というわけで バカ(笑)
メグ『今日はミドリに事務全部教えてやって』
ミドリ『よろしくお願いします』
ヨウ『もう結構覚えてるよね?』
メグ『事務員枠はいくら増やしても損は無い』
フチコ『私がリフトマン枠に入ってしまったからね』
リーダー『ミュウたんが入っても、メグさんの友人枠はまだ3つしか使ってないんですね』
メグ『え?そんな枠あったの?あと何枠あるの?』
リーダー『制限はありませんが、スイチャンの親戚枠は増やしたくありません?』
メグ『勝手に繁殖して増えるような気がするが、宇宙人枠はミュウたんにリエチャンにスイチャンでもういっぱいだぞ』
リーダー『枠の被りがあるからまだ増やせますよ』
メグ『怖いよ宇宙人なんか』
ヨウ『リーダーのご学友枠も使えば?』
リーダー『いいよ、嫁チャンと私だけで十分だよ』
メグ『マッチ入れろよ』
リーダー『マッチ働いてるわ、ここに来てるわ』
フチコ『メグさんマッチ好きですよね』
メグ『何か好き、初めて営業を好きになった』
リーダー『それは良かった』
ヨウ『ギバチャンは?』
メグ『大嫌い』
みんな『ハハハハハハ!』
ミドリ『ギバチャン見たいな』
メグ『したら来ちゃうべや』
マッチ『失礼します』
メグ『ほらマッチ来た、こういう所が好き』
マッチ『ありがとうございます』
メグ『もう抱きしめたい』
マッチ『キャハハハ』
リーダー『最近メグさんも女好き枠に入ってますよね』
メグ『マッチが悪い』
マッチ『すいません』
リーダー『マッチをウチの倉庫に入れろって言うんだよ』
マッチ『クビになったらよろしくお願いします』
メグ『おう、マッチ枠空けとくからよ』
リーダー『他の枠は?フチコさん枠は?』
フチコ『友達居ません』
リーダー『ごめんなさい、ヨウチャン枠は?』
ヨウ『え?みんな結婚したか死んだかだから』
メグ『こんな歳だし』
ヨウ『親も歳だし』
フチコ『あなたしか居ないし、ねえ!』
メグ&ヨウ&フチコ『ら~ら~ららら~ららら~やっぱり~♪何かやらなきゃ誰にも会えない~♪』
ミドリ『人の心裏の裏は~ただの表だったりして~♪』
ヨウ『振り返れば恋ばかりで~つい自分を忘れて~た~♪』
メグ『これからあたし~何をどうして~生きて行けば良いんだろ~♪』
マッチ『相変わらず息ピッタリですね』
メグ『マッチも歌え』
メグ&ヨウ&フチコ&ミドリ『ら~ら~ららら~ららら~だ~けど~♪』
マッチ『今日も明日もあなたに~会えな~い♪』
フチコ『シメはリーダー!』
リーダー『ずっとずっとずっとうぃっしょ~』
メグ『そんでマッチあの件だけどさ』
マッチ『はい』
リーダー『おい!』
メグ『おいじゃねえよ』
ヨウ『仕事中に歌うなよ』
ミドリ『しかも嫁き遅れのテーマソング』
フチコ『聞いた?「うぃっしょ~に~」だって』
マッチ『キャハハハハハハ!』
メグ『ご学友も笑ってる』
フチコ『子犬も笑ってる』
ヨウ『ルールルルルルールー』
マッチ『今日は良い天気』
みんな『ジャカジャジャカジャジャカジャジャカジャ♪』
リーダー『マッチもミュージカル枠に入っちゃった』
メグ『リーダークビにしてマッチ入れるべ』
リーダー『私をクビにしたらオチが居なくなりますよ~だ』
フチコ『オチなら間にあってるぜ』
みんな『ハハハハハハ』
営業『ごめん下さい』
メグ『はいよ』
ヨウ『見たこと無い男だな』
営業『私ポンコツ会社の営業の者ですが』
ミドリ『ビクン!』
メグ『え?前の人は?』
営業『辞めました』
メグ『課長は?』
営業『課長は居ます』
メグ『どうなってんだおまいの会社?』
ミドリ『ちょっと君』
営業『ミ!ミドリさん!こちらにいらしたんですか?』
ミドリ『こちらは今別の営業さんが商談中なんだよ?そこに入って来るのは失礼じゃないか?』
営業『すいません』
ミドリ『あと社内の恥をベラベラお客様に喋るのはどうなんだ?』
営業『すいません、出直します』
マッチ『何かすいません』
メグ『良いんだ、それよりミドリ偉いんだな』
フチコ『ミ!ミ!ミドリさん!ってなってた』
ミドリ『あの子は部下だったからね、あの課長になってから営業の質が下がったしね、ちょっと出しゃばっちゃった』
ヨウ『自分は全く出来てなかったけど』
