というわけで昨日の続き 翌日
カナエ『ありがとうございました』
集荷先『お願いします』
叶観光『ヒュヒュヒュ!』
カナエ 『良いお客さんじゃん、愛想良いし倉庫もキレイだし荷物は軽いの5個だけ、それを怒らせる本社は大したもんだね、どんだけ遅く行ってたんだ?』
叶観光『ヒュヒュヒュ!』
カナエ『お?』
ファイター『…』
カワ『グッスリ』
カナエ『短い足上げて寝てるわ、いや寝てるじゃん、何も態度改めてないね』
叶観光『ヒュヒュヒュ』
カナエ『運転席に横付けして、業務命令だからやりますよ』
ファイター『…』
叶観光『ヒュヒュヒュ』
カナエ『おはようございます』
叶観光『ピャアァァァァァァァァァァァァァァァ!』
カワ『ビクン!ビクン!』
カナエ『エア無くなるまで鳴らせって、吹かせばエア無くならないから困っちゃうね』
カワ『ゴロン!』
カナエ『落ちた、止めるか』
カワ『ビクン!ビクン!』
カナエ『おい!』
カワ『はい!』
カナエ『人に仕事押し付けて昼寝したら気持ち良いだろ?』
カワ『いえ!あの』
カナエ『お前専務に何か言われなかったか?あ?ウチ上等かテメエら?』
カワ『すいません!』
カナエ『テメエらその気ならこっちも黙ってねえぞ、本社の車を無差別にやっちまうからな、覚悟しろ』
叶観光『ヒュヒュヒュ!ヒュヒュヒュ!』
というわけで
叶観光『ヒュヒュヒュ!』
トン『カナエチャンですね、カナエチャンは笑いながら殴るタイプです、トンチャンは好きです』
カナエ『デブ、デーブデブデブ』
トン『犬を呼ぶように呼んでくれます』
専務『カナエさん、ちょっと良いですか?』
カナエ『はい?』
専務『さっきお客さんの所で何かしませんでした?』
カナエ『集荷』
専務『その後です』
カナエ『チクりやがったかあのミニ父ちゃん?』
専務『お客さんから何事かと通報がありました』
カナエ『業務命令だから仕方ありませんね、そりゃやりますよ』
専務『メグさんの指示ですね?』
カナエ『あんね専務、アイツ足上げて寝てたけど?ウチらは怒るけどアイツは良いんだ?お客さんの前でハンドルに足上げて寝るのは良くて、チャーター時間内に寝てるのを注意するのはダメなんだ?』
専務『いや』
カナエ『本社のヤツらは完全にウチらナメてるよね?専務もね?』
専務『そんな事はありません』
カナエ『じゃあ何でアイツ足上げて寝てんの?ウチらに走らせて本社のヤツは何で寝てんの?ねえ専務?どうなんさ?あたし間違った事言ってる?あたし朝っぱらか走ってんだけど?何で朝遅いミニ父ちゃんは寝てんの?ねえ専務?』
専務『いや、それはですね』
カナエ『だいたい専務もナメられてんじゃん?それとも言ってないの?完全にウチらナメてるよね?どうなんさ?メグさん悪者にして解決する気なんだろ?メグさんは警告しただけだろ?本当にやらなきゃならない事になった方が断然おかしいだろうが!何とか言えや!』
常務『どうしたのカナエチャン?ね、聞いてあげるから、ね』
カナエ『黙ってりゃ良い気になりやがって!鬼の首取ったみてえに勝ち誇ったツラして、メグさんの指示ですね?だと?メグさんの警告聞いてたんだろうが?あ?』
常務『そうですね!カワが悪い!カナエチャン!コーヒー飲もう!おじさんとコーヒー飲もう、アメ玉あげるから、かっこいいラッパもあげるからね』
つづく