面接の鬼 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン


たまにはスイチャンの上司の事を書きます ワタスですが(笑)

ウチは5月から新しい仕事が始まるため増員をする事になりました さらに5月いっぱいで転職する人が一人居るし しかし

常務『男を一人こっちの倉庫に回して欲しいんだよ、いきなり辞められてよ』

メグ『え~困る~増員しなきゃならないのに困る~』

常務『増員を増員して良いからさ、悪いけど頼むわ』

メグ『え~常務の頼みなら仕方ないな~』

というわけで

メグ『急で悪いけど明日から本社勤務だから』

童貞『はい』

メグ『本社勤務は出世コースだから、頑張れよ未来の社長』

前に書いた 仕事を全く覚えない高校新卒の少年を送り込んだ(笑)

リーダー『相変わらず上手い事やりますね』

メグ『任せろ、というわけでハッシー、しばらく一人だけどワタスとテルが手伝うから、ミッツも入れたら入るって』

ハッシー『ああ、ずっと一人みたいなもんですから、回らない時はメグさんやテルに手伝ってもらってましたし、最近はモエチャンたちやエリチャンたちも手伝ってくれますから』

メグ『じゃあ今まで通り頼みます』

ハッシー『あいつ本社で大丈夫なの?重い物ばかりでしょう?』

メグ『頭は1ミリも使わんべ?』

ハッシー『確かに』

そうなんだよ あいつが居た部署はウチで唯一詰まる部署だったんだよ(笑)

リーダー『もしかして増員二人で良いかも?』

メグ『まともな男を一人入れたら、テルとテルのサポートのまさしとモエチャンの班とエリチャンの班に余裕が出るんだよな』

リーダー『あとメグさん』

メグ『増員しよう』

リーダー『クッソ野郎だな』

メグ『だって今まで10人ぐらいでやってた仕事らしいぞ』

リーダー『スイチャンのお隣のお姉さんの会社でやってたんだよ?もしかしてメグさん一人で半日で終わるかもよ?』

メグ『ワタスの半日分の労働力ならやっぱり欠員以外に最低4人は増員だな、余裕分含めたら5~6人の増員に値しないか?それで回らなきゃまた増員』

リーダー『余ったら?』

メグ『スイチャンを事務員にする』

リーダー『イヤ』

メグ『事務仕事も増えるから回らなかったら言えよ』

リーダー『わかりました、それより』

メグ『何よ?』

リーダー『ざっと増員五人の計算の仕事が本当に三人で回ったら、童貞君の労働力ってマイナス二人分って事だよね?』

メグ『そうなんだよ、テルとまさしがだいぶ使える時間が増えるし、さらに3時以降の2班8人が使える』

リーダー『テルとまさしの仕事と3時以降の2班分の仕事を手伝ってるエースチームも空くんだよ』

メグ『ハルコさん、ミッチャン、ギャル、スイチャンの何でも屋か』

リーダー『増員いらなくない?』

メグ『でも増やそう、ロクなの来なかったら取らなきゃ良い』

リーダー『そうですね、久しぶりにメグさんの面接が見れますね』

メグ『そんなに楽しいか?』

リーダー『採用するかしないか見てるだけでわかるもん』

メグ『何で?』

リーダー『教えない』

メグ『じゃあ面接中に採用するってわかったら合図しろ』

リーダー『メグさんから見える所にコーヒーの紙コップを置きます』

メグ『よし』

リーダー『メグさんの面接でのお約束が出たら、紙コップを逆さに置きます』

手の内を知られてしまったようだ(笑)というわけで

メグ『欠員分は決まり次第補充しますんでよろしくお願いします、あと他に4~5人ほど増員するつもりなんでよろしくお願いします』

ギャル『どんな感じの人を雇うんすか?』

メグ『とりあえず男一人、あとは成り行き』

スイ『イケメン希望!』

メグ『良いけど、ショーパン禁止にするぞ』

スイ『…仕方な~い』

エリ『是非イケメン取って下さい!』

みんな『イケメン!イケメン!』

相変わらずよくわからん会社だ(笑)というわけで早速25歳の男性が面接に来た

男性『すいません、面接に来た者です』

デカイ とにかくデカイ(笑)身長も190近くあり 肩幅もすごい ゴリラみたいだ(笑)全体的にゴツくタッチのボクサーみたいなヤツ(笑)

ファイル0763.jpg



メグ『よろしくお願いします!』

男性『こちらこそよろしくお願いします!』

リーダー『コト』

紙コップを逆さまに一個置いた(笑)ワタスは必ず一発目にデカイ声で挨拶する それで相手がする反応でだいたい掴める この男性は体育会系を長くやってた人の反応 体デカくても帰宅部は居る(笑)

メグ『かけて下さい』

男性『失礼します!』

メグ『この倉庫の場長のメグと申します』

男性『スタ!よろしくお願いします!』

リーダー『コト』

もうひとつ裏返しに置かれた(笑)相手を座らせてから ワタスは座らずあえて無作法に名刺を渡します ここでの反応で育った環境がわかります この男性は再び立ち上がり受けとりました やはり体育会系で 厳しい親に育てられてます 詳しくは企業秘密なので書きません(笑)

メグ『座って下さい』

男性『失礼します!』

メグ『スタ』

男性『スタ!』

たぶんワタスが座らなければ 彼は絶対に座りません

リーダー『コト』

三つ目の裏返しが(笑)

