というわけで昨日の続き
ﾌｼﾞ『ここが麗子んち』
ｱﾊﾟｰﾄ『ﾚﾄﾛ～』
ﾏﾙｸ『すごい昭和感』
ｺｯﾍﾟ『松田優作が住んでましゅ』
麗子『車庫に入れろ』
ﾌｼﾞ『母さんのﾊﾞﾝが入ってるだろ？』
麗子『隣の車庫空いてるから使って良いんだよ、隣の女が免取なったから使って良いって言うからよ』
車庫『ｶﾞﾗｶﾞﾗ！』
ﾏﾙｸ『漬物だらけだよ』
麗子『軽なら入る』
ﾌｼﾞ『ﾌｼﾞﾁｬﾝの愛玩自動車が漬物臭くなるだろ』
ﾖｼﾑﾗ『鮭ﾄﾊﾞも干してる』
ｺｯﾍﾟ『熊なのかな？』
車庫『ｶﾞﾗｶﾞﾗ！ﾋﾟｼｬ！』
ﾌｼﾞ『今日も香ばしい車居るな』
ｸﾗｳﾝ『ﾄﾞｷｭｰﾝ』
麗子『ﾄﾞｶ！』
ｸﾗｳﾝ『ｵﾌ！』
ﾏﾙｸ『蹴った！』
麗子『良いんだよ、飲み屋街だから勝手に停めるﾊﾞｶがたくさん居るからよ』
ﾖｼﾑﾗ『住民のお客さんとかじゃないの？』
麗子『客はｳﾁしか来ないし、客なら車庫前に停める、あとほら』
ｸﾗｳﾝ『凹凹』
麗子『先に蹴った跡が複数ある、ここの住民みんなに蹴られてる、ﾄﾞｶ！』
ｸﾗｳﾝ『ｵﾌ！』
ﾌｼﾞ『ここに停めて飲みに行くのがﾆﾜｶよ』
麗子『最悪燃やされるかｻｳｼﾞｱﾗﾋﾞｱで発見される、メグが居たら普通に直結して走り回るんだがな』
ﾌｼﾞ『ﾊﾞﾝﾊﾟｰとかその辺に落としながらな』
麗子『おうｸｿﾊﾞﾊﾞｱ！今から出勤か？』
ｸｿﾊﾞﾊﾞｱ『おう麗子、今日は通夜行ったから遅出よ、ﾄﾞｶ！』
ｸﾗｳﾝ『ｵﾌ！』
ﾏﾙｸ『本当だ』
ｸｿﾊﾞﾊﾞｱ『常連さんが死んでよ、やんなっちゃうよ歳は取りたくないね』
生ｺﾞﾐ『ﾀﾞﾊﾞﾀﾞﾊﾞﾀﾞﾊﾞ！』
ｸﾗｳﾝ『ｵｴ！』
ｺｯﾍﾟ『生ｺﾞﾐを！』
ﾖｼﾑﾗ『しかもﾌﾛﾝﾄｶﾞﾗｽに塗り込むように』
ｸｿﾊﾞﾊﾞｱ『じゃあ行くわ、暇なら飲みに来い』
麗子『残念ながら忙しいんだ、ﾄﾞｶ！』
ｸﾗｳﾝ『ｵﾌ！』
麗子『これから刺身ﾊﾟｰﾃｨｰなんだ、ﾄﾞｶ！』
ｸﾗｳﾝ『ｵﾌ！』
ｸｿﾊﾞﾊﾞｱ『景気良いね、ﾄﾞｶ！』
ｸﾗｳﾝ『ｵﾌ！』
ﾏﾙｸ『だんだん原形無くなって来たよ』
ﾌｼﾞ『ｸﾗｳﾝなんか良いから上がれよ』
麗子『母さんちだ』
というわけで(笑)
ﾖｼﾑﾗ『何があるの？』
麗子『刺身とな、刺身だ』
ﾖｼﾑﾗ『意味がよくわからない』
麗子『ｺｯﾍﾟﾊﾟﾝのせいだ』
ｺｯﾍﾟ『知りましぇん』
ﾏﾙｸ『私ﾎﾟﾃﾄｻﾗﾀﾞ持ってきたけど食べます？』
ｺｯﾍﾟ『気が利くね～』
ﾌｼﾞ『こりゃﾓﾃるわ』
麗子『里美みたいに文句ばかり言って料理ｳﾝﾁｸ語るﾔﾂとは違う、飲むぞ飲むぞ、酒を飲みなはれ』
酒『ﾄｸﾄｸﾄｸﾄｸ』
ﾖｼﾑﾗ『いただきます』
麗子『乾杯はﾌｼﾞﾁｬﾝ』
ﾌｼﾞ『我々の普通の座高に乾杯』
ｺｯﾍﾟ『ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ』
麗子『ﾌﾗｲﾝｸﾞだﾊﾞﾊﾞｱ』
ﾌｼﾞ『ｺｯﾍﾟﾊﾟﾝは酒豪だからな』
麗子『ﾖｼﾑﾗもﾏﾙｸも飲むからな、酒買ってくるか』
ﾌｼﾞ『無くなったら里美にﾀｶる』
誰か『麗子～！』
ﾏﾙｸ『誰か呼んでる』
