変 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

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スーパーメグ日記 怒りのアフガン


今日は他社運送業の話

運送業ってね 大中小企業いずれにも 変な会社が多いんです(笑)その中でも 特に変な会社を紹介します

・二人の新人

ある小規模な運送会社の話 4トンや小型の全部で8台ぐらいのちっちゃい会社で 前はウチの仕事をやってたが 今は知らん(笑)

その運送会社に新人が二人も来た 車増やしたのか?ずいぶん儲かってるな と思ってたが 何か変だ

新人が二人で一台のトラックに乗って来る おっさんと若いヤツ

運送業の人なら解るよな?おかしいよな?(笑)

普通は運転手の新人は 助手でしばらく見習いするのが普通だ

新人と新人で走ってるって何これ?(笑)そもそもなぜ来れた?初めて来たよな?(笑)

しかしそいつらの仕事は 出された物をただ積み 一ヶ所に下ろすだけの荷物で 簡単な仕事だから特に問題なかった 経験者ならいきなりやっても誰でもやれる仕事だしな

新人二人はそれからも二人で来て荷物を積み 二人でトラックに乗り込み走り去る


それが2ヶ月続いた(笑)

普通は1週間やそこら どんなに長くても1ヶ月で一人立ちする ワタスなんか入社2日目で急な仕事が入り 常務に『姉ちゃんそれ乗ってついてきてくれ』と 頭の中『?』のまま4トンに乗り 常務が運転するガラクタ大型を追いかけて米のフレコンを積みに行った(笑)

とにかくおかしい

メグ『あいつら来てから2ヶ月以上なるよな?』

トン『いや、前は肥料屋に行ってたから3ヶ月になるよ』

おかし過ぎるだろ(笑)

そこは小さな会社なので 社長自ら運転手をやってた だからたまに社長も来てた だから思い切って聞いてみた

メグ『あの二人はいつになったら一人立ちするの?』

社長『え?二人のままだよ』

メグ『何で?』

社長『親子だもん』

へえ 親子だったんだ

いやいや 答えになってねえよ(笑)まさかと思って聞いてみた

メグ『まさか二人で一人って事?』

社長『そう』

メグ『二人で一人分の仕事?』

社長『そう』

メグ『二人で一人分の給料?』

社長『そう』

メグ『そんな事ってあり得るの?』

社長『聞いたこと無いけどそれで良いって言うから』

なんだそりゃ(笑)

聞いてみたら ここに来る前に一人立ちさせたが 息子の方は極度の方向オンチでたびたび行方不明になり(笑)さらにディーゼルのトラックにガソリンを入れたりとにかくマヌケ(笑)

父の方は とにかく車を壊す(笑)デパートの狭い地下納品所に4トンで入ってオープンカーにした(笑)それで『おかしいなハイエースなら入れたのに』と(笑)

クビにしようとしたが頼み込まれ 仕方なく息子を運転手 父をナビとして雇ったそうだ(笑)

ただこの会社は 以前ウチの運転手のキタ君が勤めてたのだが

キタ『楽だけどありえないぐらい給料安いですよ』

メグ『マジか』

キタ『辞めてここに来る前に、2トンで魚屋の配達のバイトやってたんですよ、朝の5時から昼ぐらいまで、そっちの方が給料良かった』

メグ『そんなんで親子暮らして行けるの?』

キタ『不思議な話ですよね』

変な会社(笑)次

・運送屋?

ウチは昔 その日の朝にならないと出荷量がわからないというアホなシステムの荷主の荷物を運んでた(笑)さらにそれを当日の午後3時までに届けなきゃならないという乱暴さ(笑)

まあ普段は4トン1台で間に合うが 多い時は大型5台とか(笑)だから荷物も多いだろうと予測し 車をたくさん頼むが よく空振りする(笑)運賃よりキャンセル料の方が多い荷主でしたが もちろん地上から消えた(笑)

