大宮妄想です
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。

文章は拙いですが気にしないで下さいませ。




昼、匂いを嗅がれた時は

平気なフリして固まってた

あーだこーだ考えてる内に

大野はスっと離れて

何事も無かったように一緒にテレビを見て

それからは匂いを嗅がれることなく

時間がすぎ

また酒を飲んで

そろそろ寝ようって時間になり

ソファに寝ようとしたら


「二宮、ベッドに寝ろよ」

「大野使っていいよ」

「使うけど」

「ん?」



一緒に寝てる


「二宮、ありがとな」

「何が?」

「臭いに悩まされずにゆっくり出来た」

「そ♪良かったな♪」

「明日からまたなくなるのか~」


そう言い俺に腕を回し

首を嗅いできた


「近くない?」

「いつもと同じだろ」


そ、かな・・・ 

近いなとか意識してるからかなっ

いつも近いよねっ


「そ、だっけ?」

「ああ・・・おやすみ」

「おやすみ・・・」


暗闇で温かいとなると

自然と眠気はくるもので

うとうとしていると

遠くで

大野が呼ぶ声が聞こえた気がした

でも眠気のほうが勝って

そのまま眠ろうとすると

首筋に柔らかいものが触れた


何だろう・・・?


首筋を撫でるように柔らかいものが

触れる


「スン・・・」


ああ、匂いを、嗅いでるのか・・

吐息も混じり匂いを嗅ぎながら

ゆっくり撫でるように動く

暗くて見えないけど

大野の方に顔を向けた


「・・・眠れない?」

「・・・いや
・・・でも、もう少し、いいか?」

「・・・ん、俺、寝る、けど」

「ああ」


反対側を向こうとしたら

俺の頭を引き寄せて

首筋に顔を埋めてきた


「・・・んっ

「二宮、このままでも、寝れそうか?」

「大丈、夫・・・」

「じゃ、このままで」

「・・・、大きな、子供、だな・・・」


大野の脇腹であろう所に手を置いて

ポンポンした後

眠気に勝てずにそのまま眠った

たぶんこの日からだと思う

大野の匂いの嗅ぎ方が変わったのは

その後にも

何度か家に泊まりに来た時もそうだった

以前までは

ぎゃあぎゃあ言いながら

匂い嗅いだり文句言ったりしていたのに


「二宮」

「ん?ぅわっ」


俺に肩を回してグッと抱きしめるように

首筋に鼻を当ててくる

アホみたいに鼻息荒らしていたのに


「スン・・・スン・・・」


その嗅ぎ方に毎度恥ずかしくなる

大野は


「いつもと同じだろ?」


ってケロッと言う

周りは

前よりは大人しくなった感じ

くらいで

いつもの事だと気にしておらず

匂いを嗅いだあと

仕事が捗るのはいつもの事

でも

絶対違うっ!

あまり言いすぎると

自意識過剰みたいに思われそうだし

大野はいつもと同じようにしているようだし

だけど

あの日から数ヶ月経ち

やっぱり今までと違うと

確信した出来事があった


「二宮さんッ!」

「はい?あれ?榎木さん
大野と商談に行ったんじゃ?」

「今、戻ったんですがっ
大野さんが、大変なんですッ!
は、早くッ、来てくださいッ!」


会社の医務室に行くと

大野は真っ青な顔でグッタリして

横になっている


「ぇ、どうしたんだよ?!」

「それがっ、今日の商談相手の方が
そのっ、凄く香水の強い方でっ
大野さん、ずっと我慢していたんですけど
商談終わって、もどしてしまったようでっ」


事情を知っている榎木さんは

病院には連れていかず

急いで社に戻って俺を呼びに来た


「大野、大丈夫か?」

「・・・最ッ、悪ッ」

「榎木さん、あとは俺が。
ありがとう♪」

「大野さん、大丈夫でしょうかっ?」


榎木さんの心配そうな声に

大野は手を上げてヒラヒラさせた


「大丈夫みたい♪」

「ぁ、の、私
胃に良さそうなもの買ってきますっ!」


そう言いバタバタ出ていった


「俺のハンカチじゃ弱かった?」

「臭いのほうが、強すぎたっ」

「嗅ぐ?起きれる?」

「無理・・・」


起き上がれないのはしょうがないか

そのまま上半身だけ大野に重ねると

少し体をズラされ

首筋に顔を埋めてきた


「誰かに見られたら
なんか誤解さそれそう」

「皆、知ってるだろっ」


大野の息が荒い

しんどい時ほどそうなる

だけど今までにない荒さで

息がかかり

なんかっ


「ちょっ、大野、少しっ、落ち着けよっ」

はぁっ、、、、悪いっ、無理っ」

「・・・っん///」


熱いっ

大野の荒い吐息が

耳に、響くっ///

俺に回る腕にも力が入った