ここ数日、お天気がよくなって(ちょっと良くなりすぎで暑いけど・・)、パリでのオリンピックの風景を見て歩いているのですが、まあ、街の中が(といってもオリンピックに関係のある場所ですが・・)華やかで、どこかウキウキとしている感じで楽しいです。

 

 もともと美しい街ではありますが、それがオリンピックのデコレーション?と上手く調和して、上手いこと街をオリンピックバージョンに変身させたものだな・・と感心しながら歩いています。

 

 いつもならば、そんなに人に道を聞かなくても歩けるのですが、現在は依然として道路の一部が閉鎖されていたり、またオリンピックのために設置されているものを見に行ったりするため、道を尋ねたくなるケースが多いわけです。

 

 そんな時でも、まず、街中には警察官はちょっと引くほどいるうえに、ボランティアもたくさんいて、駅にもおそらくRATP(パリ交通公団)の臨時職員と思われる人々がたくさん待ち構えているので困ることはありません。

 

 自分の方から声をかける場合には、フランス語で話すのですが、向こうからも「なにか困った事はありませんか?」などと声をかけてくれることもけっこうあって、そういう場合は英語であることが多く、このフレンドリーに英語で助けの手をのばしてくれる感じに驚いています。

 

 まあ、街中に配置されているボランティアは、ある程度、英語が話せるということで選ばれている人々であるとは思うものの、パリでこんなにたくさんのフランス人が親し気に英語で話しかけてくれる場面に私は初めて遭遇しました。

 

 また中でも10代後半から20代前半くらいの女の子たちの英語が想像以上に上手でびっくりしています。おそらく学生なんだと思いますが、考えてみれば、彼女たちにとって、同じような話を繰り返し説明するとはいえ、英語を話す良いトレーニングで、実に清々しい気持ちのよい女の子たちでした。

 

 そもそも、フランス語と英語は似て非なるものではありますが、読み方や発音は違ったりもするものの、重なる単語などもけっこうあって、日本人が最初から英語を学ぶよりはずっと楽なのではないか?なのに、なんでフランス人は英語を話したがらないのか?と思ったこともあります。

 

 以前はフランス人は英語を話してくれずに感じ悪く・・駅などで英語で質問している観光客に対して、「ここはフランスなんだからフランス語で話しなさい!」などとフランス語で言っているのを何度見かけたことか?本当に感じ悪いな・・と思ったことも一度や二度ではありませんでした。

 

 しかし、オリンピックで湧くパリ市内の様子を見ていると、もうそんなことはパリでも通用しないし、むしろ、若い子たちは、本当に感じがよくて、英語のレベルもなかなかなもので、なによりもオープンマインドな感じになって、以前の無駄にスノッブな感じのフランス人のいやらしさが全然、感じられなくなりました。

 

 もちろん、フランス語も大切ですが、このような世界の人が集まるような場ではやっぱり英語です。日常、ふつうに生活していれば、逆にあまり英語に接することはないものの、やっぱり、ここぞというタイミングでは英語も話してくれる若い優しい感じのよいフランス人が増えていることに「いいぞ!若者たち!」と応援したくなるのでした。

 

 

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