マクロン大統領の再選から、数日経って、新しい内閣の人事が早々に発表されるのだと思っていたら、マクロン大統領の2期目の正式な就任は5月14日ということで、じっくり地固めをするため、マクロン大統領は新体制の選択と決定に時間をかけることにした模様です。

 

 昨日、臨時にエリゼ宮に召集された閣僚理事会は、現政府の最後の理事会になるものと思われていましたが、政府のスポークスマン・ガブリエル・アタル氏は、「この理事会が最後ではなく、政府は、国にとって現在のすべての問題に関して必要な決定を下し続けるために活動している」と発表し、周囲を驚かせました。

 

 とはいえ、今回のエリゼ宮での昼食会を含んだ会合は、多くの特別感を含んだもので、閣僚が勢揃いし、エリゼの中庭が閣僚の到着に合わせて特別に開放され、庭園に隣接するテラスでは豪華なビュッフェも用意され、選挙後初の閣僚会議 ということで、みんな一致団結しており、選挙の勝利は政府の勝利でもあると、この政府の5年間の成果であった感謝と労いを感じさせるものであったようです。

 

 マクロン大統領は、閣僚に対して、デッキにとどまり、各々の仕事を続けなければならないと述べたそうで、現政府での閣僚会議は、任期ぎりぎりまで続くことになりそうです。

 

 今回の閣僚会議が最後だと思って参加していた閣僚の面々は「これが最後ではない」と言われた驚きをそれぞれに語っています。

 

 

 

 

 マクロン大統領は、今後の政府内の人事を立法運動の開始と同時進行させたいと考えており、それらを現政府の閣僚のチームで進めていく模様です。そして、その区切りのタイミングを5月8日というナチス・ドイツに対する戦勝記念日に照準を合わせて実行しようとしているとみられています。

 

 なかでも、大統領と最も密接に連携していく首相については、最も注目が集まっています。

 

 次期の首相候補について、マクロン大統領は、現在のところ、「社会問題、環境問題や生産性の問題に長けている誰かであろう」とだけ述べていますが、具体的な名前は挙げられていません。

 

 しかし、JDD(LeJournal du dimanche)が実施した世論調査によれば、フランス国民の74%が「女性を首相に任命してほしい」と望んでいることが明らかになっており、マクロン大統領がこの国民の声に耳を傾けるのかどうかが注目されています。

 

 もとより、閣僚人事に関しては、すでに現政権では、大臣だけだと男女8人ずつで同数ですが、首相と担当大臣、閣外相を含む32人全体だと女性が17人、男性が15人で総数では女性の方が多くなっており、意図的に女性を起用しようとしている感があります。

 

 首相となれば、またハードルが高いとも思われますが、あり得ないことでもないかもしれません。

 

 もっとも、今回の大統領選挙でマリン・ルペン氏が当選していたら、女性の首相どころか、女性の大統領が誕生していたわけですが、マリン・ルペン氏の場合、男性とか女性とかを超えた次元の人のような感じもしないでもありません。

 

 どちらにしても、マクロン大統領と強力なタッグを組んでいける人が必須となるため、それが男性であるか、女性であるかは、私個人としては、そこまで重要とも思わないのですが、この国民を背景に、さて、マクロン大統領がどんな決断をするのか? 楽しみです。

 

 

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