というわけで 新人がドドドと入った我が社
ミッチャン『もしかして歓迎会って、ミドリんちの寿司屋でやったら良いんじゃね?』
メグ『ちょっと遠いし、飲み屋遠いから二次会行けないぞ』
ミッチャン『さすが宴会場長、出前は?』
メグ『ここでか?』
ミッチャン『諦めよう』
メグ『うん』
リーダー『8人入ったけどみんな女だもんね』
メグ『男欲しかったのか?寂しがり屋』
リーダー『一人ぐらい居ても良かったな』
メグ『リーダーに壁ドンしてくれる男探すの大変なんだよ』
ミッチャン『やってやるよ、バン!』
リーダー『それ壁パンチ、そもそもダイチャンを最後に男が入ってないし』
メグ『応募すら無いもん』
ミッチャン『女だけ募集してるんじゃないの?』
メグ『今は男女雇用均等法で出来ないの』
ミッチャン『だから求人に「女性が活躍する職場です」って書いてるのか』
メグ『男イラネとか女イラネって言えないの』
ミッチャン『そもそも今の時代に絶対に男じゃなきゃ出来ない仕事なんかある?』
メグ『お相撲さん』
ミッチャン『女は?』
メグ『ワコールのモデル』
ミッチャン『あとは関係無いよね?』
メグ『まさしよりモエチャンやネネチャンやマルチャンの方がパワーあるしな』
リーダー『そういう世間がウチから男を遠ざけてるの!』
メグ『そうか?』
リーダー『メグさん今まで面接して女何人落とした?』
メグ『二人、だな』
リーダー『男は?』
メグ『三人』
リーダー『ほら』
メグ『何が?』
リーダー『男女比率から考えて明らかに男を避けてる』
メグ『あんなクズ雇えってか?』
リーダー『じゃあさ、もしジュンチャンが男だったら雇った?スラっとしたイケメンだけどガニマタで「あああ!」って言ってる男』
メグ『それは医師に相談する』
リーダー『ほら』
メグ『何がほらよ?』
リーダー『女の採用基準が甘いからこうなってるんじゃない?』
メグ『じゃあおまい、スラっとしたイケメンだけどガニマタで「あああ!」って言ってる男が来たらどうする?』
リーダー『警察呼ぶ』
メグ『じゃあジュンチャンどう思う?』
リーダー『え?』
リーダー『なんか、かわいいなって』
メグ『ほら、男と女の基準って絶対にイコールにならねえの、おまいテルみたいな女採用するか?若ハゲデブチビアニオタ』
リーダー『そんな女いねえよ、そもそもテルを採用しない』
メグ『テルかわいそう』
ミッチャン『そもそも倉庫で女性が活躍する職場ってあまり無くね?』
メグ『無い事は無いけど、なぜか倉庫や工場は、男ばかりか女ばかりかのどちらかだな』
リーダー『ウチも女ばかりになろうとしてるじゃないか!』
ミッチャン『気を使わなくて良いじゃん』
リーダー『だらしなくなるよ』
ミッチャン『もうだらしねえよ、この前なんか仕事しながらハルコさんの息子がキンタマの病気になった話を延々と聞かされたんだぞ?』
メグ『スラっとした美人だけどガニマタで「あああ!」って言ってる女が居たりな?』
リーダー『そういうのじゃなくて下品なエロ方面で』
ミッチャン『お前が言うな』
メグ『だからテルみたいな変質者を雇って、みんなの気が緩まないようにしてんだ』
ミッチャン『そのためにテルが居るの?』
メグ『知らんかったのか?』
ミッチャン『テルかわいそう』
リーダー『今のウチは少年アシベみたいだよ』
メグ『わかったわかった、次は男募集するから』
ミッチャン『ウチが「男性が活躍する職場です」って書いたらマズイんじゃない?女の方が多いのに』
メグ『そこは正直に「リーダーのツバメ募集」って書くよ』
リーダー『やめろ』
というわけで 働くぞ(笑)
リエ『キラーン』
メグ『リエチャン仕事は馴れたかい?』
リエ『はい、おかげさまで』
メグ『良かったね』
メグ『しかし本当に完璧な美人だな』
エリ『ガラスケースに入れておきたくなるよね』
リエ『イタ!』
みんな『アァァァ!』
ミッチャン『どうしたリエチャン!』
リエ『ちょっと挟まっただけです』
エリ『擦りむいてるよ』
キミ『バンソウコウ持って来るわ』
ナナ『誰か救急車!』
ライオン『医者!』
ギャル『医務室に運ぼう!』
みんな『ワッセワッセ!』
