しくじり人生~私がシングルマザーになるまで~

しくじり人生~私がシングルマザーになるまで~

いろいろ過ぎ去った今だからこそ、ブログに何か残せればいいなぁと思って始めてみました。
一つのテーマに拘らず、いろんなことを書いていきたいなぁと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

「もしもーし」
もしもーし



「(ため息)………」
えっ?



そこから暫く
またまた無言だったりため息のオンパレード



会ってる時はまだマシだけど
電話のそれって間が持たないというかなんというか………



そんなことしてるうちに
マツモトさんは家に到着しちゃうでしょうしね………




なんだか知らないけど、とりあえず、目ぇ見開いて気をつけて帰って
考えごとしてると危ないよ。事故るかもしれないし



言うのか言わないのか二つに一つなわけです



誰しも
他人には言いたくないことってあると思いますし
私は別に強制もしてませんし………




根本的に白黒派なのでグズグズしてるマツモトさんに
イラついてきたっていうのもありますけど




ある意味最上級の私なりの心遣いでもあるわけです




そして電話を切ろうと思ったところ
マツモトさんが久々に口を開きました



「いや………大丈夫」



えっ?
何が?



大丈夫じゃなさそうだけどね
その気になったら聞くし、言いたくないんなら別に言う必要もないし




「いや………大丈夫」



あっそー



そして深いため息を一度ついてから
意を決したかのように話し始めました



「まあ、下の子のことなんだけど」



だろうね


「結婚したいとか言うから、ちょっと詳しく聞いてみたんだよね」
あー、うん




「相手のオトコいくつだと思う?」
えっ?いくつ?



そこに何か問題でも?
なんかドキドキしてきた



「28歳」
あー、年上か



なんだ
そんなことか



ちょっと拍子抜けしたというか
その程度のことではさほど驚きませんでした



一歩間違えれば犯罪なんでしょうけど



恐らく私の場合
似たような場面を長女の時に経験しているので
免疫がついてしまったのかもしれません



まあ勿論



男女の数だけ恋愛のパターンがあるわけですから
わかったようには言えませんし
本人達のキモチが如何ほどかにもよるのでしょうけど



確固たるものがそこにあるのなら
まあアリっちゃーアリかなと……




ただの高みの見物のオバサン(私)は
そんな風に思うわけです



だって下の子が結婚したいって言うんだから
そんな話になってるんじゃないの?お互いに?
わかんないけど……



えっ?年齢差とかそういうことでマツモトさん悩んでたの?
「いや………まあそれはいいんだけど」



いいのかよ



「なんかね、相手はバイト先の店長なんだって」



あー、そういうことかー
でもさ、ちゃんと稼ぎもあるだろうからね




「…………」



詳しくわからないことに対して
余計なことを言ってはいけないと思い



きっと
バイト先の店長に手を出されたのが嫌なのかなぁ



と勝手に思ってフォロー的なことも挟んでみたのですが
なんかイマイチな反応のマツモトさん




いやーキモチはわかるよ
そのためにバイトさせてたわけじゃないだろうからね




わかるけどさー
どこが腑に落ちないのかな?



大事なのは本人達の本気度でしょうからね
心配なのはわかるけど………



やっぱり男親だからの?
わかんないけど………



えっもしかして
高校辞めて今すぐ結婚したいとか言ってんの?



「いや、そうじゃないんだけど」



じゃあなんなんだよー




万が一よ?
娘が幸せになれるのならいいんじゃないの?




と単純に私は思うわけです経験上



まあ無論
そんな簡単な話でもないということは百も承知ですし
そう思うまでには時間もかかりますからね




まあ早すぎると言えば早すぎるし
マツモトさんの心の準備の問題もあるのでしょうけど





「そいつ………そのオトコね………」



はい?
まだ何か?




そっからどのぐらいの沈黙が続いたのでしょうか……





だいぶ渋るマツモトさん
深い深いため息



溜めて溜めて溜めて
恐らく清水の舞台から飛び降りる覚悟で
こう言いました

























「結婚してるんだって」