大宮妄想です。
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なっててもスルーしてください
文章は拙いけど気にしないで下さいませ




「ぉ、多くない?」

「3人だと・・・」

俺も

俺達含めて3人だと思ったのに

集まったのは女性社員7人・・・


「お前、人気だなぁ」

「はぁ・・・」

「何で受けたの?珍しい」

「ん~・・・まぁ・・・ちょっと」

「ちょっと何?」

「ちょっと」


なんだそれ?

理由言うのが恥ずかしい?

大野が好きな女性社員は皆

化粧は控えめで香水もつけていない

整髪料も気にしているようで

つけていないらしい

俺からしたら

匂いは気にならないんだけどなぁ

柔軟剤の匂いもキツくないし

でも多分大野がダメなのは体臭

って言っても

体臭あるの?ってくらい

俺には何も分からない

皆が気を使ってくれたのか

大野は1人誕生日席

料理と飲み物を注文して乾杯した

大野の目の前には料理が1種類

他のものは遠ざけ

欲しかったら取るスタイル


「大野くん、何かいる♪?」

「ん~、いや、まだ大丈夫」


でも目の前の皿は無くなってる


「お前は枝豆でも食ってろ。ほら」

「んふ♪」


大野はあまり食う方では無いけど

それにしても食べなさすぎじゃない?


「大野くん、休みの日は何してるの?」

「ほとんど家にいる。皆は?」


ここで「大丈夫?」とか

コソコソ聞いてたら

女性陣に気づかれて

微妙な空気になるかもしれないし

まあ会話が弾んでるなら

俺は空気に徹しておこう

・・・でもさぁ

臭いに敏感すぎる奴だって分かってるのに

ここまで合わせてくれるなんて

皆きっといい人なんだろうなぁ

しかも7人も

飲み始めてから1時間半が経ち

皆タガが外れてきたのか

大野に近づいて


「大野くんっ、私と付き合ってください///」

「ぇ?」

「ちょっ、抜け駆け!
私も大野さんが好きです///
付き合ってくださいッ///」
 

告白合戦が始まった・・・

男、俺もいるんだけどなぁ

なんて思っても仕方ないことで

どうするのかなぁと大野を見ると


「臭い嗅がせてくれ」

『ッ///!』


それ

言葉にして言ったらダメじゃないっ?

大野の近くにいる人から

臭いを嗅いでいく

その臭いの嗅ぎ方がさ

腕を回して髪をかき上げて

少し顔を斜めにして耳のところを


「スン・・・スン・・・」

「っ///」


それを7人も見させられる俺・・・

好きな人とかなりの近距離で

自分の臭いを嗅がれる女性

見てるこっちが恥ずかしい///

全員嗅ぎ終わり

俺に手招きする大野

近づくと

抱きしめられ首に顔を埋めてきた


『///!!!!!!!』

「ちょっと///」

「スン・・・スン・・・」

「おい///!」

「やっぱり、二宮がいい」

『///!!!!!!!』

「っ、はぁッ///?!」

「落ち着くんだ」


大野の腕に力が籠り

少しして気づいた

俺の背中側には7人女性がいるッ!


「ッ、何言ってんだッ!離せっバカッ!」

「あ~!」

「あ~!じゃないっ!
ちゃんと答えてもないのに失礼だろっ!」

「皆、ごめん。」


軽っ!

恐る恐る振り返ると

皆頭抱えて項垂れてた