逆襲の赤いスイ星 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけで ある日のバカ会社の朝のロッカー

メグ『働きたくないな~』

ミッチャン『こんなにやる気を見せない場長もなかなか居ないな』

キミ『まあ、意味わからん朝礼でわめき声上げる会社より良いか』

メグ『なあ?』

トミー『部下に圧力だけかけるのが普通の上司だから』

エリ『メグさんは何より部下を責めないしね』

メグ『なあ?わかったかクソババア』

ミッチャン『うるせえ鬼ババア』

スイ『おはよ~う』

エリ『おはよう、あ!髪切った!』

スイ『そ~似合う?』

キミ『バッサリ行ったね』

トミー『肩にもかかってない完全にショートだね』

スイ『長いと邪魔になって~』

ミッチャン『失恋したの?』

エリ『始まったババア』

キミ『発想が昭和の乙女だもんね』

ミッチャン『乙女だもん』

メグ『ちょっと待て』

ミッチャン『なした?』

メグ『スイチャン髪の毛縛れるか?』

エリ『あ!スーパーモード?』

トミー『そうだ!髪を縛れなきゃただのヨダレママなんだ』

スイ『あ!』








キミ『まあそうそうスイチャンのスーパーモードに頼る事は無いし』

エリ『そうだね』

メグ『レーサー100!』

みんな『ハハハハ!』

ナナ『また寸劇と言う名の責任者会議やってますよ』

ミドリ『バカな会社』

ミュウ『バカバカ』



扉『バタン!』

リーダー『メグさん大変!』

メグ『なした?』

リーダー『あれのデータが!あれの!その!』

ミッチャン『完全にテンパってる』

メグ『事務所行けばわかるな?』

リーダー『ダーダー』

というわけで 事務所へ

メグ『ヨウチャンなした?』

ヨウ『最悪』

エリ『どうしたの?』

ヨウ『データぶっ壊れてる』

メグ『どうなる?』

ヨウ『あたしだけでやったら丸一日かかる、赤いスイ星を出しても半日かかる』

エリ『私やります』

ミドリ『あたしも入るよ』

ミッチャン『シューチャンも入れるよ、あとナナとユミチャン、2号もやれるな?』

ヨウ『いや、赤いスイ星だけで十分だよ』

メグ『それは出来ないんだ』

ヨウ『スイチャン休み?』

メグ『髪を丸めた』

キミ『出家か』

エリ『とりあえずアップには出来ないぐらい切っちゃた』

ヨウ『マジで?ガク』

スイ『その心配は無いわ』

みんな『うわぁ!』

エリ『おすもうさんの新弟子?』

メグ『無理矢理縛ったな』

スイ『無理矢理?赤いスイ星に不可能は無いわ、ヨウチャン状況を教えて』

ヨウ『こんな感じ』

スイ『あらあら、リーダーがテンパるはずね』

ヨウ『一応昼までには回復させたい』

スイ『11時25分ね、ちょっとメグさんタバコ吸いましょう』

メグ『はい』

フチコ『これでスーパーモードなんだ』

というわけで

スイ『フー』

メグ『スイチャン?』

スイ『何ですか?』

メグ『頭辛くない?』

スイ『大丈夫ですわ』

メグ『本当は?』

スイ『頭は辛くないけど鏡を見るのが辛いわ』

メグ『無理矢理マゲ結った新弟子だもん』

スイ『しかも魔女顔の新弟子よ、子供が泣くわ、フー』

というわけで なんとか回復し昼休み

スイ『終わった~』

エリ『髪ほどいたんだ?』

スイ『前を短く切りすぎた~』

キミ『まだ目がつり上がってるもん』

ミドリ『さらに魔女顔になってるもん』

ミュウ『スイチャンは魔女の国から来たのだ』

ヨウ『また赤いスイ星に借りを作っちゃったな』

スイ『大丈夫~それよりリーダーテンパるからこれ以上は短く出来ないな~』

リーダー『すいません』

メグ『スイチャンが剛力みたいな頭にしたらこの会社終わるな』

スイ『大丈夫~絶対に似合わないからやらな~い』

ギャル『そういえばスイチャンのいとこのユミチャンも髪を縛るとシャキーンとするのかな?』

アミ『やってみます?』

メグ『やれやれ』

アミ『ユミチャン髪縛ってあげる』

ユミ『ん?』







ユミ『どうしたの?』

ギャル『変わらないですね』

スイ『これは我が家だけの秘伝だから~』

エリ『もしかしていつも髪を縛ってるリーダーは、髪をほどいたらシャキーンとなるの?』

リーダー『なりません』

アミ『やってみます』

メグ『やれやれ』

リーダー『やめて~』








リーダー『エローン』

ナナ『来たぞ高級ソープランド!』

ライオン『ゆるフワパーマじゃない?』

リーダー『クセ毛だから』

メグ『よし、今日一日それで過ごせ』

リーダー『え~邪魔だな』

というわけで午後

リーダー『ヨウチャン、さっきのトラブルだけどここ改善されてないよ』

ヨウ『え?本当?』

リーダー『大丈夫、直しといた』

ヨウ『ありがとう』

メグ『…』



リーダー『ミッチャン!昨日のこの出荷の件だけど数量間違ってるよ』