麗子『鬼ﾊﾞﾊﾞｱだな、なした？』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『お客さんにｶｷたくさんもらったからやるよ！』
麗子『おう、ﾜﾘｨな』
ﾖｼﾑﾗ『あの人さっきのｸﾗｳﾝの上に上がってるけど？』
ﾌｼﾞ『気にしたら負けだ』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『取りに来い』
麗子『お前が来い』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『うるせえ偉そうに2階に住みやがって！女王気取りか！』
麗子『ああ女王しか2階に住めねえんだよ！』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『誰か来てるならｱﾅﾙｾｯｸｽの分もやるか？ｱﾅﾙｾｯｸｽは居るのか？』
麗子『知らねえよ、母さんはｱﾅﾙｾｯｸｽの保護者じゃねえよ』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『良いや、ｱﾅﾙｾｯｸｽはﾏｸﾄﾞﾅﾙﾄﾞしか食わないからな』
ﾌｼﾞ『何だよｱﾅﾙｾｯｸｽって』
麗子『母さんちの下に住んでる売春婦だ』
ｺｯﾍﾟ『あだ名！？』
ﾖｼﾑﾗ『人前で呼べないあだ名付けんな』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『ｱﾅﾙｾｯｸｽの分もやるから取りに来い！』
ｸﾗｳﾝ『ｶﾞｼｬﾝ！』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『ﾃﾒｴ！踏んだだけで何ｶﾞﾗｽ割れてんだこら！』
ﾖｼﾑﾗ『全体的に意味がわからない』
ﾌｼﾞ『気にしたら負けだ』
麗子『仕方ない取りに行くか』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『頭来たぞこのﾎﾟﾝｺﾂ』
ｸﾜ『ｽﾞﾙｽﾞﾙ』
ﾏﾙｸ『ｸﾜ持ってきたよ』
麗子『ｱｲﾂ家庭菜園が趣味だから』
ﾖｼﾑﾗ『鬼ﾊﾞﾊﾞｱが何で趣味がﾛﾊｽなんだよ』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『ﾋｬﾊﾊﾊﾊ！』
ｸﾗｳﾝ『ｶﾞｼｬﾝ！ｶﾞｼｬﾝ！ｶﾞｼｬﾝ！ｶﾞｼｬﾝ！ﾎﾞｺ！ﾄﾞｶ！ﾄﾞｶ！ﾊﾞｷﾊﾞｷ！』
ｺｯﾍﾟ『ｸﾜでｸﾗｳﾝをおこしてましゅ』
ﾌｼﾞ『気にしたら負けだ』
麗子『もらうからな』
鬼ﾊﾞﾊﾞｱ『ﾋｬﾊﾊﾊﾊ！』
ﾖｼﾑﾗ『ﾏｼﾞ鬼ﾊﾞﾊﾞｱじゃん』
麗子『ｶｷ焼くぞ、ﾖｼﾑﾗ七輪用意しろ』
ﾖｼﾑﾗ『どこにあるんだよ？あった』
七輪『…』
麗子『母さんいつでも炭焼き出来るようにｽﾀﾝﾊﾞってる』
ﾌｼﾞ『換気しないと自殺になるぞ』
窓『ｶﾞﾗｶﾞﾗ』
ﾏﾙｸ『まだ外から笑い声と炸裂音がするけど？』
ﾌｼﾞ『気にしたら負けだ』
麗子『飲みなはれ、ｶｷ焼けるまで刺身食いなはれ』
民代『よお』
ﾘｶｺ『お邪魔します』
