マイナビ5 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけで昨日の続き



ライオン『あれで歩けるってすごいよね』

エリ『テンションも異常だよね』

マナ『さっき「アッハー!」言って手叩いてましたよ』

扉『バタン』

女性『パーン!』

キミ『やった』

女性『クネクネ』

ショベル『身振り手振りで「ちょっとやだ~あたしったら~」ってやってます』

メグ『はい履歴書ですね…!?』

ヨウ『え?…!?』

メグ『あのー』

女性『はい!』

メグ『なぜ写真を備考欄に貼ったのですか?』

エリ『え?』

ノリ『スーパーバカ確定』

女性『写真が枠からはみ出るので』

メグ『ハサミ持ってないんですか?』

女性『?』

ムー『おとぼけ?』

メグ『まあ、はい、それで職歴は有名ホテルさんに居て、その後職を転々としてますね?』

女性『…』

メグ『こんな有名なホテルなぜ辞めたんですか?』

ヨウ『メグさんが絶対聞かない前職の話』

トミー『揺さぶってるね』

女性『はい!それはウジュグジュウジュグジュグジュグジュなんです?』

メグ『え?なんて?』

女性『ウジュグジュウジュグジュグジュグジュなんです』

キミ『さっきまでの元気どうした』

メグ『なるほど』

ナナ『理解した!?』

フチコ『さすがメグさん』

メグ『ウチは物流業なんでね』

 

女性『あ、はい!』

メグ『荷物の仕分けなどの仕事をしてもらいます』

 

女性『あ、はい!』

 

メグ『出来ますか?』

 

女性『あ、はい!』

 

メグ『ゆくゆくは国政に出て内閣総理大臣になってもらいます』

女性『あ、はい!』

ミドリ『話なんも聞いてねえ』

 

ノリ『それかなるつもりか』


メグ『ちょっとした試験をします、マナチャン、例の器具を持ってきて』

マナ『かしこまりました』



トミー『エポック社のパーフェクション?』

ノリ『昭和のゲーム』

メグ『これをやってもらいます、制限時間内にプロックをハマる所にはめるだけ』

エリ『なるほど、バカは出来ないゲームだ』

モエ『元々知能テストをゲーム化した物ですからね』

マナ『面接用に用意しました』

メグ『それじゃ始めます、よーい!スタート』

女性『?』

カミナリ『フリーズ!?』

ムー『これはすごいバカですよ』

女性『カタ』

カズ『やっとひとつ手にした』

女性『カタ!カタ!カタカタ!』

キミ『三角を星にハメようとしてるぞ』

女性『カタ!カタ!カタ!』

トミー『普通入らなきゃ諦めるだろ?』

エリ『これ想像を絶するヤツだよ』

メグ『はい終了』

カミナリ『ゼロ!?』

ムー『新記録出ました』

マナ『あおいチャンでも3つハメました』

女性『いや、私不器用なんで』

ミッチャン『そういう問題?』

キミ『高倉健か』

メグ『不器用でも良いんです、間違っても良いんです、別に一人がミスしても会社は潰れません、ただ、間違った事を無理矢理押し通すと取り返しがつかない事になるのです』

ヨウ『つまり、死の宣告か』

女性『ああ!そうですね!いや~良い事言うねえ~』

みんな『!?』

メグ『…』

ヨウ『チラ』

メグ『パチン!』

ヨウ『コクリ』

ファックス『ウーン』

メグ『これで面接は終わります、採用か否かは後日郵送で通知します』

ヨウ『ガサゴソ』

封筒『…』

女性『ありがとうございました!』

メグ『お気をつけて』

女性『失礼します!』

扉『バタン』

女性『トコトコ』

エリ『何あれ?』

トミー『常識無さすぎ』

メグ『さすがのワタスも手が出そうになったわ』

キミ『良い事言うねえ~でメグさんの目が変わったもん』

エリ『話全然聞いてないしね』

ミッチャン『あたしも何か言ってやろうかと思ったわ』

モエ『すごいバカですね』

メグ『ワタスはあの歩き方で薄々勘づいてた、脳が上手く指令出来てないから体の動かし方がおかしい』

ヨウ『確かにいきなり柔軟始めたりしたわ』

メグ『さらにマスクやメガネ、あと履歴書の写真』

履歴書『…』

キミ『バカ過ぎる』

メグ『目の前に何か障害が立ち塞がると、都合良く逃げるタイプだ、常識より自分が楽する方を優先する。話は聞いてない』

ヨウ『乾燥するからって面接にマスクと野球メガネ、枠からはみ出るので備考欄に写真』

キミ『都合悪い事を聞かれたらウジュグジュ』

ミッチャン『挨拶だけは良いよね?』

メグ『それだよ、挨拶さえちゃんとしてれば面接は何とかなる、それがこの職歴、面接に合格したから働けてる』

ミッチャン『8社?』

エリ『良い所ばかりだよ』

ユミ『役所の臨時職員まで』

キミ『面接官もバカか』

メグ『アイツが18なら雇ったかもしれん』

ヨウ『32であれならな』

メグ『直らん、元がバカなのは間違いないし』

マナ『パーフェクションで証明されました』

エリ『三角の物を星形にして無理矢理押し通す人生送ってきたのか』

マナ『それで、今の女性の面接が長引いて、もう次の人が来る時間です』

リーダー『次はどんなの?』

マナ『28歳男性』

リーダー『よっし!』

カミナリ『あれかな?』

プリウス『ブーン』

ナナ『バカの乗り物!?』

ミッチャン『あーあ』

プリウス『ナナメ~』

ナナ『プリウス名物ナナメ駐車!』

カミナリ『あの人!?』

男性『パジャマ~』

ノリ『まさかのスエット上下』

ファックス『ウーン』

プリンター『ウーン』

封筒『ガサゴソ』

メグ『早く履歴書持って来い』

2号『最短記録?』

ミッチャン『いや、最短記録は駐車した瞬間不採用になったヤツが居る』

エリ『アルファード横付けして三台分の駐車スペース使ったヤツね』

ファックス『ウーン』

ミドリ『ハローワークもびっくりしてるぞ』

つづく(笑)