本当に少しも気を抜けない世の中だと思うことが次から次へと起こります。ふつうにおとなしく暮らしていても、災難は向こうから次々とやってくるので、いちいち疑ってかからなければなりません。

 

 様々なことがSNSなどにより格段に便利なった反面、また、それに乗っかってやってくる災難も手をかえ品をかえ、次から次へと生じているのです。

 

 最近、とみに増えているといわれるのは、郵便物にまつわる詐欺行為のようです。

 

 ある日、突然、SMSに「荷物が大きすぎてメールボックスに入りません」というメッセージが入り、メッセージには、「配達を受け取るために新しい枠を選択してください」と記されています。

 

 これは、いかにもそれらしく巧妙な様相を呈して作られており、偽のMondial Relay(モンディアル・リレー)(最近、急拡大している配送システム)のリンクが付随しており、個人情報の入力が求められるようになっています。

 

 このメッセージは郵便配達員が直接送付しているように見せかけるために、携帯番号から発信されているために、信じ込んでしまう人がいるようなのですが、要は、銀行情報等の個人情報を収集するための詐欺です。

 

 フランスの配送事情は決して良いとは言い難かったのですが、ここのところ、新しい Mondial Relay(モンディアル・リレー)などの配送システムが普及してきたことで、ずいぶん改善されてきたような気がしていたのですが、やっぱり落とし穴もちゃんとあるようです。

 

 Mondial Relay では自宅への配送は行っておらず、中継地点か「ロッカー」と呼ばれるセルフサービスのロッカーにのみ配達しているため、配達途中に盗難にあうリスクもずいぶん減少しているのだと思いますが、今度は、その増加しているMondial Relayのサービスを利用した別の方法での犯罪が増えているということに、憤りを感じます。

 

 怪しいメッセージだと思ったら、絶対にクリックしてはいけないというのは、まず基本で、そのメッセージのリンクや携帯番号で検索すれば、詐欺事例が出てくるので、必ず確認する必要があります。

 

 また、フランスの場合、https://www.cybermalveillance.gouv.fr/のサイトに通報することもでき、また、このような詐欺事例の事案が出ているので確認することができます。

 

 最近、増えているのは、Mondial Relayを語っている詐欺のようですが、クロノポストバージョンもあるようです。

 

 冷静に考えれば、ポストに入らないからといって、Mondial Relayのロッカーに配達しなおしてもらうためにさらに追加の配送料金を支払うということ自体がおかしなことなのですが、ついうっかりしてしまう、特に高齢者などを狙った詐欺のようです。

 

 少なくとも、こんなメッセージが来たら、これは詐欺だ!ということがわかっていたら、それだけでも詐欺が回避できると思うので、今回は、一応、お知らせのつもりで書きました。

 

 

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