ﾖｼﾑﾗ『窓から入ってきた』
ﾌｼﾞ『気にしたら負けだ』
ﾏﾙｸ『美人お姉さん民代さんとﾘｶｺさんだ！』
民代『性格最悪だがな』
ﾘｶｺ『剛毛だがな』
ﾌｼﾞ『呼んだの？』
麗子『さすがに量がすごい』
ｺｯﾍﾟ『門出の祝いでしゅから』
民代『外のｸﾗｳﾝを笑いながら破壊してるﾊﾞﾊﾞｱが居たけど？』
ﾘｶｺ『ｽﾄﾘｰﾄﾌｧｲﾀｰかと思った』
ﾌｼﾞ『気にしたら負けだ』
民代『ｶﾆｼｭｳﾏｲ買ってきたぞ』
麗子『どんどんﾂﾏﾐが増える』
ﾌｼﾞ『みんな肉食ﾊﾞﾊﾞｱだから大丈夫』
ﾁｬｲﾑ『ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ』
民代『誰か来たぞ』
ﾖｼﾑﾗ『さんまのまんまぐらい来るな』
麗子『ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ鳴らすﾔﾂは常識人だ、あいよ』
ﾖｼﾑﾗ『民代さんたち窓から入ってきたからな』
民代『恥ずかしながら』
ﾕｰ『こんばんは』
麗子『ほら見ろ、呼んだの？』
ﾏﾙｸ『私が呼びました』
ﾕｰ『手羽先買ってきた』
手羽先『ﾎｯｶﾎｶ』
ﾌｼﾞ『肉ｷﾀｰ！』
ﾕｰ『外のﾄﾞｷｭﾝｸﾗｳﾝがあらゆる扉が開いて窓が全部割れてたけど？』
ｺｯﾍﾟ『気にしたら負けでしゅ』
ﾖｼﾑﾗ『ﾕｰﾁｬﾝお店は？』
ﾕｰ『今日はﾎﾓﾀｲﾑなんで女は邪魔にされてたから良いの』
民代『闇が深いな』
窓『ﾄｺﾄｺ』
麗子『お！お隣のお姉さん！ｶｷ食べてきなよ！大丈夫だ女しか居ねえから、わかった着替えてからな』
ﾏﾙｸ『お隣さん？』
ﾌｼﾞ『免取か？』
麗子『免取はこっちの隣よ、免取は前歯無い飲み屋の女だ、お隣さんはこのｱﾊﾟｰﾄ初の素敵なOLさんだから優しくしてんだ』
ﾖｼﾑﾗ『何でそんな人が住んでるの？』
ｺｯﾍﾟ『ｱﾊﾟﾏﾝｼｮｯﾌﾟに騙されたんでしゅ』
お隣『ｷﾗｰﾝ』
ﾏﾙｸ『おお！ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ！』
ｺｯﾍﾟ『ﾚｽﾞﾋﾞｱﾝﾒｰﾀｰ振り切りましゅた』
お隣『こんばんは』
ﾏﾙｸ『着替えて来たのに誰よりもｵｼｬﾚ』
麗子『お前らこんなちゃんとした大人の女性見たことある？』
ｺｯﾍﾟ『ﾃﾚﾋﾞである』
麗子『こんな時間まで働いてたの？』
お隣『今日は職場の飲み会で』
麗子『何食べたのよ？』
お隣『ｶﾆです』
ｺｯﾍﾟ『一流企業でしゅ』
ﾖｼﾑﾗ『ｳﾁｷﾑﾁ鍋だぞ』
ﾌｼﾞ『なぜこんな所に住んでる？ｽﾊﾟｲか？』
お隣『急遽転勤になりまして』
ﾏﾙｸ『かわいそう』
ﾌｼﾞ『あの部屋は前はｼｬﾌﾞの売人が住んでたんだぞ』
お隣『でも麗子様が良くしてくれるので、とても住みやすいですわ』
民代『ちょっと頭おかしいな』
ﾏﾙｸ『お姉さん素敵、ﾍﾞﾀﾍﾞﾀ』
ｺｯﾍﾟ『すぐなつく』
ﾕｰ『女に目が無いから』
お隣『そう言えば外の車にｺﾞﾐがたくさん詰め込まれてましたが、どうしたんでしょう？』
ﾌｼﾞ『気にしたら負けだ』
ﾖｼﾑﾗ『この短時間でどんどん進化してるな』
つづく(笑)