ミッチャン『え?本当?』

リーダー『大丈夫、今日分で辻褄合わせといたから』

ミッチャン『ありがとう』

メグ『…』



リーダー『キミチャン!明日入って来る返品なんだけど』

キミ『ああ、あのめんどくさい処理のね』

リーダー『通常の処理で行けるように交渉したから、ヘルプいらないよね?』

キミ『え?ありがとうございます』

メグ『…』



リーダー『ミュウたん!来月にヨッシーとナナと一緒にリフトの免許を取ってもらいますから』

ミュウ『ミュウたんはリフトの免許が無くても念力で荷物を自由自在に運べるのだ』

リーダー『ミュウたんがユニークなのはわかりましたから、業務指示は真面目に聞いて下さい』

ミュウ『すいませんでした』

メグ『…』

リーダー『ああメグさん、そろそろ業務も終了ですから私は掃除に向かいます』

メグ『テメエコノヤロウ!普段はわざと髪縛ってドジなキャラ作ってやがったな!』

リーダー『違います!そんなわけないでしょ!』

ミッチャン『いいやメグさんの言う通り』

エリ『こんな落ち着いたリーダー初めて見た』

キミ『業務の先手を打つなんてリーダーじゃない』

トミー『テンパる気配も無いし』

ミュウ『リーダーに初めて怒られたのだ』

メグ『コノヤロウ!グリグリ』

リーダー『アガアガ』

ギャル『のど輪決まりましたよ!』

メグ『リーダー髪縛るの禁止な』

というわけで(笑)翌日

リーダー『おはようございます』

メグ『おうおはよう、ちゃんと髪縛らないで来たな』

リーダー『場長命令ですから』

ミッチャン『似合うよ』

スイ『大人っぽ~い』

エリ『彼氏出来るんじゃない?』

ルー『ヒャアァァァ!』

リーダー『そんな~あ!ステーン!』

キミ『コケた』

リーダー『ドタンバタンドタン!』

ライオン『起き上がり様に棚を崩壊』

エリ『いつものリーダーだ』

というわけで その日の業務開始

リーダー『すいません!明日着の発注忘れてました!』

ミッチャン『何やってんの!』

メグ『仕方ない今から間に合わす!』

リーダー『すいません!』

11時半

リーダー『あ!弁当の発注忘れてた!』

ヨウ『今日多いから早くしないとみんなめし抜きだよ!』

昼休み

リーダー『ステーン!』

マル『オフ!』

ギャル『リーダーがマルチャンにフライングボディアタック!』

マル『モグモグモグモグ』

ギャル『大丈夫でした』

メグ『さすがマルだ、何ともない』

リーダー『ビクンビクン!』

14時

マッチ『来週に新商品を置いてもらう件ですが?』

リーダー『あ!メグさん?』

メグ『ワタス聞いてねえよ』

マッチ『リーダーに言いましたよね?しかも先月』

リーダー『ガタンガタン!ビクンビクン!』

メグ『落ち着け、今スケジュール見てるから、マッチ数量は?』

マッチ『2000です』

メグ『ビクンビクン!おいミッツ!ハッシー!スナさーん!一大事だぞ!バタバタ』

リーダー『すいません!』

3時休憩

リーダー『ザバーン!』

マル『オフ!』

カミナリ『リーダーがマルチャンにコーヒーこぼした!』

ナナ『何で今日のリーダーはマルチャンに辛く当たるの?』

ミュウ『マルチャンを地上から消したいのだ』

リーダー『違います!ドジです!』

マル『モグモグ』

メグ『さすがマルだ、何ともない』

終業前

ガタンガタンドターン!

メグ『なした?』

トミー『ヤバい音がしたね』

ムー『何か崩れた?』

斎藤『行ってみましょう』

メグ『おう』




リフト『…』

パレット『グチャグチャ』

リーダー『ビクンビクン!』

ミッツ『リーダー何やってんの!?』

メグ『なしたのよ?』

リーダー『すいません!掃除の邪魔だからリフトをちょっと動かそうとしたらパレットが崩れました』

ミッツ『そういう時は俺たち呼んでくれよ!』

ギャル『無資格者のリフト操作は違法ですよ』

リーダー『すいません!』

メグ『なあリーダー』

リーダー『はい』








メグ『明日から髪縛って』

リーダー『わかりました!』

キミ『昨日のリーダーは何だったんだ?』

エリ『ずっと縛っててほどくと落ち着くのかも?』

メグ『じゃあリーダーがテンパったらほどけば良いな』

ナナ『じゃあいつもほどかなきゃ』

スイ『髪切れば~?』

リーダー『私が怖い』

ライオン『剛力みたいな頭にしたら?』

リーダー『ドジが止まらなくなる』

ミュウ『カツラにするのだ』

リーダー『本当に皆さんすいません!』

メグ『大丈夫、想定内』

ミッチャン『むしろドジに安定感無いと戸惑うから』

リーダー『すいません!』

ヨウ『せっかくスイチャンが新弟子になったのにまたリーダーオチか』

スイ『この会社で目立つなんて無理~』

リーダー『ガタンガタン!』

メグ『落ち着け』

ミドリ『わやだ』

というわけで また頑張れリーダー(笑)