ガラクター | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけで また会社の話

リーダー『メグさん常務から電話』

メグ『あいよ、もすもす?』

常務『おうメグ、空き倉庫片付けたらガラクタたくさん出てきたのよ、欲しい物があったら持って行け』

というわけで

小便號(4トン)『ブーン!』

ミュウ『ミュウミュウ』

スイ『宇宙人がトラック運転してる~』

メグ『本社わかるべ?』

ミュウたんに運転させて スイチャンを連れて汚れ仕事用作業服で取りに行く

ガラクタ『ドーン!』

メグ『あるな』

常務『空き倉庫買ったけどガラクタだらけでよ』

メグ『また何かやるのか?』

常務『ここの入らない分入れるだけだ』

メグ『儲かってますな』

常務『そうでもねえんだこれが、だからガラクタ活用して経費抑えるべ』

メグ『無駄使いしたら嫁チャンに叱られるぞ』

常務『怒られるの社長だけだ』

というわけで(笑)

メグ『事務用机は作業台に使えるし、棚はいくらあっても良い』

ミュウ『運ぶのだ』

メグ『ちょっと待て、ホコリは本社に置いて行くべ』

スイ『さすが~』

当たり前だ(笑)

チャリ『…』

スイ『ママチャリあるよ~』

メグ『近所の倉庫や工場に行くこともあるし、あっても良いな』

ミュウ『スーパーカブなのだ』

カブ『…』

メグ『ナンバーあるな、こっちの方が良いな、ママチャリはリーダー用だ』

スイ『また迷うよ~これは?』

ボート『…』

ミュウ『手漕ぎボートなのだ』

メグ『近くに沼があればな、ん?』

その時ワタスは 水害のニュースでボートで避難する様子が頭をよぎった

メグ『持って行くか』

スイ『は~い』

ミュウ『公園みたいなベンチや灰皿もあるのだ、あとイスやテーブル』

メグ『夏に外で休憩出来るわ、持って行くか』

スイ『サトチャン人形もある~』

メグ『持って行くか』

ミュウ『トーテムポールなのだ』

メグ『さすがにいらねえわ』

わやだ(笑)

踏み台『…』

金属箱『…』

メグ『これも持って行くか』

クッション『…』

座布団『…』

スイ『そんな汚いクッションも持っていくの~?』

メグ『ちょっと考えがある』

スイ『バーベキューセットもある~』

ミュウ『肉はあるかな?』

バカこの(笑)というわけでガラクタを色々たくさん積み 帰りはスイチャンに運転させる

メグ『こんだけガラクタ積んだら全然違うべ?』

スイ『うん、でも安定感あって走りやす~い』

メグ『やっぱりおまいは運転手向きだな』

スイ『職を間違えたな~』

ミュウ『変な人は運転が上手いのだ』

メグ『おまいもな』

というわけで(笑)倉庫に戻りガラクタを下ろす

カブ『ブーン!』

ミュウ『エンジンかかったのだ』

メグ『カブは丈夫だ』

ミュウ『ちょっと走って来るのだ』

メグ『ヘルメット被れよ』

ミュウ『ハッシーに借りたのだ』

メグ『まあ良いや』

ワタスは外の入口付近にガラクタを並べる

メグ『リーダーどうだ?』

リーダー『え?』

ベンチ『…』

灰皿『…』

イス『…』

テーブル『…』

サトチャン『…』

リーダー『何を目指したの?』

メグ『やっぱりトーテムポールも必要だったかな?』

リーダー『バカこの』

わやだ(笑)

