大宮妄想です

自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。
文章は拙いですが気にしないで下さいませ。



あの日

二宮から数日待って欲しいと言われた

数日が

そろそろ2週間なんだけど・・・?

まあ

いくら嫌ではなかったとしても

それとこれとはまた別だよな


「大野くんっ♪」

「ん?」

「ねぇ、今日は屋上、行かないの♪?」


毎日毎日

こうやって言い寄られる

だけど


"大野は、大野だろッ?!"


たったこれだけの言葉で

心が少し軽くなった・・・


「行かない」

「え~、そっかぁ」


もう、あんな事はやめる 

結局は

俺が俺自身を否定していたからだ

俺は違う!

俺はあんな風にはならない!

ずっと、そう思って生きてきた・・・

また別の日も


「ねぇ、大野くん♪
今日、家に寄って行かない♪?」

「やめとく」

「えぇ~?最近全然来てくれないじゃ~ん」

「・・・都合のいい相手探してんなら
他当たってくれ」

「なッ///!ちょッー」

「大野ッ!!」


あまりにもでかい声に

クラス全員が教室の入口を見た

怒った顔した二宮が

づかづか入ってきて

俺の腕を掴んで


「ちょっと来いよ」


そう言い連れ出された

ズンズン進み

人気が無くなる所までくると


「お前ね、ああいう言い方ないだろ?」

「うん?」

「断るにしても、言い方考えなさいよっ」

「何を言ってるんだ?」

「も~!だからっ、女子の誘いを断るのに
もう少し言い方考えろって言ってんのッ!」

「・・・盗み聞きしてたのか?」

「するかッ!たまたま聞こえたんだよッ!」


たまたま?

隣のクラスなのに

たまたま聞こえないだろ


「俺に用事か?」

「ッ、何でっ、そうなるんだよっ?!」

「じゃなきゃ、別のクラスの会話なんて
聞こえないだろ?」

「っ~!たまたまっ
通りかかった、だけっ///」


あれから2週間

数日のはずが2週間

自分から待てと言っておいて

中々言ってこない・・・


「心の準備、出来たのか?」


そう聞くと体が縮こまった

顔を見ると真っ赤

・・・可愛い

キスをすると

俺の制服の裾をきゅっと握ってきた

慣れていないキスが

余計に俺の心を擽る

唇を離すと

蕩けた表情が妙にエロい


「今日、俺ん家来いよ」

「ぇっ///?」

「一人暮らしだから、泊まっていけ」

「ぇ?一人暮らし、なの?」


母さんの干渉から離れたくて

遠くの高校を選んだ

親と一緒に住んでいる事にして

一人暮らししている


「ああ。だから来いよ」

「っ///ぅ、ん・・・///」


二宮の答えにホッとした

と、同時に

妙に落ち着かなくなった

こんな感情は初めてだっ


「一緒に帰る、か?」

「着替え、取りに帰らないとっ」

「じゃあ住所、教えとく」

「遠回りになるかも、しれないけど
いっ、一緒にっ・・・///」

「っ・・・わかった」


顔が熱くなる

息が苦しい

目の前の二宮を今すぐー


「んぅっ、、、っぁ、、、///」


抱きしめ

口内を舌で触れると

二宮の腰が揺れる

触りたいっ

脱がしたいっ

舐めたいっ


「っ、はぁっ、、、ちゅっ、、、///」

「っ、大野///」

「・・・放課後まで持つ気がしねぇ///」

「っ///」

「ッ・・・でも、今は我慢する///」


二宮は制服をぎゅっと握ってきた

学校が終わるまであと3時間

教室に戻ったはいいが

授業の内容が全く入ってこない

時計ばかり気にしてるしっ

午後の授業が終わり

俺から声かけるべきか?

でも今まで接点なかったのに

急に隣のクラスに行くのもどうなんだ?

何て声かけるんだ?

あれこれ考えてもわかんねっ

とりあえず行くかっ

鞄を持つと


「大野」

「!」


二宮が来たことに

クラスがザワつく


「帰ろ」

「ああ」

「ぇ!大野くんと二宮くんが一緒にっ?」

「いつの間にっ?
 

