というわけで昨日の続き 翌日
サエコ『上陸!仙台まで高速だよ、キムチャンとこは下りたら直ぐだよ』
キム『たぶんわかるよ』
サエコ『途中休憩して朝ごはんね』
キム『はーい』
そして
リフト『ブーン!』
サエコ『これはすぐ下りるな、キムチャンはどうかな?』
キム『終わった?』
サエコ『は!?今下ろし始めた所だよ?終わったの?』
キム『みんな手伝ってくれてあっという間に』
サエコ『さすが素敵なお姉さん』
キム『サエコチャンこそ~』
サエコ『誰も手伝ってくれないけどな』
その頃
シビック『ブーン!』
フチコ『トラック買うんですか?』
サキ『ワンナップレンジャー』
メグ『持ってるだろ、良いのあればな、作戦がある』
フチコ『どんな?』
メグ『とりあえずウチで使えそうな程度良いお手頃なのを1台買う、常務が絶対「こんなんで良いのか?」と言う、ウチの機嫌を取りたくて仕方ないから、そこでワタスらはみんな揃って「無駄な経費を使うと専務に延々ネチネチ言われる、性格悪いから運転手が当て逃げする、どうせ良い車買っても専務に取られる」と言い続ける、常務は専務に言う、すると専務は「メグさん、ネチネチなんて言いませんから好きな車を買って下さい」言う、マジですげえ高い車を2~3台買う、専務ネチネチ言う、一斉攻撃、専務出禁にすると脅す、仕方なく買う、買わなきゃマジで出禁にする、別にあんなヤツいらん』
フチコ『すげえ』
サキ『とりあえず200万ぐらいのだ、新人か倉庫組に乗せるのだな』
メグ『ショウに乗せる、2トン無くなったから浮いちまう、カズとオノコも4トンで考えなきゃならん』
サキ『マジでひでえ、マジでムカつく』
フチコ『今回はあり得ないね』
というわけで
中古車屋『…』
サキ『お!』
サキ『エサ屋仕様グラプロ』
フチコ『かっこいい!』
メグ『黙っててもこんなのそろそろ本社から来る』
フチコ『こっちのグラプロウイングは造りボディだ!』
サキ『ウチにも造りボディプロフィア来たろ』
グラプロ『…』
フチコ『これ冷凍車じゃない』
サキ『ドライウイングで造りボディ?』
メグ『良いフリこいたバカ会社のだな』
レンプロ『…』
サキ『どっかの運送屋のカラーだな』
フチコ『6200箱のレンプロバン、でも赤シャシに角3連テール』
サキ『サイドバンパーも良いのだ、このまま乗れる』
フチコ『でもキャビンはメッキもエアロバンパーも無い、事故車?』
メグ『たぶん、こんな運送屋がこんな架装しねえな、調べて程度良けりゃエサにする』
サキ『これいくら?』
中古屋『150万です』
フチコ『安!』
サキ『バンだしな』
メグ『事故車だべ?メーターも交換?』
中古屋『中古キャビン交換してますが距離は実数です』
メグ『ウチのカラー塗ってエアロバンパーとコーナーとフェンダーメッキ、純正バイザー付けて150、こんな怪しいの売れない』
中古屋『メグさんとこなら良いですよ』
メグ『よし、じゃあ本命探すか、実はもうツバ付けてる』
その頃
キム『終わった終わった』
サエコ『じゃあ陸前高田まで走るよ、着いたら休憩で』
キム『はい』
というわけで
メグ『この2台』
フチコ『レンプロと新型レンプロ!』
メグ『新型はもちろん全然走ってないが、こっちも2年落ちだ』
サキ『2台で2000万か?』
メグ『そこまでしない、専務の弟さんの車の半額ですよ』
フチコ『これは面白くなるぞ』
つづく