罪と罰 | しくじり人生~私がシングルマザーになるまで~

しくじり人生~私がシングルマザーになるまで~

いろいろ過ぎ去った今だからこそ、ブログに何か残せればいいなと思って始めてみました。
一つのテーマに拘らず、いろんなことを書いていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

実親


長女にしたら祖父母……


やっぱりこういう時はなんだかんだ言いつつ
頼れるのは身内だけ……


珍しく私から電話をかけ
事情を説明し長女に電話を変わる……


結果


当たり前のことをコンコンと言われたらしく
明らかイラつき気味の長女……



まっ


こうなることは
わかってたことではあるんだけどね


電話を切った後暫くご機嫌斜めで
家の中が不穏な空気に包まれる……


もうなんと声をかけたらいいのやら……


策は尽きた感がある……
やっぱり私がなんとかしないとダメか……


また振り出しに戻る



私の思いつくことは全て言ったつもりで
これ以上言う言葉が見当たらない



四六時中いろいろ考えてはいるんだけど



今日話し合いしたくても
今日いるわけではないので
話せないイライラも募る



会えば嫌になるほど話し合いをするけれど
中々進展せずにこれまたイライラが募る


そうやって過ぎていく日々に焦りも出てくる



そんな中のある日の日曜日
珍しく子供達がいない休日を過ごしていた私



こうしてゆっくり一人で過ごすことはないので
むしろ何をしたらよいのかわからず



ある程度の家事を済ませたら台所のイスに座り
コーヒーを飲みながら一息つく


考えるのは長女のことばかり……



あっそうだ……



私はふと思い立って
通帳やら給料明細やら入れてある引き出しの
隣の引き出しを開けた



4つ程引き出しのあるその小箱には
その他に印鑑や手紙・保険証券など
大切なものを分けて保管していた



束にしてある現金書留の封筒を取り出し
台所のテーブルの上に広げてみる



毎年7月と10月に必ず送られてきていて
毎回2万円入っていたその封筒


メッセージも達筆で必ず添えてある


一つ一つ出して改めて読んでみる


『おたんじょうびおめでとう。らいねんは小学生ですね。おべんきょうがんばってね。』



『〇歳のお誕生日おめでとう。背も随分伸びたのかな?いつもいつも応援してますよ。』



『お誕生日おめでとう。もう中学生なんですね。体に気をつけて勉強と部活頑張ってください。』



『お誕生日おめでとう。高校生活は楽しいですか?夢に向かって頑張ってください。』



どんな想いで送ってきてくれてたんだろう
どんな想いで今まで過ごしてきたんだろう



今頃になってそんな想いで
封筒をにぎりしめながらメッセージを読む




子供の年齢に合わせ



読めるように平仮名にしてみたり
学校生活のことを気にかけてくれたり……



あの頃はササッと読んだぐらいにして
後は必ず子供達に
お返事の手紙を書かせてたけど



この頃は何度言っても
子供達が書かなくなっていたので



貰いっぱなしになってしまい
随分と不義理をしてしまっていた……



これまで過去のことなど振り返ることを忘れ
がむしゃらに前進のみでここまで来たけれど……



今の私は自分が選んできた道に
後悔やら迷いやら反省やら
一言では言い表せない感情がわく



遠く………
ホントに遠くに見えるあの時のこと
子供達の原点でもある



もしもあの時に戻れたら……



未来を知った今の私ならどうするのかな?


離婚自体は避けられなかったとしても
その後は別の道を選択するだろうな


もっとよく考えていたら……
もっと子供を主体に考えていたら……


感情のままに行動していた
あの頃の自分が恥ずかしいと思う



元義父母達と子供達を
切り離す必要もなかったのにな



なんてことをしてしまったんだろ
会える機会ぐらい作れば良かった


子供達にとっても元義父母にとっても
有意義な時間になったハズなのに……
いい影響はあったハズなのに……



それを奪ったのは……私だ



これまでの時間は巻き戻せない
償っても償いきれない罪



離婚した後に起こったことは
当然の報いだと思った時に



なんとも言えないキモチになった……



こうして自分が八方塞がりだからと言って


急に思い出すなんて
虫がよすぎるのはわかってる


自分のしてきたことを考えると
申し訳なさでもいっぱいになる


何を話す………?
長女の今の状況など言えるハズもないのに……


私は何をしたいのか?


でもやっぱり……


いろいろ考えたけど
落ち着いて話せるのは今しかないと思い


離婚して以来初めて電話をかけてみた……