大宮妄想です

自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。
文章は拙いですが気にしないで下さいませ。



昨夜は

そのまま抱き合っていると

二宮が寝た

抜くと中から欲が出てくる

それがとてつもなくエロかった

起きてたら

多分、襲ってたな

眠っている間に中の欲をかき出し

体を綺麗にしてから

俺も眠った

翌朝

俺にくっついて眠ってる二宮

それだけで目頭が熱くなる

このくらいのことで?

そう思うかもしれない

だけど

今までこんな風に人と過ごしたことがない

こんな感情を持ったことがない

自由に恋愛をしている男女なら

当たり前の光景かもしれない

だけど俺にはー


「ん・・・おはよ、大野」

「・・・おはよ」

「今、何時?」

「6時」

「俺、いつの間に寝たんだろ。
シャワー浴びないと」

「一応、体綺麗にしといたけど
もう1回浴びといた方がいいぞ」

「っ、ぁ・・、ありがとっ///」

「飯の準備しとく」


あれ以来

人の為に動いた事はない

いつも線引していた

二宮と付き合いだしてから

確実に俺の何かが変わっているのを感じる

でも

変わっていいのか・・・?

親父と同じようにならないと思っていても

同じ血が流れている息子の俺は

同じ道を辿るんじゃないのか?

結果

俺も男を好きになってる・・・


「大野、どうした?」

「っ、んっ?いや、飯にしよう」


親父みたいに男と関係を持ってても

女と結婚して子供作って

最終的に

妻と子供を捨てて

男と一緒にー


「大野っ」

「っ、ん?」

「ぼ~っとして、どうしたの?」

「・・・セックス中の
二宮を思い出してた」

なッ///あ、朝からっ、馬鹿じゃないのっ///」


二宮は顔を赤くしながら

食器を片付け

台所の方に行った

親父と同じ道を辿らないようにするには

女と関係を持たないこと

親父も、悩んでいたんだろうか・・・

男が好きなのに

母さんと結婚したのは

世間体のため?


"智は、あの人みたいにならないよねっ?"


周りの期待に応えず

そのまま男が好きなことを貫いていれば

そうしたら

俺は生まれなかった・・・

でも

母さんも俺も傷ついた

どうしたらいいのか

分かんねぇよ・・・


学校に着たはいいけど

全く授業に集中出来ない


「大野くん♪昼休み、屋上行かない♪?」

「行かない」

「え~最近全然相手してくれないじゃん
寂しいよ~」


俺の腕に絡んで胸を押付けてくる


「ッ!わりっ、ちょっとっ」


そのままトイレに駆け込んで吐いた

・・・気持ち悪

ダメだ

もう今日はサボろ・・・

次の授業が始まる前に

暗室に入り

少し窓を開け床に寝転がった

床が硬ぇ・・・

目を閉じると直ぐにウトウトし始めた

やっぱ・・・寝不足・・か・・

ふと目が覚めると

隣に二宮の顔がある

いつの間に・・・

二宮、寝てんのか?

今何時・・・?

げ、昼休み終わってる・・・

めちゃくちゃ寝てたな、俺

二宮も眠かったのかな?

昨日、無理させたし

・・・二宮は

本当に俺と付き合ってていいんだろうか

親から受け入れてもらえなかったり

悲しい思い、するんじゃねぇかな


「・・・二宮には俺みたいな思いは
させたくねぇんだけどな・・・」


そう呟くと

二宮はゆっくり目を開けた


「そんなの知らないよ」

「・・・起きてたのか」

「あ~あ。恋愛対象は女子だと思ってたのに
キスされて、うっかり大野に絆されて」

「うっかりって何だよ」

「・・・言っとくけど、俺は
自分の意志で
大野と付き合ってるんだからなっ」


意志・・・

誰がどうとかじゃなく

自分がどうか

親父とか

母さんとか関係なく

・・・俺の、意志

"俺は、俺だよ"

そう母さんに言ったけど

現実問題

分かってはいるが

中々頭が切り替わらない

ずっと同じことがループしている


「お前は、強いよな・・・」

「はっ?!何言ってんだよ!
大野のせいだろっ!」

「?」

「大野が、俺の事っ
ちゃんと、ッ、大事に、思ってくれてるの
わかるからっ///

「大事なとこでゴニョんなよ」

「うるっさいっ///・・・そうじゃなきゃっ
付き合うわけないだろっ///」


俺、そんなに意思表示した覚えないけど

二宮はそう

受け取ってくれていたのか・・・

二宮といる時だけは

自分に嘘をつかなくていい

だから心地いい

二宮を抱きしめると

その心地良さが体全体に広がっていく


「ぁ、やべっ」

「・・・///」


俺のが二宮の体に当たってるから

気づいてる

耳が真っ赤だ


「なぁ、早退しないか?」

「・・・っ///」


体を起こして二宮を跨らせ

首筋に唇を這わし

ソレを二宮のに押しつけた


「ほんとは今すぐ抱きたいけど」

「ッ///」

「俺の部屋で二宮を抱きたい」

「っ、んぅっ、、、んっ///」


キスをするとぎゅっと俺に抱きついてきた

今すぐここでヤりたい

でも

今までヤった女と同じ扱いはしたくない


「・・・っ、ちゅっ。どうする?」


二宮の表情を見れば

答えはわかる


「っ、昨日のじゃっ、
1週間分はチャラにならないからなっ///」

「・・・」

「・・・///」

「この状況で煽るか?普通」

「っ、そんなんじゃー///」

「昨日、満足出来なかったか?」

「ッ///・・・したっ///

「・・・お前」


俺にしがみつく二宮が可愛い

耳にキスをし

頬にキスをし

首筋にキスをした


「ッ~///」

「んふふ♪」


二宮の顔は真っ赤になり

口を尖らせて潤んだ目をしている


「っ///・・・俺っ、先の事とかっ
深く、考えてないけどっ・・・」

「?」

「大野は、もっと自分の事、考えろよっ」

「・・・」

「人のことばっかりっ・・・。
先のこと考えてないでっ
今をもっと大事にしないとっ
後悔するよっ」


今・・・


「・・・俺が今、大事にする事って何だ?」

「16歳のお前は今しかいないのっ。
親のことばっかり考えてないでっ
勉強とかっ、学校生活とかっ、恋とかっ
・・・好きな事を考えろよっ」


毎日ただ生きてるだけで

人と関わる度に

両親のことを思い出していた・・・


「大野の好きな事はっ?!
やってみたい事とかっー」

「・・・二宮」

「ぇ?」

「二宮といること、かな・・・」


二宮はそのまま

肩に顔を埋め

俺を強く抱きしめた