痛快に家族愛が暴走する

渇き。 プレミアム・エディション(2枚組+サントラCD付)[数量限定] [DVD]/役所広司,小松菜奈,妻夫木聡

¥5,184
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暴走する父親、役所広司の振り切れた演技が続く。
狂った娘、小松菜奈はもう少し演技に説得力が欲しかったところ。でも及第か。
学園モノやサスペンス、コメディと様々な側面を見せながらも、後半、この映画は徹頭徹尾ホームドラマであることを貫いていたのだと気づくように構成されている。
家族愛が物語の原動力だ。

演出に凝りすぎて、前半は時系列がわかりづらく、脱落する人もいるかも。
ただ、中盤から加速度的に面白くなってくるので、通観をおすすめします。
オダギリジョーとの銃撃戦は見もの。
エンタメ性満点で、そこに不満はないけども、『告白』の衝撃は超えられなかったというところ。