開幕まで1ヶ月を切ったパリオリンピックに向けて、ルーブル美術館とセーヌ川沿いのエッフェル塔を結ぶ水上タクシーが6月5日から運行を開始しています。

 

 これはセーヌ川を観光サービスの一部として有効活用したいという思いを込めたサービスで、午後2時から午後6時まで最大6人が乗船可能な水上タクシーがルーブル美術館とエッフェル塔間を運行します。パリの2つの主要な観光地、ルーブル美術館とエッフェル塔を訪れるのに最適な交通手段の一つであるとしています。

 

 予約はオンラインで24時間前まで可能となっており、予約すると5分以内にコンファームが届くことになっています。(Taxi Seine Paris)

 

 この水上タクシーは10台用意されており、観光客でも居住者でも利用できるとしていますが、なんせ、1回の利用で145ユーロ(約25,000円)とかなり高額です。最大6人乗ったとして一人あたり約24ユーロ、約4,150円・・。

 

 バトームーシュ(セーヌ川の遊覧船)の料金は、一人あたり17ユーロですから、かなり割高で、遊覧船気分で乗るとしたら、バトームーシュよりは、区間が短く物足りない気がしそうだし、タクシーとしたら、かなり高額だし、どっちつかずで中途半端な気もします。

 

 この水上タクシーだとルーブル美術館からエッフェル塔まで15分から20分程度だそうです。

 

 まあ、プライベート感を水上タクシーで楽しむとしたら、悪くはないのかもしれませんが、利用者が殺到する!という感じにはならないかもしれません。まあ、選択肢が一つ増え、バラエティが増えるという意味では悪くないかもしれません。

 

 パリ市は、ユネスコ世界遺産にも登録されていることもあり、このセーヌ川水域から見る記念碑などの歴史的建造物のある景観も観光の一つとして確立していきたい考えで、それに加えて、河川輸送は陸上輸送に比べて消費エネルギーが最大 4 分の 1 になるという環境問題への取り組みとしても有効であるとしており、セーヌ川を航行する 150 隻の商船のうち、40 隻がすでにエンジンを「グリーン化」していることもアピールしています。

 

 たしかに純粋に地上から見るパリの景観やバトームーシュのような比較的大きめな船から見る景観とも違い、6人乗りの比較的小型のボートの船上から見る景観は違って見えるかもしれません。

 

 予算に余裕のある方は、この水上タクシー、一度試してみるのも、珍しい体験になるかもしれません。

 

 この水上タクシー、パリオリンピック終了後も継続される予定だそうです。

 

 

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