ミドリ『まあね、あ!』
メグ『なした?』
ミドリ『ここで働いてるのバレたな』
メグ『バカこの』
というわけで(笑)しばらくして
営業『先ほどは失礼しました』
メグ『気にするな』
営業『ミドリさんがこちらで働いてるなんてびっくりしました』
ミドリ『働かなきゃ食えねえからな』
営業『事務ですか?』
ミドリ『倉庫作業員』
営業『え?』
ミドリ『ポンコツ会社はみんな倉庫作業員だろ?』
営業『まあそうですが』
ヨウ『ひでえ会社』
ミドリ『会社どうなの?』
営業『ミドリさん辞めてからもどんどん辞めてますよ』
ミドリ『そりゃそうだ、あんたも次を考えなきゃ』
営業『実は今一社試験受けてます、今は誰でも良いって感じで取った使えない新人に囲まれてますからね』
ミドリ『マジでそれが良いよ』
メグ『何があったのよ?』
ミドリ『そりゃメグさんの同級生が課長になったのに全部繋がる』
営業『課長が洗濯業を初めて、それで思いっきりコケたんです』
メグ『当たり前だ、何でいきなり洗濯屋よ』
ミドリ『メグさんの同級生のアイデアです』
メグ『すいませんでした』
営業『それで課長がみんなに責任を擦り付けて、みんな辞めちゃいました』
メグ『サヤしか居なくなってさらに偉くなるな』
営業『課長もさすがに元気無いですよ、ミドリさんに辞表叩きつけられたのが相当ショックだったみたいです』
メグ『このキュウリ課長!って?』
ミドリ『正解、実はあたし辞める直前に営業に回されたんだ』
メグ『だからプラプラしてたんだ?』
ミドリ『そんでメグさんの同級生に次から次に無理難題押し付けられてイビられてさ、みんなが見てる前で「このキュウリ課長!ワキ毛剃ってから威張れ!セックスマシーン!」って辞表と健康保険証叩き付けて、メグさんの報告書のコピーをみんなに配って辞めた』
ヨウ『ひでえ会社』
ミドリ『そんでハローワーク行ったらここの求人見つけちゃったわけよ』
メグ『もっとプー太郎満喫しろよ』
ミドリ『失敗したわ』
営業『あの人が課長の間はダメですよ、他の部署にも首を突っ込むし』
メグ『潰れないだろうな?』
ミドリ『太い所あるから、そこさえ切れなきゃ大丈夫、人件費も減ってるし、どうせサービス残業だし』
営業『最近みんな帰るの10時か11時ですよ』
ミドリ『あたし5時か5時半、最高6時』
営業『やっぱり辞めようかな』
メグ『ちゃんと次の営業に引き継ぎしてな』
営業『わかりました』
というわけで しばらくして
嫁『メグさん!業務は順調ですか?』
メグ『おかげさまで、さっきマッチ来てたよ』
嫁『マッチ良い子でしょ?』
メグ『うん』
嫁『それよりこの収益ならまだまだ増員出来ますが、本当に大丈夫ですか?』
メグ『わかった、誰か居るんだろ?』
嫁『居るって言うか、今本社の倉庫に今月のみの短期で来てる女の子がすごく良いの、真面目で仕事熱心で』
メグ『ほお』
嫁『手放すのがもったいないぐらい、メグさんも見たらわかります、絶対に置いておきたいスタッフです』
メグ『おまいがそこまで言うなんてな』
嫁『だから来月からこっちで使えないかなぁ?と』
メグ『問題は経理面だけだから良いよ、人手増えれば仕事も回る、仕事はおまいの有能なダンナがなんぼでも取って来るしな』
嫁『ありがとうございます』
メグ『ご学友のリーダーにもダンナを分けてやれ』
嫁『分けるもんじゃありません』
メグ『減るもんでもない、おまいだけ幸せになりやがって、マッチや弁当屋にも分けてやれ』
嫁『アフリカか』
メグ『その子見に行くかな?』
嫁『是非とも見て下さいよ、絶対に欲しくなりますよ』
というわけで本社の倉庫に見に行き 戻ったら休憩時間だった
ナナ『ついに4号も辞めて生き残りは6号だけみたいです』
ミドリ『あの子はめしさえ食えれば良いマイペースだからな』
ナナ『独自のタイミングで帰るし』
ミドリ『みんなを最後まで面倒見れなかったのが心残りだな』
ナナ『1号と3号は再就職したし、4号は面接に行った話してた、5号は家が金持ちだからね』
ミドリ『2号が気になるな、あの子は内気だから』
ナナ『うん』
メグ『それよりウチの担当は誰なんだ?』
ミドリ『こんだけ辞めたらさすがにわからんわ』
