大宮妄想です

自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。
文章は拙いですが気にしないで下さいませ。



日曜日は


結局ずっとゲームしていた


二宮はゲームが好きらしく


スマホでゲームしているらしい


ジョブというものを選び


敵を倒して


武器や装備を強くしていくらしい


色々教わってゲームしていたら


あっという間に夜になり


飯を食って


風呂はいって


またゲームして


今に至る


慣れないことして疲れた・・・



「大野」


「ん~・・・」


「荷物置かせてもらっていい?

学校帰り、取りに寄るからさ」


「お~・・・いいぞ。

学校に持って行くと重いからな」


「ありがと♪」



今日も二宮が近い・・・


二宮に腕を回したところで


意識が遠のいた



次の日


一緒に登校すると


周りからジロジロ見られる



「ぇ~♪大野くんと二宮くんが一緒にいる♪」


「仲良いのかな♪」


「嘘~♪声かけたい~♪」


「・・・目立ってるぞ、二宮」


「大野だろ」



なんで俺が目立つんだよ?


女子からも


心なしか男子からも人気ある二宮が


俺と一緒なのが周りは不思議なんだろ


下駄箱まで来ると



『二宮~♪おはよ~♪』



「あ、おはよう」


「あれ?大野と一緒?」


「そう♪」


「・・・じゃあな、二宮」


「ぇ?大野っ」



俺がいると


二宮の友達は喋りにくいだろうし


教室に向かっていると


俺のクラスのとこに


人がめちゃくちゃいる


なんだ?


出入口を塞ぐように立っている


他のクラスの奴が俺に気づき


周りにそれが伝わり


なんかひそひそ話をしながら


道が開けられた


教室に入り


黒板を見ると



"大野智は最低なヤリ逃げ野郎"



って書いてあった


無視して席につくと


クラスメイトがひそひそ話す



「大野!」


「ん?」


「何で先に行くんだよっ」


「別に」



そんな会話の中


何かを感じ取ったのか


二宮が周りを見て


黒板の文字に気づいた



「何あれ?」


「来たら書いてあった」



あとからさっき会った


二宮の友達も入ってきた



『ぇッ?!何だあれ?!』


「来たら書いてあったって」


「ん~?書いたの女子かな?」



その言葉に


教室がザワっとした



「何で?」


「当事者っぽい言葉だから」


「友達が書いたのかもしれないだろ?」


「ぁ、そうか」


「いや、それより、それを誰も消さない

このクラスヤバいよな」


「ぇ、まさか、クラス皆で1人をいじめ?!」


「マジで?!う~わッ、引くわ~!」



二宮の友人二人の言葉に


黒板の近くにいた女子が



「こんなのっ、気にしない方がいいよっ」


「びっくりしちゃって。ごめんねっ」



そう言いながら


デカい文字を消していく


まぁ別に俺は気にしてないんだけど



「そんな事より、なんか用か?」


「何か用かじゃないよっ

勝手に1人で行っちゃってさぁ」


「クラス違うんだから別にいいだろ」


「隣だろ」



友達いるんだから


別にいいじゃねぇか



「それ言いに来たのか?」


「違う♪違う♪俺が教えたゲームさ

木村と田中もしてるんだ♪」


「へぇ・・・」



木村と田中って名前なのか



『俺たちとフレンドになってくれ♪』


「ぇ?」


「パーティ組めば

難しいクエストも行けるし♪」


「パーティ?」


「グループみたいなやつ♪」


「グループ・・・」


「レベルを手っ取り早くあげるなら

強い奴とパーティ組んだら早いし♪」


「大野、ガチャ運めちゃくちゃいいんだよ♪」


『どれどれ♪』



強制的にアプリを開かされ


俺のマイページで武器の確認をする2人



「げぇえッ!SS級の武器あるじゃんッ!」


「これ、ガチャで出る確率0.1%なのにッ!」


「俺、課金したのにぃぃッ」



何を言っているのかよく分からない


二宮も凄い!凄い!って言っていたけど


よく分からない・・・



『じゃ、フレンド申請したから♪

承認よろしく♪』



「ぇ?どこだっけっ?」


「ほら、ここ♪」


「ぁ、ああ」



色々説明してきたけど


全然頭に入らず


予鈴が鳴り



『じゃ♪またあとで♪』



って教室を出ていった


ぇ?またすんのか?


はぁ・・・


昨日始めたばっかだぞ?


まあでも


余計な事は考えずに済むな


授業中も


聞いてはいるけど


頭に入ってこない


休み時間になると


朝の黒板の件を


女子がなだめに来る


忘れてた



「大野くんっ、気にしないでねっ」


「気にしてないから大丈夫」



こういう言い方もよくないんだろうか?


まあでも気にしてないし


むしろどうでもいい


昼休み


1人になろうと移動しようとしたら



『大野~♪ゲームしよ~♪』



「・・・」


3人揃ってやって来た


昼飯に皆でパンを買いに行き


何故か俺のクラスで食うはめに


俺が人と飯食ってるなんて


クラスの奴らは見た事ないから


すげぇジロジロ見られてる


ゲームに夢中な3人は


そんな視線も気にしていない



「ほら、大野、クエスト行くよ♪」


「ぁ、ああ」


「おっ♪大野レベル50か♪」



お前らのレベル300って何だよ?


そこまでなるの


難しいだろ・・・


どれだけやりこんでるんだ



「アビリティ(能力)あげるために

俺たちのクエストについてきて♪」


「ぉ、おお」



アビリティってなんだっけ?


ついて行くはいいけど


すぐ死ぬ俺・・・


回復の力が使える田中


復活、死ぬを繰り返してる



「魔法石貯まったらガチャ回そ♪」


「ぁ、ああ」



50個使って10回


とりあえず10回回すと


3人が俺のスマホを覗き込んできた



『嘘だろッ?!』


「いい武器出過ぎッ!」


「何者だ!お前ッ!」


「いや、知らねぇし」


「ちょっとさ、俺の回してみ♪」



木村のガチャを回すと



「何ッ、でだよッ?!俺のAかよッ!」


「ズルしたらダメなんだって♪」


「くぅぅぅッ!羨ましいッ!」



そんなに夢中になる理由が分からないが


よく笑い


よく喋る


そんな奴らが俺の周りにいるのが


俺が1番不思議に思っている