メグ『ふむ』

ワタスは履歴書を眺めます 真剣に見ません どうせみんな嘘だもん(笑)

メグ『倉庫の荷物を運んだりするんで体力は必要なんですが…大丈夫だよね?』

男性『はい!』

リーダー『コト』

あれ?今のお約束?(笑)今のはわかんね(笑)

メグ『背も高いですね、何かスポーツやってました?』

男性『中学までは野球、高校からはアメフトをやっておりました!』

メグ『へえ、アメフトね、3年間ずっと?』

男性『はい!』

リーダー『ターン!』



紙コップを逆さまじゃなく正しく置かれた

はい 採用決めました(笑)

まあ マイナーなスポーツを3年間やり続けてた かなり決め手になりますし 最初の挨拶で8割決まってましたからね あとはよっぽどマイナス点が無ければ採用しますね

メグ『いつから来れます?』

リーダー『コト』

またか(笑)

男性『いつからでも大丈夫です!』

メグ『じゃあ明日から来て』

男性『あ!ありがとうございます!』

メグ『めんどくさい事が大嫌いなんだワタス、とりあえず服だけ着て来て』

リーダー『コト』

メグ『倉庫見てくか?』

男性『よろしくお願いします!』

リーダー『コト』

メグ『いきなり難しい事は言わないから、最初は余計な事はやらなくて良いから』

男性『わかりました!』

リーダー『コト』

メグ『最初からフォースダウンギャンブルなんかやらせねえよ』







リーダー『ダダダン!』

裏返しの紙コップのタワーを作られた(笑)というわけで倉庫の中を見せる

ギャル『チース!』

男性『ご苦労さまです!』

エリ『こんにちは』

男性『ご苦労さまです!』

ミッチャン『あ、よろしくね』

男性『ご苦労さまです!』

ワタスが倉庫の中を見せるのは採用が決まったヤツ みんな知ってる(笑)

メグ『ウチは難しい仕事は何も無いから、挨拶と足し算が出来ないヤツは入れないから、でも出来ないヤツが多いんだ』

リーダー『コト』

おまい付いて来てたのか(笑)

メグ『この人リーダー』

リーダー『よろしくお願いします』

男性『よろしくお願いします!』

メグ『あれがハッシー、君の担当する部署の人、おいハッシー!』

ハッシー『あーい!』

メグ『新人だ、名前何だっけ?』

リーダー『コト』

これは名前を覚えないヤツだから(笑)

ハッシー『よろしく』

男性『よろしくお願いします!』

ハッシー『めちゃめちゃガタイ良いじゃん、あんなガキじゃなく最初からこういう人を取ってよ~』

メグ『あいつワタス取ったんじゃないもん、ワタスは人を見る目あるべ?』

ハッシー『間違いないわ』

メグ『そんじゃちょっとハッシーの仕事見てれ、ワタスリーダーと話あるから』

男性『はい!』









リーダー『決まりましたね』

メグ『決まったな』

リーダー『お約束全パターン出ましたよ、フォースダウンギャンブルって何ですか?アメフト用語?』

メグ『あまり意味はわからんが、アメフトのバクチ作戦の事だ』

リーダー『さすが無駄知識ファンタジスタ、あれで完全に彼の心掴みましたよ』

メグ『あれだけわからなかった、重い物を運ぶの大丈夫だよね?の紙コップ』

リーダー『優しい顔を見せて反応を伺う、イヤだと言いやすい状況を作る』

メグ『なるほど』

リーダー『自分でやってるのに』

メグ『クズのサラブレッドだから自然に出来るからな』

リーダー『無意識でやるか』



ハッシー『うわぁ!なんだこれ重て!』

男性『手伝います!』

荷物『ヒョイ』

ハッシー『うわ!軽々と!ああこっちに置いて』

メグ『!』

ハッシーだって力はかなりあるのに(笑)

リーダー『メグさん相変わらず引き良いね~』

メグ『うん、これは当たりだべ?』

リーダー『10人分ぐらいの労働力あるでしょ?』

スイ『新人来たの~?イケメ~ン?』

メグ『おまい来んなや』

スイ『こんにちは~』

男性『よろしくお願いします!』

スイ『良い人だね~』

メグ『イケメンだべ?』

スイ『スイチャンはあんまり好みじゃな~い』

リーダー『その方が良い』

スイ『ムキムキなのは(ピー!)』

メグ『言わせねえよ』

な(笑)というわけで彼は次の日から働き 昼休み

メグ『どうよ?』

ハッシー『もうあのガキの1ヶ月分働いたよ』

男性『モグモグ』

リーダー『メグさんあだ名考えて』

メグ『ダイチャン』

リーダー『というわけでこれからは基本ダイチャンだから、よろしくダイチャン』

ダイ『よろしくお願いします』

リーダー『あとメグさん今日は昼から面接ラッシュだから使えないからね』

ハッシー『全然大丈夫、早く終わると思うからダイチャンにメグさんの肩揉ませるよ』

メグ『ワタス砕け散るわ』

ギャル『コーヒー缶なんて簡単に握りつぶす感じですか?』

ダイ『荷物運んだから出来るかな?』

缶『クチャ!』

みんな『…』

簡単に潰した(笑)

リーダー『早く終わらせて全力でメグさんの肩を揉んで下さい!』

ダイ『わかりました』

リーダー『さらばメグ!最終回!』

スイ『ばいばーい』

うるさいわ(笑)

というわけで 頑張れワタス(笑)