周りの声が聞こえてくるし

いつもより視線を感じる

目立ってんな・・・


「めちゃくちゃ目立ってるな」

「目立ってるのはお前だろ」

「いや、お前だろ」

「いつも誰ともいない大野が
珍しいんじゃない?」

「そんな俺といる二宮が
おかしいんじゃないか?」 

「何でおかしいんだよっ!」

「何で大野なんかと?って」

「俺が誰といようと勝手だろっ」


二宮って

全く周りに流されないな

友達と話ししていた時もそうだし

普通俺なんかと一緒にいたら

自分の印象も悪くなるかもとか思うだろ


・・・こういう奴もいるんだな


いや、俺が周りを見てなかっただけか

もしかしたら

他にも二宮みたいなー

いや、中々いない・・・


「二宮の家はどこなんだ?」

「ここから5駅先」

「なんだ、方向一緒だな」

「そうなの?」

「俺2駅先」

「じゃ、通り過ぎちゃうね」

「・・・何日泊まる?」

「ぇ///?」


今日は金曜日

泊まるなら

長めでも


「他に用事ないなら」

「・・・な、ぃ、けどっ///」

「・・・どうする?」

「っ・・・どう、して欲し///?」

「月曜の朝までいて欲しい」

「ッ///・・・ぅん///」

「ほんとか?」


二宮は顔を赤くしながら頷いた

電車に乗りこみ駅に着くまで

落ち着かない

二宮の家に行って

荷物準備して

また電車に乗って


・・・俺の家に着くまで長い


せめて二宮の家に着いてから聞けばよかった

俺の家に着くまで

また我慢するはめにっ

駅に着き

しばらく歩くと二宮が止まった


「ここが俺ん家。どうぞ」

「おじゃまします」

 
小学校低学年の頃は

同級生の家にも遊びに行っていたけど

あれからは行ってなくて

かなり久しぶりになる

家に入ると二宮の匂いがする


「大野、リビングで待ってて」

「ああ」

「お茶出しとくから」

「さんきゅ」

「トイレ、リビング出て正面ね」

「わかった」


一軒家とか懐かしい

家には入学してから一度も帰ってない

連絡はしてるけど

帰ったとして何話せばいいんだ?

二宮は親とどんな話してんのかな

リビングで家族揃って話したりすんのかな

俺の家も

そうだったよな・・・

しばらくしてから

ドタバタと足音がして


「大野ッ!」

「ん?」

「ッ、飲んでるッ?!」

「はぁ?」


学校の鞄と

リュックを背負ってる私服姿の二宮

なんか、新鮮


「ぁ、ぃや、お待たせっ」

「結構早かったぞ」

「ほんとっ、ぁ、も、行く?」

「ちょっと落ち着けよ。ほらお茶」

「ぁ、ありがとっ」


俺の隣に座り

お茶をゴクゴク飲んでる

そんなに喉乾いてたのか

もう一杯コップに注ぐと

また飲み干した


「大丈夫か?」

「ぇ、何が?」

「めちゃくちゃ喉乾いてたんだなって」

「ぁ、いや、別に」


2杯も飲んどいて?

さっき急いで来てたし

・・・ぁ、そうか

こいつ・・・


「大丈夫だ」

「ぇ?」

「心配、してくれたんだろ?」

「ッ///!なんの事っ///」


親父達の行為を見たのがリビングだった

二宮は話を思い出して

急いで降りてきた

だけど俺の様子はいつも通り

だから、お茶を飲んで誤魔化した

俺がそう聞いてもシラを切る


「優しいな、お前」

「・・・ん///」


他人の家なのにたまらずキスをした

二宮は俺の腕の制服を掴む

肩に腕を回しソファに寄りかからせ

耳に触れながらキスをすると

二宮の腕が俺の首に回ってきた

触りたいっ

触りたいっ


「ちゅっ」

「ぁっ///」

はぁっ、二宮っ、俺ん家、行こう」

「っ///」

「続きがシたい」

「ッ、ぅん///」


そう言いながら

何度かキスを交わした後に

急いで家を出た