わたしが沖縄への移住を決めた海のスポーツ。

 

 

それが「フリーダイビング(スキンダイビング)」です。

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通常のダイビングと違い、「素潜り」=「一息で海深く潜る」スポーツです。

 

 

 

最近流行りつつあるスポーツなんですが、この点について自分なりの見解も交えながらまとめてみます。

 

 

 

私は「インストラクター」ではなくあくまでもライセンス保持者(PADIフリーダイビングOW)程度ではある。

でも、毎月海に素潜っている人間としての観点で「情報をまとめ」ておきます。

 

 

 

1)フリー(スキン)ダイビングとは何か?

 

 

 

一言で言うと「素潜り」です。

体一つで、一息で海へ潜る体験のことを指します。

 

 

 

 

 

 

2)スキューバーダイビングと何が違うのか? 

 

 

👉スキューバーダイビング

→タンクをつけて潜る。海の中でも息ができるので、海中にずっといれて魚や動物を観察できる

 

 

👉スキンダイビング

→タンクをつけて潜らない。体一つで素潜り。海中で息をしないので(息止めて潜るので)、ある一定の時間でしか海中にいられないが、その分海の世界をナチュラルに体感できる

亀にも近づけちゃいます。

 

 

 

 

 

3)フリーダイビングとは何か?

今、スキンダイビング以上に注目されているのが「フリーダイビング」です。

フリーダイビングは、スキン以上に本格的な「スポーツ(競技)」です。素潜りで水深何メートルまでいけるかを競う・・が原点です。

 

 

 

世界大会もあり、日本でも100m以上の深さまで潜る選手も増えています。 

スキンダイビングを安全に楽しめるようになるには、この「フリーダイビングをマスターすることが良い」とも言われています。

 

 

というのも「息を止める」という、人間にとってイレギュラー&生死を分ける行為を課すので「技術」が大事だからです。

 

 

そのための知恵とスキルを整理・体系化し・学び・身につけることができるのが「フリーダイビング」というスポーツ。

 

PADI、SSI、AIDAなどグローバルな指導団体があって、日本でも指導が受けられる環境とインストラクターがいます(日本では沖縄が主力)

 

 

スキンダイビングと違って「ライセンス」が設けられていて、知識と技能が深まります。 

 

 

右差しフリーダイビングで素潜り術を学んで身につけて…

右差しスキンダイビングで楽しもう!

 

 

という理解が良い、とも言われています。フリーダイビングを学ぶようになると「トレーニング」も受けられるので、素潜りの良い練習になります。

ちなみにスキンダイビングって、日本にしかない言葉だそうです。

 

 

 

 

4)スキンダイビングは水着で潜ればいい?

 

 

SNS映えがとても華やかなことから、スキンダイビングは「ビキニ」などの水着でいいんだよね!って風潮が流行ってます。 

 

が、本当は「水着は推奨していない」です。

 

 

海水浴の延長線上と誤解されやすいのですが、スキンダイビングで潜る場所は

 

 

水深5m〜10m近く、はたまた場所によっては水深20〜30m

 

 

のところがポイントだったりもします。

 

 

ダイビングポイントと同じ場所・一般的に海のリスクが高い場所が多い。

 

だから、基本は「ウェットスーツ」と「適正ウェイト(おもり)」着用が前提です。

水着の人たちで映えているは、実は「プロ」か「ライセンス保持者」「よほどの玄人」です。

 

 

 

あと水着の人たちはダイビングショップの「プロモーション用」の場合も多いと思います。

実際、プロほど(特にインストラクターで)水着で潜っている人・・・いないです。

 

 

 

プロは夏でもウェットスーツと適正ウェイトを身につけていますし、それを推奨しています。

あと何度も何度も海に潜るようになると、装備をした方が安全で楽になるので、ライセンス保持者も水着でスキンダイビングはやらなくなるかなー、ってのがフリーダイバーの人たちを見てても実感するところですね。

 

 

 

 

5)ウェットスーツについて

 

 

よく質問されているのを見かけるのですが、素潜りする際のウェットスーツはどんなもの?という点です。

 

 

まずスキューバーでありがちな「ドライスーツ」「5ミリスーツ」は基本着ません。

素潜りに適さず、浮力も強いので海中に入っていけません。

 

 

スキンダイビング(フリーダイビング)で推奨されるのは

 

 

冬→3ミリスーツ

夏→2ミリスーツ(あるいはラッシュガード類)

 

 

 

です。

 

 

 

また「フリーダイビング(スキンダイビング)に適したスーツ」があります。

 

 

それが「表生地はスキン・裏ジャージ素材」といわれるもので「上下セパレート」になってます。

「つなぎ」のスーツももちろんあります。

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(これがフリーダイビングの格好。フル装備)

 

 

プロや玄人になると「表も裏もスキン生地」を着たりします。ただ「表・裏スキン生地」は脱ぎ着が難しい(破れやすい)ので、一般的には「表スキン生地・裏ジャージ素材」を着ている人が多いでしょうか。

 

 

 

もともとスキューバーをやっている人でも、使うウェットスーツの種類が違うので、買い加える人が多いです。

 

 

 

 

6)スキンダイビングはどこでやれるの?  

 

 

「スキンダイビングのツアーを催行している」「シュノーケリングツアーでも素潜りに対応できる」マリンショップに問い合わせ、専用のツアーに参加しましょう。  

 

 

・スキンダイビング

・ツアー

 

 

というキーワードで検索してみましょう。

特にフリーダイビングのライセンスやトレーニング(講習)さえ受けていない人が、勝手に自分達で見よう見まねでスキンダイビング(素潜り)をやってはいけません。

 

 

溺れて死にます(笑。

 

 

海の事故に遭う99%以上が「海の素人」「自己流でやる人たち」です。

 

 

「自己流は事故る」がリアルにかつ簡単に発生するのが、海のスポーツです。

 

 

ましてやスキンダイビングは「息を止める」という、生死を分ける行為を身体に課すので、絶対に素人だけで行ってはいけません。

プロのインストラクター指導・監視下のもとで行うのが「必須」ですね。

 

 

じゃないと「映え」ないよ。

写真も撮れないよーってこと。

 

 

ちなみに写真は、マリンショップのガイドさん(インストラクターさん)が、撮って渡してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、これから「スキンダイビングしたい!」

 

「亀と水中で並行して泳げるようになりたい!」

 

「イルカと泳ぎたい!」

 

 

と思う方はぜひ参考に〜。

私もライセンス講習などを通じて強く思うのですが、とにかく海は「安全」を最優先で楽しむことが、かけがえのない体験と感動をもたらしてくれます!