娘が日本からパリに行こうかな?と電話で言い出した時、「来れるなら、おいでよ!パリに来るなら、その間、ちょっとでもいいからイタリアに行こうよ!」と、あっさり決めたイタリア行きは、今回は数日間、ちょっとだけ南イタリアをドライブすることにしました。

 

 パリに来てから、かなりビッチリ仕事続きだった娘はようやく時差ボケから回復しつつある段階の、お疲れモードです。

 

 パリからイタリアへの便は、オルリー空港から出る便が多く、今回もオルリーからのフライトでした。

 

 パリからイタリアへの便は、同じヨーロッパ間ということもあって、ほぼ国内線のような感じの扱いで、セルフチェックインをして、入口を通過する際もチケットの確認のみで、パスポートのチェックもなく、パスポートチェックは飛行機に乗る際のゲートでチラッと見せただけです。

 

 荷物検査を通るとき、係員の人がフランス語を話しますか? 英語を話しますか?と、フランス語で尋ねるところは、「フランス語のわからない人には、わからないではないか?」とふと思ったのですが、お客さんのリアクションを見て、フランス語にするか英語するかを判断しているようで、それはそれでなんとかなっているところは、面白いです。

 

 今回は予約を全て娘に頼んでおいたら、私のお財布に気を遣ってくれたのか?トランザビアという格安航空会社の便で、前回、急遽、イタリアからの帰りに取り直した便で1回乗ったことがありました。

 

 ところが、飛行機はオンタイムとなっていたにもかかわらず、結局、なんだかんだで1時間遅れ、(2時間のフライト予定で1時間遅れは、大きい)、仕方ありません。飛行機は1時間遅れでナポリに到着し、まあ1時間遅れで出たのだから、1時間遅れで到着するのは、ふつうです・・が、到着後、飛行機が空港と通路で繋がっていないため、滑走路付近からバスで空港に向かうのですが、そのバスが来ず、30分待ち。30分ほど経ったところで機長のアナウンスで、「ただいま、バスの運転手を待っておりますので、もう少し・・もう少しだけお待ちください・・」と。やっぱりイタリアだ・・。と思ったところで、ようやく運転手が来て、バスが来たと思ったら、1台では乗り切れずにさらに待つこと合計50分ほど。

 

 結局、2時間近く遅れて、そこからレンタカー会社までテクテクと二人で歩いていくと、今度は、レンタカー会社が何やら、大賑わい・・というより、大変な喧騒状態で、大人数の家族連れがなんだか文句をつけていて、車を替えてもらう交渉中、ようやく、別の車に落ち着くかと思いきや、今度は、体格のいいおばちゃんのお客さんが値切りはじめ、もう収集がつかない感じ。

 

 これまでにすでに大幅に飛行機が遅れているし、バスまでこなくて、イライラし、そのうえ、レンタカー屋でさらに延々と待たされて、とにかく、レンタカー屋さんも要領悪く、仕事が円滑に回るようになっていないために、「この人たちには、時間という概念が欠けている・・生産性悪すぎる・・」、娘と顔を合わせて、思わず、「これだから、フランス人がイタリアを下に見るわけだね・・」などといいながら、あまりイライラしても仕方ないし、もういい加減、疲れてきてしまって、呆然としていました。

 

 予約していたホテルには、チェックインの時間が決まっていて、夜20時をすぎるとサーチャージがかかるとかで、もうこれでサーチャージ確定です。

 

 それでもようやく車が借りれて、久しぶりのイタリアでの運転をドキドキしながら、始めると、まあ、なんと二人乗りのバイクが多くて、怖い怖い・・高速道路でもバイクがいっぱいです。そのバイクがけっこう無謀な運転で反対車線をセンターラインを超えて、車を追い越して通っていくのが恐ろしいです。

 

 でも、予定を大幅に遅れて、ホテルに着くと、受付というものがホテルと同じ場所にはなく、翌朝、鍵は、部屋に置いて行ってください。すでに予約時にネットで支払いは済ませているので、サーチャージ分と地方税?だかなんだかいうのを別に現金で支払えというので、なら、領収書を出してくださいと頼んだら、領収書は出せませんとゴネはじめ、翌日になって、そんなものはもらっていないと言われても困るので、こちらもつっぱねて折れずにいると気まずい感じ・・というか、こちらもどんどん疑心暗鬼になり、お金を受け取りながら、領収書は出せないってどういうこと?と完全にムッとしていると、相手も「自分だって、あなたたちが遅くなるのをずっと待っていた・・」などと言いはじめ、完全に「留守番を頼まれたおじさんのぼやき」しかし、それは、オーナーとあなたの話で、私たちには関係のない話です。

 

 結局、じゃあオーナーのところまで、一緒に行くなら・・、とオーナーの人が領収書は出してくれましたが、地方税の方は、明日にならないと領収書が出せないと言い張り、翌日、出発前に再び、そのおじさんがやってくることになりました。

 

 なんだかんだで、ようやく自由の身になったのは、夜遅くのことで、二人ともお腹がペコペコでしたが、もうあまりレストランを探し歩く元気もなかったので、とりあえず、なんとなく、ここでいいっか?という感じのレストランで食事をして、帰りにジェラートを食べて帰りました。

 

 部屋に帰ると、なんだか隣のホテルで大音量でのパーティーをやっていて、ええ??っとウンザリ・・。本当にさんざんな一日でしたが、明日からは気持ちを切り替えて、楽しく美味しく過ごそうと思います。ヤレヤレ・・。

 

 

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