現在は、パラリンピックが開催中なので、オリンピックで彩られたパリの街は、なんとなくオリンピックムードのまま、なんとなく華やかで、ついこの間、オリンピックが終わって、このオリンピックモードの看板や表示やマスコットなどが消えたら、なんか寂しく感じるかもしれないな・・とちょっと思っていたところでした。
しかし、オリンピックはオリンピック、いつまでもその特別なデコレーションが変わらないままなのも、それはそれで、また別の新しいもので彩られることが妨げられるので、お祭りはお祭り、期間限定だからこそ、よかったというのもあるだろうな・・とも思っていました。
ところが、なんとパリ市長が「エッフェル塔に備え付けられた五輪マークはオリンピック終了後も据え置きにする」と発表し、ちょっと驚いています。
すでにもうIOC(国際オリンピック委員会)の了承を得ているとパリ市長は説明しているものの、これには、賛否両論が起こりそうな気配です。
そもそも、エッフェル塔はフランスのモニュメントとして、シンボル的な存在です。パリオリンピック開催にあたって、エッフェル塔に五輪マークが設置されたことは、なんら異論はありませんでした。
しかし、それをオリンピック終了後も残すとなれば、モニュメントとしてのエッフェル塔の姿を変えるということになります。
私もこのオリンピックにあたって、今しか見られないパリの景色の一つとして、期間限定の特別な姿として、今だけ!と、五輪マーク付きのエッフェル塔の写真を撮りに行ったりもしましたが、まさか、その前のオリジナルのエッフェル塔の方が貴重な姿になってしまったとは・・なんか、少々、残念な気もします。
また、このアイディアは、観光客にも必ずしも評判がよくはないようで、「現在、オリンピック開催中のエッフェル塔の五輪はいいと思うけど、ずっとこのままのエッフェル塔を見たいとは思わない・・」という意見もあります。
最終的には、誰が決めるのかはわかりませんが、オリンピックが終わればもう終わり・・と言う方が潔い気がします。
一方、個人的には、エッフェル塔の五輪マークよりも、チュイルリー公園にできている気球の聖火台の方を残してほしいと思うし、こちらの方は新しくできたもので、何より、とても美しいし、こチラの方が、オリンピックの記念碑として、新たな観光名所になるのではないか?と思っています。
こちらの方は、国有地であるために、決定権は大統領にあるそうです。
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