フランスは世界一の観光客数を誇る観光大国で、昨年も堂々、観光客数第一位にの座を獲得したことをマクロン大統領は誇らしげに公表し、特に今年は、オリンピックを機にフランスの美しさ、素晴らしさを大々的にPRして、さらなる観光業界の飛躍を期待しています。

 

 ここ数年では、2019年に観光客数約9,000万人を記録して以来、パンデミックのために、ガックリと低下していましたが、2022年には、約9,300万人(INSEE発表)と2019年を上回る好調な盛り返しを見せ、2023年分はまだ、はっきりとしたデータが出ていませんが、それ以上の数字が見込めるのではないか?と見ています。

 

 2024年はオリンピック・パラリンピックを控えている年でもあり、マクロン大統領は声高らかに1億人以上の観光客を!と宣言しています。

 

 1億人と聞いて、まあ、なんとまた大仰なこと!と思ったのですが、オリンピック・パラリンピックでは1,600万人以上の観光客を見込んでいるために、昨年、一昨年の数字を維持できて、プラス1,600万人を加えれば、1億人は下らない計算になるので、あながち大風呂敷を広げたわけでもないようです。

 

 

 

 マクロン大統領は、自らのSNSでこのフランス観光をアピールする投稿をして、フランスの観光業界を一層盛り上げていくことを宣言しています。なんとも、目がチカチカするような映像ですが、心意気は理解できます。

 

 フランスの観光収入は決して侮れないもので、フランスの年間観光消費額は、約2,000億ユーロ(約31兆4,000億円)、GDPの 約7.5%以上を占め、その 3 分の 1 は海外からの観光客によるものと言われています。

 

 また、この隆盛をもって、フランス政府は、毎年1億人の観光客を呼ぶフランスの観光業界をフランスのダイナミズムを示すものであるとし、観光客を呼び込むだけでなく、多くの海外投資家に対しても、さらなる投資を呼び掛けています。

 

 年間1億人といえば、フランスの人口の 1.5倍相当にあたるので、これだけの人々が、フランスに来てお金を消費していってくれるということは、凄いことです。

 

 今年は、オリンピック・パラリンピックもあるだけでなく、大惨事で焼け落ちたノートルダム大聖堂の公開も再開されます。

 

 ここのところ、工事のために不便な思いをすることも多いのですが、フランスが人気のある国になって、多くの人が訪れてくれることは嬉しいことです。

 

 以前は、「パリなんて、行ったことあるし・・もういいかな・・」などと、言われてしまうことも多かったのですが、ここ数年でパリもずいぶん変わりました。一度来たことがある人でも、見どころはたくさんあるし、昔なら、「ここはフランスなんだからフランス語で話せ!」なんて言われている観光客を見かけたのも、うそみたいに、多くの人が英語でも話してくれるようになりました。

 

 日本からだと、時間もお金もかかると思いますが、どちらも余裕がある方はぜひ、パリに来てください!

 

 

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