リーダー『これから寒くなるのに』

メグ『ちょっとタイミング悪かったな、そうだそのための準備があるんだ』

リーダー『何ですか?』

踏み台『…』

メグ『人目が少なくて雪が落ちない所に踏み台を置いて』

金属箱『…』

メグ『金属の箱の中にクッションを入れて固定する』

電動ドライバー『ダララララ!』

メグ『そんで、南側にあいつらが入れるぐらいの穴を開けたら出来上がり』

リーダー『猫の小屋?』

メグ『うん、小屋があれば寒さをしのぎに冬も来る、踏み台の上ならある程度雪が積もっても平気だし、冬のネグラが無いヤツも居るかもしれんしな』

リーダー『へえ、優しいね~』

メグ『あいつらは好きで野良猫やってるわけじゃないしな、別な場所にもう一組作る』

というわけで

小屋『キラーン』

メグ『どうだ?』

ムー『良いですね、もしかしたら、春にはここに子供を産むかもしれませんね』

メグ『ああ、子供の隠し場所の条件満たしてるよな、さすがワタス、我ながらすげえな』

ユミ『子猫も見たいな~』

メグ『猫牧場やって金稼ぐか?』

トラ『ニャー』

メグ『良い所に来たな、入れ』

トラ『?』

メグ『遠慮するな』

トラ『スポ』

ユミ『入った!』

メグ『さすがワタス』

トラ『…』

ムー『落ち着いてるみたい』

メグ『さすがワタス』

カブ『ブーン!』

メグ『やっと帰って来たか』

ミュウ『何をやってるのだ?』

メグ『猫の小屋』

ミュウ『ミュウたんも入って良いの?』

メグ『どうぞ』

ミュウ『ごめんなさい』

メグ『行くぞ』







カブ『…』

シロ『…』

メグ『カブの上に寝てるぞ』

ムー『温かいんだ』

ミュウ『ミュウたんが回したからなのだ』

クロ『…』

ユミ『クロはベンチに寝てるよ』

リーダー『全部猫のためなの?』

メグ『いや、猫の物は小屋だけのつもりなんだが』

というわけで翌日

ブサ『…』

ユミ『ブサがベンチに寝てるよ』

また翌日

トラ『…』

ユミ『トラがベンチに寝てるよ』

また翌日

シロ『…』

ユミ『シロがベンチに寝てるよ』

メグ『小屋不人気だな』

ムー『まだ表の方が暖かいからね』

小屋『…』

ユミ『あ、入ってる』

メグ『どら?』



クロ『…』

メグ『ニヤニヤ』

ムー『足跡たくさんありますよ、成功ですよ』

ユミ『入ってても見えないしね』

そんなまた翌日

トラ『…』

クロ『…』

白黒『…』

ギャル『今日は仲良く寝てますね』

メグ『小屋を見てみるか』

トラ『…』

ユミ『シッポ無いトラだ』

メグ『向こうの小屋を見てみるか』





メグ『うわぁ!』

ユミ『どうしたんですか?』







小屋『ミッシリ』

メグ『何匹居るのよ?』

ギャル『すごいデカイ猫かと思った』

ムー『白黒ばかり、もしかしてまだ幼い兄弟なのかな?』

メグ『ちょっと小さいの居たよな』

ユミ『じゃあこれなら冬を越せるね』

メグ『さすがワタス』

またまた翌日

トラ『スタスタ!』

ユミ『トラが行っちゃった』

メグ『ん?』







ボス『ノシノシノシノシ』

ユミ『大きい!』

ムー『ボスだ』

メグ『昼間から珍しいな』

ボス『ノシノシノシノシ…』

メグ『なした?』







ボス『ペコリ』

メグ『相変わらず律義な男だな』

ボス『ノシノシノシノシノシノシ』

ムー『お礼かな?』

ユミ『メグさんすごいね』

メグ『さすがワタス』

ミッチャン『何なんだあんた?』

というわけで 気を良くしたワタスは

小屋『…』

小屋『…』

小屋『…』

小屋『…』

リーダー『量産しやがったよ』

ギャル『これなんか古いテレビの中身くりぬいただけですよね?』

メグ『良いんだ猫なんか、こっちなんか二階建てで、こっちなんか4LDKだぞ』

エリ『キッチンあるの?あ!水受け皿がある』

ミッチャン『マンション作るなよ』

トラ『ニャー』

メグ『おまいらもニャーニャー言ってないで家賃ぐらい払えバカこの』

というわけで 頑張れチーム猫(笑)