ハッピーライダースピードウェイ7 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

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スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけで昨日の続き



CBR1000RR『フアァァァ!』

ニーソ『人のバイクを仮面ライダーとかよく言うわ、自分は思いっきりサイクロン号じゃねえの』

YZF-R1『コアン!コアン!フアァァァ!』

ニーソ『ストレートとコーナーの繰り返し、オホーツクはバイク乗りの全ての要素が試される』

CBR1000RR『フアァァァ!』

ニーソ『並んできた?やっぱり頭おかしいライダーか』

CBR1000RR『コアン!パパパン!キャアァァァ!』

ニーソ『この高速コーナーをテールスライドで抜いて行く?ゾクゾクするな』

CBR1000RR『フアァァァ!』

ニーソ『ストレートスピードは向こうの方が伸びる、え?』



ZX-14R『ドシャアァァァ!』

ニーソ『ナッツさん!?いくらなんでもこのニンジャ速すぎだろ?は?』



ハヤブサ『ドシャアァァァ!』

ニーソ『ニンジンチャンまで?あんな女の子っぽいニンジンチャンが?』

ZX-14R『キャアァァァ!』

ハヤブサ『キャアァァァ!』

ニーソ『すげえ』

YZF-R1『フアァァァ!コアン!コアン!』

ニーソ『クソ!ミスった』



CBR1000RR『マッ!』

ニーソ『マルクさん!?一瞬のミスを見逃さない?あんなかわいい子に並ぶ間も無く抜かれた』

ミラー『キラーン』

ニーソ『真後ろにトーコさん、初心者のトーコさんが、あたしに』

CBR1000RR『フアァァァ!』

ニーソ『落ち着け!落ち着け!あたしはミスると崩れるのは解ってる』



CBR1000RR『ドシャアァァァ!』

ニーソ『立ち上がりで抜かれた、初心者に』

YZF-R1『マッ!』

ニーソ『このスピードで?こんな経験初めてだ、信じられない』

CBR1000RR『フアァァァ!』

ニーソ『向こうも猫被ってたのか、しかもみんな超一流』

YZF-R1『フアァァァ!』

ニーソ『付いて行くのがやっとだ』

CBR1000RR『フアァァァ!』

ニーソ『トーコさんが初心者?どこにこんなキレイなライディングフォームで走る初心者居るんだ?』

CBR1000RR『フアァァァ!』

直線『ツルーン』

ニーソ『結構長い直線なのにトーコさんの前に誰も居ない、やっぱりトーコさんは初心者なのか?彼女たちの中では』

YZF-R1『マッ!』

ニーソ『8年バイク乗ってこんな屈辱初めてだ、あたしに勝てるヤツは居なかった、男にも負けなかったのに、初心者のお姉さんに負けてる』

CBR1000RR『コアン!コアン!』

ニーソ『止まるのか?みんな居る、止まりたくない、逃げ出したい』

YZF-R1『コアン!コアン!』

ニーソ『今逃げると負け犬のままだ、みんなから吸収してリベンジしてやる』

YZF-R1『コアン!』

イブ『思ったよりやるじゃないのカワイコチャン』

ナッツ『若者は元気だね~』

ニーソ『いや、すいません』

マルク『あれ?落ち込んじゃった?仕方ないからね、みんなバイクバカだから』

ニンジン『私も19の時からここで鍛えられてるからね』

ニーソ『初心者のトーコさんにも負けた』

ナッツ『大丈夫だよ、初心者って大型初心者だから』

トーコ『ちゃんと教育を受けなきゃこんなバイク乗せてくれないのよ』

イブ『いや、お前は十分速いよ、あたしらが速すぎるだけだからな』

ナッツ『でもウチにはもっと速いのたくさん居るからな』

マルク『30~40人ぐらいね』

トーコ『ミスるとダメになるタイプでしょ?』

ニーソ『はい』

ナッツ『なんだ繊細なんだな、あたしは人生ミスってるのに』

イブ『ションベン出るか?』

ニーソ『大丈夫です』

イブ『じゃあサロマまで一気に走るぞ』

ニーソ『はい!』

マルク『あたしらは別に速く走るために教育されてるわけじゃないからね、バイクで生き残るためだよ』

ニンジン『君が死んだら、悲しむ人がたくさん居るぞ、もちろん私も』

ナッツ『大丈夫だ、ニーソはそんなレベルのバイク乗りじゃねえ、ただ、あたしらをちょっとナメてたろ?』

ニーソ『ちょっとです、同じかちょっと遅いかぐらいだと』

ナッツ『帰ったら教育が必要だな』

マルク『色々教えてあげる』

ニンジン『今から教育スタートしちゃう?』

トーコ『コワ』

イブ『よし!サロマまでニーソ先頭』

ニーソ『え?』

イブ『みんなが安全に走れる速度で引っ張れ』

ニーソ『250ぐらい?』

ナッツ『そんなに出るわけないじゃない!』

ニーソ『出てました』

イブ『宿には6時までに入れば良いんだよ』

マルク『あと3時間半ある』

ナッツ『40キロで良いな』

ニンジン『でも早く着いてお風呂入りたいね』

ニーソ『え?いや』

イブ『お前完璧主義だろ?』

ニーソ『はい、よくお分かりで』

イブ『ニヤリ、トーコチャン先頭』

トーコ『はーい』

イブ『ニーソは黙ってあたしのケツ付いてきな』

ニーソ『はい!』

つづく