リエ『?』
スイ『あれ?ウチに医務室なんてあった~?』
ギャル『キミチャンの部屋』
キミ『救急箱しか無いわ』
わやだ(笑)ワタスはエリチャンの仕事を手伝いながら話す
メグ『何か問題ない?』
エリ『背が高い女が増えたから圧迫感があるぐらいです』
メグ『ミュウたんもユミチャンも背高いからな』
エリ『また高所作業要員増えたね』
メグ『天井がどんどんキレイになるし、ますます男が要らなくなりリーダーの欲求不満が募るだけ』
エリ『あれかな?女性用のダッチワイフみたいの売ってないのかな?』
メグ『あったらみんなで買ってやるか?』
エリ『私はお金出しませんが』
メグ『ワタスも出さんよ、代引着払でリーダーんちに送る』
エリ『そういえばさ、ミドリさんもミュウたんも仕事中はすごく普通なんだよね』
ミドリ『黙々』
ミュウ『黙々』
メグ『逆に気持ち悪いな』
ミッチャン『ナナ!トミーに付いて行って!』
ナナ『はい!』
エリ『ナナは完全にミッチャンの子分だよ』
メグ『優秀な子分キャラだから』
ギャル『それも持って来て!』
カミナリ『はい!』
エリ『ギャルも姉御肌だったしね』
メグ『カミナリも姉御肌だと思うよ』
エリ『カミナリの年下の不良少女入れるしか無いね』
メグ『児童法が絡むわ、8時以降働けないし』
エリ『8時以降働かないじゃない』
メグ『ああそうか』
エリ『メグさん気付いてしまったから、次入るのは15歳の不良少女だな』
マル『ムワ~ン』
エリ『マルチャンは寒くなってきても汗ダルマだし』
メグ『完全に風呂上がりだな、夏になったらどうなるんだ』
シュー『トコトコ』
エリ『そういえば行動が何でもエロくなるシューチャンのさらにすごいのを見つけたの』
メグ『何よ?』
ミッツ『それ重いよ』
シュー『大丈夫でしゅ』
メグ『力持ちか?』
エリ『重い物を持ち上げる時にね』
シュー『カパー』
エリ『M字開脚になるの』
メグ『さすが我が社のオブジョイトイ』
エリ『さらに持ち上げる時に』
シュー『あう~ん』
エリ『イイ声出すの』
メグ『天才だな』
エリ『中の人はバカが付くほど真面目な主婦なのに』
ミッツ『ポッ』
エリ『それを見てミッツが照れるの』
メグ『ミッツ照れさせたら大した物だ』
エリ『嫁命だからね、リエチャンにもときめかない』
メグ『ズボン履いてるM字開脚があんなにエロいか』
エリ『スイチャンのショーパンより破壊力あるよ』
ユミ『スタスタスタスタ』
エリ『そんでユミチャンってスイチャンと違ってちゃんと歩くし、ムカつく喋り方しないんだよね』
メグ『量産型スイチャンだからな』
スイ『休憩マダ~?クネクネ』
エリ『何あれ?』
メグ『アフガニスタンのプレイメイツだ』
ミッチャン『休憩~』
ナナ『タバコタバコタバコ!メグさんタバコタイム!』
メグ『わかったわかった』
というわけで喫煙所へ
ミドリ『フー』
ミッチャン『ポンコツ会社はみんなタバコ吸うな』
ナナ『吸わなきゃやってられないですよね?』
ミドリ『一番吸う時は3箱吸ってたよ』
ヨウ『イライラすると吸うからな』
ナナ『ミュウたんってタバコ吸わないんだね』
メグ『あいつは酒もタバコもやらん、宇宙人だから』
ミッチャン『仕事中は普通の人で安心した』
メグ『前の会社でも真面目だったんだべ?』
リエ『仕事は真面目で休憩時間だけ宇宙人でした』
ミッチャン『わからんもんだね』
ミドリ『あたしが一番意外だったのはね』
メグ『何よ?』
ミドリ『リエチャンがタバコ吸うことだな』
みんな『うん』
リエ『そうですか?』
ヨウ『最近の若い女の子あまり吸わないよね?』
ミッチャン『ギャルやライオンでも吸わないのに』
ナナ『信じられない光景ですよね?』
メグ『テレビでインドネシアのプランテーションで働く少年がタバコ吸ってるのを見たぐらいの衝撃だわ』
リエ『そうですか?普通だと思いますよ?フー』
ミッチャン『もしかして不良少女?』
リエ『全然違いますよ~』
メグ『美貴さんみたいのだったらどうしよう』
ミッチャン『あるある』
というわけで 休憩明けはライオンを手伝いながら話す
メグ『おまいリエチャンと歳近いよな?』
