衝撃発言 第二弾 ~通夜の前日編~ | しくじり人生~私がシングルマザーになるまで~

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いろいろ過ぎ去った今だからこそ、ブログに何か残せればいいなと思って始めてみました。
一つのテーマに拘らず、いろんなことを書いていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

「あっ、もうこんな時間。そろそろ帰ろうかな」    



あっ
そーでしたそーでした



お母様のことで仕事を休んでいる合間に
チョロっと来てくれただけなので
そんなに長居はできません



お母様のことと上の子のことが重なり
憔悴していていた挙句の果てに
まさかの私にまでガンガン責められ………



きっと同情してもらえるかと思って話したのでしょうね
興奮していた私は今更ながら我に返りました




何もこんなタイミングで話さなくてもよかったかなと
散々ぶちまけた後の私は
なんか罪悪感にも似たキモチを覚えました



がしかし
後の祭りです




帰り支度を始めたマツモトさんは




「あーそうそう、それとさぁ………」
「…………あっ、いいや。時間がないからまた今度話す」



はっ?
何だかそういうのって気になります



えっ?何?



また今度
いやサクッとでも話してよ



そんな押し問答が続いた結果
障りだけ話し始めました



「上の子はさ、そんな感じでまあいいんだけど……」
「下の子も下の子でさー」





また子供のことか



なんだかもうここまで来ると
フツーに無感情で聞けちゃう私もいます
ただ単にお悩み相談にのってるだけのような………






「下の子高校三年生じゃん?」
うん



「結婚したいとか言いやがってさー」
えっ!



しかもマツモトさんのお話ですと
私立高校に入学したところまでは知っていたらしいです




がしかし




突然そんな話を聞かされたため
高校や進路をどーするつもりか聞いたところ



実は二年前に辞めていたらしいです………苦笑



えっ?



それって
マツモトさんだけ知らなかったってことなのかな?
そんなことってあるの?




なるほどー
ここでも嘘をつかれてたわけですね




なんとなくまたまた家庭の雰囲気が掴めましたけど……
そんな感じなのか………まあいいや






通信制高校に編入しているらしく
バイトもしてるようですし
そこまではまあある意味立派かなと………



「で、それいつ聞いたと思う?」
えっ………



この時点で薄々感づきましたけど



「お袋の通夜の前日」



上の子の衝撃発言があったために
便乗して今がチャンスと思ったらしいです




上の子の件でマツモトさんも
世の中全てが上手くいくわけではないということを
いくらなんでも悟ったのでしょうから



私の中では満足という言い方もおかしいですけれど



マツモトさんの禊としては
ピッタリかなというかなんというか………



そんな風に内心思っていました



子供のことって自分のこと以上に
苦しいことですからね………



そこに更に追い討ちですか………



それはそれはトリプルの悲劇のような感じで
相当メンタルやられたことでしょう



この日はそこまでしか
マツモトさんは話しませんでしたし



実際マツモトさんもパタパタ忙しく
それ以上のことはゆっくり聞いてないみたいで
後日もっと詳しく聞いてみるらしいです




なんなら何故か私にも報告すると言って
帰っていきましたけど………



実はこの下の子の件についてが
マツモトさんにとって
ホントの試練だったのかもしれません