【ダマスクローズ🌹】

先日、うちに国連UNHCR協会の(国連難民高等弁務官事務所)報告が届きました。
その昔、定期的に私が寄付をしていた事もあり、今でも報告を郵送してくれています。

報告書の表紙の写真は、シリア難民のサレムさんのご一家です。

紛争で故郷を後にしなければならなかった時、サレムさん達家族が、大事に育てていたバラの種を持って逃げたそうです。

故郷のダマスカスで、一家は古代から伝わるダマスクローズを育てて生活をしていました。

避難先のレバノンでも、仮設住宅裏の畑でジャムやシロップ用のバラを育てて家計を支えているのだそうです。

八重州地下街で、会社帰りの私に、初めて声をかけて国連UNHCR協会への寄付を依頼してきたHさんは、とても若い女性でした。

大学を出てすぐUNHCRとして、紛争地帯の難民キャンプで仕事をしていると、いきいきと話してくれました。

「難民キャンプには人しかいないわけではなく、学校も商店街も農地も工場も病院もあるのです(^o^)
私がいた難民キャンプは、一つの町であり、コミュニティを形成していました。
子どもは勉強していますし、大人達だって働いているのですよ!
そんな彼らを支援するお手伝いをしてください。」

当時、私は派遣社員で、そんなに余裕があるわけではなかったですが、Hさんの熱弁にほだされて少額ですが寄付をしました。
また、独裁政権や軍事政権下で拘束監禁されている政治犯の釈放を求める意見ハガキを、海外に郵送したりしていました。

いまは、特に寄付はしていませんが、報告書が郵送されてくると、Hさんの笑顔と共に難民の方を考えたりします。
また、日本国内でも入管などで不当な扱いを受けている外国の方や、パスポートを取り上げられて最低賃金より低い賃金で働かされている実習生の方々を思い出します。

何とかしなきゃ、何とかしたいと思います。