ミッチャン『またポンコツ女じゃないだろうな?』
ミドリ『2号が気になるな』
メグ『あの子は大丈夫だ、どこかで誰かが能力を認めてくれる』
ミドリ『なら良いけど』
ナナ『…』
というわけで仕事も終わり
メグ『さあ帰るぞ』
ナナ『メグさんちょっとお話良いですか?』
メグ『何よ?辞めるのか?』
ナナ『もう少し働かさせて下さい』
メグ『何よ話って?』
ナナ『ここではちょっと』
メグ『こっち来い、キミチャンの部屋借りるべ』
というわけで移動
メグ『なした?』
ナナ『メグさん2号の消息を掴んでますよね?』
メグ『相変わらずだな』
ナナ『ありがとうございます、元気なんですか?』
メグ『今本社で働いてる』
ナナ『へえ』
メグ『来月からこっちに来る』
ナナ『マジですか?良かった~あの子マジで良い子なんですよ』
メグ『本社から言われたんだ、今月だけの契約だけど良い子だから、来月からこっちで使ってやってくれって』
ナナ『さすが見る目ありますね』
メグ『丁度喫煙所におまいらが居たから話そうと思ったら、あんな話してたわけ』
ナナ『心配するミドリさんを来月驚かせてやろうと?』
メグ『正解』
ナナ『メグさんのカリスマ性が異常に高い理由がよくわかりましたよ』
メグ『おまいが上から可愛がられる理由がわかったよ』
ナナ『ハハハハハハ』
メグ『ハハハハハハ』
リーダー『閉めるぞ、閉じ込めるぞバカ共』
メグ『帰るぞ』
ナナ『は!』
というわけで
ナナ『4号も仕事決まったみたいですよ』
ミドリ『良かったね、2号は?』
ナナ『まあまあ、失業保険がありますし何とかなりますよ』
ミドリ『そうか?大丈夫かよ?ちゃんと話聞けよ』
ナナ『ミドリさんが聞けば良いじゃないですか?』
ミドリ『あたしはみんなを捨てて逃げたんだ、心配する資格は無い』
ヨウ『かっこいいね~』
ミドリ『今のあたしはミッチャンやヨウチャンの部下なんだ、ナナの方が先輩なんだからさ、昔の部下の心配する資格なんか無い』
ミッチャン『素直に心配してやれよ』
ミドリ『イヤ』
メグ『素直じゃないから嫁き遅れなんだ』
ミドリ『みんなそうだ』
というわけで 翌月
ミッチャン『ミドリ泣くな』
ナナ『絶対に泣く』
メグ『おいおい泣くから見てろ』
2号『わかりました』
キミ『カメラ用意してますから』
ついにその日が来た
ミドリ『おはよう』
スイ『おはよ~う』
メグ『みんなそのまま2号を隠しながら行け』
キュー『2号小さいから背が高い人を集めましたから余裕です』
ミュウ『ミュウミュウ、宇宙船ごっこだミュウミュウ』
みんな『ミュウミュウ、ミュウミュウ、ゾロゾロ…』
ミドリ『相変わらず自由な社風だな』
メグ『もうミドリが来てから1ヶ月過ぎたな』
ミドリ『おかげさまで』
メグ『これからもよろしく頼むな』
ミドリ『こちらこそ』
メグ『さてウインナーでも舐めるか』
ミドリ『自由な社風だ』
というわけで 朝のミーティング
メグ『今日から本社からこちらに転属になる人が来ます』
ミュウ『ミュウミュウ、ミュウミュウ』
キュー『ミュウミュウ、ミュウミュウ』
ミドリ『自由な社風だな』
メグ『はい自己紹介』
2号『皆さんおはようございます』
ミドリ『ビクン!』
ナナ『ペペペーペーペーペペーペペペペー♪(ロッキーの感動の場面のテーマ)』
2号『本社で在庫管理などをしておりました』
ナナ『ペペペーペーペペペーペー♪』
ミドリ『うるせえんだよ!ペーン!』
ナナ『オフ!』
2号『よろしくお願いします!』
みんな『よろしくお願いします!』
ミドリ『…』
メグ『泣けよ』
ミドリ『何でだよ?』
みんな『…』
ミドリ『みんなグルか?知ってたのか?』
ミッチャン『良いから泣けよ』
エリ『つまんね』
ミドリ『こんな事で泣くわけねえだろ』
2号『ミドリさん』
ミドリ『ああ、よろしく、もう上司じゃないから気楽にな』
2号『メグさんに聞きました、私なんかを心配してくれてありがとうございます』
ミドリ『ウッウッウ』
ナナ『ペペペーペー』
ミドリ『ペーン!』
ナナ『オフ!』
2号『フフフフ、いつもの二人だ』
メグ『おまいらこそ自由な社風だろ』
ミュウ『ペペペーペーペペペーペー♪』
というわけで 頑張れ自由な社風(笑)