そんで 逆にイレギュラーで多い時はてんやわんや ワタスもよく呼ばれた

課長『メグ!頼む、○○に入ってくれ』

メグ『またやりやがったか』

課長『メグが行ってもまだ大型あと1台見つからないのよ』

メグ『泣き言を言うな、それがおまいの仕事だ』

その日の朝に車が余ってる会社なんかまず無いからな だから前にこんな事もあった

大型『ブーン』

メグ『あれどこの車よ?見たこと無いな』

常務『知らね』

メグ『は?』

常務『とりあえず本州の車だ、そこのコンビニでめし食ってたから聞いたらな、帰り荷が明日積みだって言うからよ、即金で運賃やるからバイトしねえか?って連れて来た』

運転手『もう一台も2~30分で来れるってさ』

常務『ありがと~う』

メグ『わやだ』

まあ今だから言える話だ(笑)

さあ そんなわやな荷主の荷物を積んでると

トン『あいよ、わかった』

メグ『なした?』

トン『大型じゃなく4トン3台来るって』

メグ『わやだ、どこの車よ?』

トン『どこだかの下請けのなんとかの下請けのほにゃららが見つけてくれた会社らしい』

メグ『もう完全に他人だな』

トン『わかんないだろうから教えてやれって』

メグ『めんどくさ』

そんなわけで待つと

メグ『まさかあれか?』

トン『ひでえな』

メグ『ロシアみたいな車だな』

ロシア『ゲロゲロゲロゲロ』

すげえポンコツ4トンが来た(笑)

トン『あれもう一台か?』

メグ『インドみたいな車だな』

インド『オッオッオッオッオッオッオッオッ!』

さらにポンコツが来た(笑)

トン『もう一台まさかあれじゃねえだろうな?』

メグ『こっち来た』

トン『あれはダメだろ?』

メグ『幌馬車だもん』

幌馬車『ゴロゴロゴロゴロ』

今時珍しい本当に幌馬車みたいなボロボロの幌車(笑)とりあえず荷物を積ませる

メグ『▲▲の倉庫だ』

運転手たち『?』

▲▲って 北海道はもちろん本州の車でもよく行く地名だ しかもここから1時間半の場所 運転手じゃなくても行った事ある人の方が多い

メグ『知らない?』

運転手たち『はい』

トン『普段どこ走ってんの?地底?』

メグ『ここの車は見たこと無いもんな』

仕方ないから ワタスが先頭で連れて行く(笑)

メグ『あ!高速道路は走った事はあるよな?』

運転手たち『はあ』

自信無さげだ(笑)大丈夫か(笑)後ろにトンチャンを走らせ落後者を回収させる(笑)

高速に乗りダラダラ走る

ロシア『ボロボロボロボロ』

インド『オッオッオッオッオッオッ!』

幌馬車『ゴロゴロゴロゴロ』

あんなポンコツだスピード出したら爆発しかねない(笑)

下りるインターだ 早めにウインカーを点け ミラーで確認すると

ロシア『ボロボロボロボロ』







幌馬車『ゴロゴロゴロゴロ』

メグ『おいトンチャン!インドどこ行った?』

トン『何か知らんが真っ直ぐ行ったぞ!追いかけるわ』

メグ『インドの山奥に行く気してんのか?』

わやだ(笑)仕方なくワタスは二台を引き連れ倉庫へ

ロシア『ボロボロボロボロ』

幌馬車『ゴロゴロゴロゴロ』

荷受『アングリ』

毎日トラックをたくさん見てるはずの荷受担当が口アングリして見てる(笑)それくらいありえないポンコツ(笑)

荷受『何あれ?』

メグ『見てわからんかトラックだ』

荷受『よく走るね、港にあるロシア行きの方がキレイだよ』

それくらいポンコツ(笑)

みんなで荷物を下ろしてると

トン号『デブデブデブデブデブ』

トンチャンのトラックが来た

インド『オッオッオッオッオッオッ!』

インドは真っ直ぐ行っちゃった(笑)

トン『おーい!』

メグ『ちょっ!あいつに連絡して!』

わやだ(笑)

インド『オッオッオッオッオッオッ!』

トン『何でここで真っ直ぐ行けるか不思議だ』

というわけでなんとか無事終了したが 初めて見た運送屋だったが その後は一度もこの運送屋の車は見てない(笑)

メグ『どっから呼んだのよ?』

課長『わかんね、電話かけまくって見つけたから』

トン『地底だべ?地底通信使ったんだべ?あのインド号のヤツはモグラだから目が無かった』

メグ『やるな課長』

課長『本当に地底かもしれん』

というわけで 頑張れ地底運送(笑)