大宮妄想です
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。
文章は拙いですが気にしないで下さいませ。
とある日
『えッ?!何でッ?!』
「あ、二宮く~ん♪」
学食に行くと何故か涼真がいた
高身長のイケメン男子は直ぐに注目の的になる
「凄い女子に囲まれてる・・・」
「爽やかだからね~♪」
「そこなのか?」
「何で大学の学食にいるんだ?」
「えッ、学校は??」
女子の間をかき分けて
俺達の所まで来たと思ったら
公衆の面前で二宮に抱きついてきた!
「二宮くんッ♪」
「おい、涼真。」
「あ、すみません♪」
悪いと思ってるのか、コイツは・・・
とりあえず席に着くと
普通に大学生に混じって座ってる涼真は
違和感がない・・・身長のせい?
聞くところによると
今は寮を出て、家から通ってるらしい
今日はサボりだそう
わざわざサボって来た理由はー
「ぇ?もう探してくれたの?」
「はいっ♪」
俺達が一緒に住む事を知っていた涼真は
知り合いの不動産屋に
いい物件を探してもらった
それはこの間、二宮と帰った日に
二宮から聞いていた
涼真に送ってもらう車中でその話になり
涼真から提案され
情報は多い方がいいからって頼んだそうだ
1LDKと思ってるけど
流石に2部屋は高いだろうし
風呂は通路側は困る!
もし二宮が風呂に入ってたら
覗かれるかもしれない!
部屋は角部屋がいい!声聞かせたくないし!
なんて事を考えてたら中々ない・・・
やっぱり春になったと同時に
新生活始める人が多いから
いいとこは埋まるの早いもんなぁ
敷金礼金ないとことになると交通の便がー
『俺らも見ていい♪?』
「はい♪どうぞ♪どうぞ♪」
「えー?!広いのに安くない?!」
「どれどれ?!」
えッ?!2LDKで6万??
しかも敷金礼金なし?駅も近い!
「ねぇ、これ事故物件とかじゃないよね?」
「違いますよ♪」
「あ、築年数3年だって♪なら、めちゃめちゃ綺麗なんじゃない♪?」
かっ、角部屋は?!風呂は?!
風呂は通路側じゃないッ♪!
おー♪6階建てで3階の角部屋あるー♪
「こんな良い物件見たことない♪なんなら俺も住みたいくらいだなぁ♪」
「もし、ご予定があれば是非♪」
『マジで♪!!?』
俺たちが前のめりで見てる横で
二宮は真顔・・・
「どうした?」
「俺も色々見てきたけど、この広さでこの立地だともう少しするよね?何でこんなに安いの?」
「実はここ、俺がオーナーなんです♪」
『・・・・・はぁッ?!』
涼真の親父は不動産関係も経営してるらしく
高校の入学祝いを機に
涼真をオーナーにしたらしい
オーナーって誰でもなれるんだな・・・
すげぇ金持ち・・・と言っていいのか?
「一般の方ばかりで、そっち系はいませんので安心して下さい♪セキュリティもバッチリ♪」
「でもこの値段・・・」
「先輩割です♪」
『そんなのありなのかよ・・・』
父親に話をしたら
是非オススメしなさいと言われたらしい
ほんと、気に入られてるんだな、二宮
「あ、父が気が変わったらいつでも♪と言ってましたよ♪大野さん♪」
「あん?何が?」
「うちに入る事♪」
「誰が入るかッ!」
「ねぇ、なんで学校サボってまで来たんだよ?言ってくれたら取りに行ったのに」
「あ、その事について、ちょっと皆さんにお話があって♪」
話?
『えッ?!』
涼真は進学はせず
卒業と同時に組の仕事をすると言った
その仕事をスムーズにできるよう
足場を固める為の挨拶回りやらで忙しいらしい
卒業してからでもよさそうだけど
あの件があったからか
涼真の気合いの入りような話し方でわかった
「だから、こうして会えるのは最後です♪」
「ぇッ?なんで?!」
「うちと関わってるって知られたら迷惑かかります。大学やバイト先、就職したら会社にも」
「でも、そんなのー」
「関係あるんです。住む世界が違うのは俺が1番わかってます。だから二宮くんと同じ高校に進んで、最後に二宮くんの後輩として普通に高校生活を送りたかったんです♪半分調査でしたけどね♪」
「涼真はほんとにっ、それでいいのッ?!」
「自分で決めました♪」
清々しいくらいの表情
きっと、相当な覚悟があるんだろうと思う
だけど、それを受け入れることは
正解なの・・・っ?