虎ガール22 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけで昨日の続き 翌日

カナエ『ありがとうございました』

集荷先『お願いします』

叶観光『ヒュヒュヒュ!』

カナエ 『良いお客さんじゃん、愛想良いし倉庫もキレイだし荷物は軽いの5個だけ、それを怒らせる本社は大したもんだね、どんだけ遅く行ってたんだ?』

叶観光『ヒュヒュヒュ!』

カナエ『お?』

ファイター『…』

カワ『グッスリ』

カナエ『短い足上げて寝てるわ、いや寝てるじゃん、何も態度改めてないね』

叶観光『ヒュヒュヒュ』

カナエ『運転席に横付けして、業務命令だからやりますよ』

ファイター『…』

叶観光『ヒュヒュヒュ』

カナエ『おはようございます』

叶観光『ピャアァァァァァァァァァァァァァァァ!』

カワ『ビクン!ビクン!』

カナエ『エア無くなるまで鳴らせって、吹かせばエア無くならないから困っちゃうね』

カワ『ゴロン!』

カナエ『落ちた、止めるか』

カワ『ビクン!ビクン!』

カナエ『おい!』

カワ『はい!』

カナエ『人に仕事押し付けて昼寝したら気持ち良いだろ?』

カワ『いえ!あの』

カナエ『お前専務に何か言われなかったか?あ?ウチ上等かテメエら?』

カワ『すいません!』

カナエ『テメエらその気ならこっちも黙ってねえぞ、本社の車を無差別にやっちまうからな、覚悟しろ』

叶観光『ヒュヒュヒュ!ヒュヒュヒュ!』

というわけで

叶観光『ヒュヒュヒュ!』

トン『カナエチャンですね、カナエチャンは笑いながら殴るタイプです、トンチャンは好きです』

カナエ『デブ、デーブデブデブ』

トン『犬を呼ぶように呼んでくれます』

専務『カナエさん、ちょっと良いですか?』

カナエ『はい?』

専務『さっきお客さんの所で何かしませんでした?』

カナエ『集荷』

専務『その後です』

カナエ『チクりやがったかあのミニ父ちゃん?』

専務『お客さんから何事かと通報がありました』

カナエ『業務命令だから仕方ありませんね、そりゃやりますよ』

専務『メグさんの指示ですね?』

カナエ『あんね専務、アイツ足上げて寝てたけど?ウチらは怒るけどアイツは良いんだ?お客さんの前でハンドルに足上げて寝るのは良くて、チャーター時間内に寝てるのを注意するのはダメなんだ?』

専務『いや』

カナエ『本社のヤツらは完全にウチらナメてるよね?専務もね?』

専務『そんな事はありません』

カナエ『じゃあ何でアイツ足上げて寝てんの?ウチらに走らせて本社のヤツは何で寝てんの?ねえ専務?どうなんさ?あたし間違った事言ってる?あたし朝っぱらか走ってんだけど?何で朝遅いミニ父ちゃんは寝てんの?ねえ専務?』

専務『いや、それはですね』

カナエ『だいたい専務もナメられてんじゃん?それとも言ってないの?完全にウチらナメてるよね?どうなんさ?メグさん悪者にして解決する気なんだろ?メグさんは警告しただけだろ?本当にやらなきゃならない事になった方が断然おかしいだろうが!何とか言えや!』

常務『どうしたのカナエチャン?ね、聞いてあげるから、ね』

カナエ『黙ってりゃ良い気になりやがって!鬼の首取ったみてえに勝ち誇ったツラして、メグさんの指示ですね?だと?メグさんの警告聞いてたんだろうが?あ?』

常務『そうですね!カワが悪い!カナエチャン!コーヒー飲もう!おじさんとコーヒー飲もう、アメ玉あげるから、かっこいいラッパもあげるからね』

つづく