になる」のではありません。
「お母さんが笑顔だから、子育ての悩みはすんなり解消され、子どもたちは健やかに成長する」のです。
そして、
「イライラ母さん」」の原因には特徴があり、
「ニコニコ母さん」でいられる共通点がわかりました。
つまり、
「イライラ母さん」原因を解消して、
「ニコニコ母さん」の共通点を取り入れると、
「ニコニコ母さん」になるということですよね。
そこで、
「イライラ母さん」と「ニコニコ母さん」の違いを1日1つずつ伝えていきます。
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