20240212


僕、早くあいつらのところへ行きたいんだよ。


なんで、この道で工事なんかしてるんだよ!


ついさっきの体験には、驚いたけど…。


さっき僕は、自転車じゃなく、大型の何かに乗っている

ような感じでさ、いきなり動いてさ。

そしたら、穴が空いたとこにおじさんがいて、

踏んづけたようで、あーっ!と驚いたら、

僕は、いつもの自転車に乗っていた。

そして、いつも遊び場所に行く道の途中にいた。


あっ、あいつら、みんなで田んぼの中にある

アスファルトの道を自転車で走ってる。

早く、あいつらの後ろに行きたいのに、

なんで、この道、工事ばかりしてるんだよ。


さっき工事してた場所は右側だったから

避けたのに、なんだよ今度は左側?

なんなんだよ。


僕は、ふと人の気配を感じて見上げた。

なんか手首よりちょっと上まで、遠山の金さんより

小さい桜のような絵がたくさんあるおじさんが

なにかの上に立ち、僕を見下ろしてた。

怒られるかな?

腕の絵があるから、怖い人に見えるのに

怖く見えなかった。

しかも、なにも言われなかった。

睨まれているわけでもなかった。

なんか、パパが普通に僕を見る感じと似ていたかな?


それより、早くあいつらんとこへ、行かなきゃ。

あっ、左側に置き石が何個かあるし、箱もある。

ここを自転車で通って、あいつらに追いつかなきゃ。

あっ、バランスが…。


「通れないよね、この道。石のおっきいものや、

ビール瓶ケースの箱とかがそこにあるけど、

不安定だなぁ。じゃあ、この自転車担いであっちに行くか!

あれは、小学生男子のチャリ族?それとも、

グランドに行ってるのかな?ねぇ、みんなが

自転車で行った場所に君は行きたいの?」


えっ、だれ?僕の知らないおばさんの声がする。


『すげぇなぁ!』


今度は、パパくらいの人の声が聞こえてきた。


もしかして…あいつらに置いていかれたのかな?僕…。

なんでだろ?なにがいけなかったんだろ…。


でも、この声だけおばさんだったら、

あいつらに追い付くように手伝ってくれるのかな?


僕の意識は、そこで途切れたんだ…。

そうだ、水のある大きい溝に自転車で落ちたんだった。


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おばちゃま、開花しちゃいました?

~りかおばちゃまの日記~


 rikachima0925


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