ライオン『学校違うけど同級生ですよ』
メグ『リエチャンタバコ吸うんだな』
ライオン『イメージじゃないですよね?』
メグ『どんな子なの?』
ライオン『噂しか知らないんですがね』
メグ『うん』
ライオン『魔法使うとか妖術使うとか』
メグ『やっぱりか』
ライオン『あとワープ出来るとか』
メグ『不良なの?』
ライオン『そういう子じゃないんですが、不思議な美少女という噂でしたね』
メグ『アニキも不思議だもん』
ライオン『怒ったらこの倉庫ごと飛ばすかも』
メグ『今んとこ妖術は使ってないがな』
ネネ『トコトコ』
台車『ゴロゴロ』
メグ『ネネチャンそれ積み過ぎじゃねえか?』
ネネ『スイマセ』
荷物『ユラユラ』
メグ『ほら危ない危ない』
ライオン『おっと!バシ』
荷物『フラリ』
ライオン『ああ!一番上が!』
メグ『ああ!』
荷物『コロリ』
リエ『パシ!』
メグ『ああ!リエチャンありがとう』
ネネ『スイマセ』
みんな『…』
キミ『嘘だろ?』
トミー『今ここに居たんだぞ?』
ミッチャン『10mはあるよな?』
リエ『え?普通だと思いますよ?』
ネネ『…スゴイ』
ライオン『ワープ出ましたよ』
メグ『うん』
ユミ『リエチャン時々すごい動きするよ』
ミュウ『リエチャンはワープの星から来たのだ』
エリ『また大物引いたな』
メグ『宇宙人美少女だな』
テル『キュン』
スイ『アニオタが恋した、キメエ』
トミー『設定が二次元ぽいもんな』
ミッツ『働けハゲ!お前なんかリエチャンに一瞬で消されるぞ』
リエ『ウフフ、楽しい職場ですね』
メグ『ね』
というわけで 昼休み
リエ『パクパク』
ミッチャン『食べてる姿も美しいのに、本気出したらあれだからね』
メグ『美貴さんクラスかもしれない』
ミュウ『モグモグ』
メグ『ミュウたん昼飯何よ?ビスコ?』
ミュウ『ビスコはミュウたんのお母さんなのだ』
トミー『ミュウたん弁当作るんだ?宇宙人なのにチクワの天ぷらとか入ってるし』
ミュウ『地球の食べ物は美味しいのだ』
スイ&ユミ『や~だ~!』
メグ『なした?』
スイ&ユミ『お弁当のオカズ全部かぶってる~』
メグ『双子か』
というわけで
ユミ『トラチャ~ン』
トラ『ニャー』
ダイ『よちよち』
ミッチャン『あの二人が恋するパターンが自然だよね?長身夫婦でユミチャンがちょい姉さん女房で何もかも理想的』
メグ『始まった、185と170の夫婦なら2mの赤ちゃん生まれるわ』
ムー『トラ~』
トラ『ニャー』
ギャル『そこにムータンが絡んで三角関係になりますね』
トミー『まさにミッチャンの思うつぼ』
メグ『そんで最終的にダイチャンとトラが結婚するのよ』
ミドリ『そのオチは考え付かなかった、さすがメグさん』
ナナ『さすが師匠』
メグ『まあな』
ヨウ『アホ株式会社だな』
というわけで アホ場長昼からは新人たちと作業します(笑)
メグ『検品して梱包したらどんどん流せ、誰か受け止める』
カミナリ『はい!』
荷物『コロコロ』
メグ『リエチャンスポーツやってた?』
ミュウ『ミュウたんはバレーボールをやってたのだ』
メグ『おまいに聞いてないわ』
リエ『特に何も』
メグ『へえ』
ミドリ『あたしもバレーボールやってた』
ナナ『あたしも』
ユミ『わたしも~』
メグ『やっぱりバレーやったらアホになるんだな、シューチャンは?』
シュー『ワタシュはテニスです』
ミドリ『え?ペニス?』
シュー『テニスでしゅ!』
メグ『バカこの』
ミドリ『どういうわけかそう聞こえた』
ナナ『欲求不満過ぎ』
みんな『シシシシ!』
ミドリ『だって本当に聞こえたんだもん!あ!動揺してまだ梱包してないの流しちゃった』
メグ『ちゃんとやれや』
ミュウ『ブン!』
リエ『ブン!』
ナナ『え?』
ミュウ&リエ『捕まえました』
ミドリ『ありがとうございます』
カミナリ『何てスピード』
ユミ『またワープ』
シュー『ミュウたんもワープしゅた』
メグ『宇宙人だからさ』
ナナ『ここは何もかもすげえな』
ミュウ『ここは倉庫の遊園地~なんてったって宇宙一~♪』
みんな『行ってみたいなサンパレス~♪』
メグ『北海道ローカルCMはやめろ』
というわけで 頑張れ宇宙人(笑)