わたしの母は、かなり固定観念が強くて、間違った知識を正しく説明しても聴く耳持っていません。
年老いた今でも、いや、長年その性格で生きてきたからこそ、今さら正そうとしても無理なのかも?
認知機能もかなり低下してるので、余計に短期記憶が無理だと思うけど、逆にいうと、今まで世の中うまく生きてこれたことが不思議です。

わたしが子供の頃、「ゼリー」の存在を知りませんでした。
学校に入り、給食にゼリーが出ると、食べると便秘になるから食べたらあかん、という母の根拠のないしつけがありました。
他にも、根拠のない教えが多々あって、でも、子供の頃って、親の言うことは絶対正しい的なルール、てあったように思います。
なので、当時バカだったわたしも、母の言うことを守ってた様に思います。

友達付き合いも、周りの噂と家庭環境、母の固定観念で、あの子とは遊ぶと頭が悪くなるからダメ、素行が悪くなるから電話も家に行っても連れてきてもダメ、というようなしつけがありました。
わたしが人からもらった手紙や友達との交換日記、全て母は勝手にチェックしていて、疑問に思たらわたしに聞いてきて、それで母が勝手に読んだ、てことに気づいていました。
わたしは、勝手に見られたり行動をチェックされるのが嫌で、でも、手紙類を隠しても母に見つけられていました。
母は、現代の言葉でいう「毒親」でした。

わたしは、成長するにつれて母との関係が窮屈になって、家を出たい!って思うようになりました。

わたしが外の世界に出た時、学校で得る以外の情報で初めて知ること、家の中のルールと違うことが沢山あって、とってもびっくりしたことを今でも覚えています。

…その後、わたしにも新たに家庭ができたけど、色々と家庭の事情があって、3年前から母とまた一緒に生活するようになりました。
老いた母だけど、根強い性格は変わらないままでした。

「和田アキ子ねー、あれ、男じゃけん。テレビで言よったんじゃけん。なんであなな格好でおるんじゃろ。」
「これ、(マツコデラックスを見て)、男じゃろ、気持ち悪い」わたしは、面白いから好き、と言うと、「何言よんで!気持ち悪いがね!」と、とにかく人の外見の悪口ばかり、それも、気についたことを5〜10分おきに何十回も言います、話題変えても。
身内の悪口も平気で言います。
親戚の集まりがあった時も、母の後ろにその人いてても気づかず悪口言うんです。
おかげさまで、父が他界してから、母は誰からも相手にされなくなりました。

母は、自分の欲求が満たされないと、わたしが仕事であろうが2階の自分の部屋にいてようが、母の目の前にわたしが見えてないと、かまわず電話をかけてきて、着信が何件も入ります。
かけ直すと、「寂しい」と言う時もあるけど、だいぶん時間が経過してからかけ直すと、自分で電話をかけたことすら覚えてなかったりします。

今朝は、湿布を背中に貼って欲しいというから貼ろうとすると、肌着の上に貼ってと言われました。
これはカイロちゃう、と、湿布の効能も説明したけど、頑固です…

可愛い性格で、可愛いボケちゃんになるならいいけど…
正直、母は性格可愛くないです。
そんな、わたしへの依存が強い母との生活、めちゃくちゃメンタルが疲れます………