大宮妄想です
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。
文章は拙いですが気にしないで下さいませ。
「カズナリ、こっちも手伝って♪」
「うん!」
サトシの所で色々していたおかげで
力がついた
両親の畑仕事も手伝うようになって
料理も教えてもらって
そんな僕を見て両親は喜んだ
「もうすぐ春だなぁ♪」
「サトシくんの所に行くんでしょ?
人参沢山持って行って♪」
「・・・サトシ、人参、苦手なんだ」
『えぇッ?!』
「・・・美味しいのにっ」
「・・・美肌効果あるのにっ」
「・・・免疫力アップっ」
「・・・便秘解消っ」
「っ、わかったからっ!
僕がサトシに何か作ってみるからっ!」
人参のことになると
すぐコレなんだから・・・
カゴいっぱいの人参
う~ん・・・
部屋で何を作るか悩んでいると
コンコン♪
窓からトオルが来た
あれから僕の家に入ることを
両方の親に禁じられてる
僕がサトシに会いに行った日
トオルは自分の親に思い切り殴られた
『このッ、馬鹿息子ー!!』
そして、こっぴどく怒られたらしい
「何?」
「明日、行くのか、クマの所」
「行くよ。言っておくけど
僕とサトシは気持ちが通じてるのっ
知ってるだろ?!見たんだからッ!」
「ぅ゛///」
サトシが冬眠に入ってからここに戻った日
性懲りも無く
トオルはまた僕を襲ってきて
思い切り殴ってやった
サトシの所でしてた事が身になってる
力ついててよかった♪
あ・・・僕、守ってもらってるじゃん♪
初めての発情期が来て
冬の間どうなるか心配だったけど
何故か何ともなかった
僕・・・うさぎだよね??
獣人だから動物型と
ちょっと違うのかな??
「まだ何か用?」
「クマと半年も離れて寂しくないのかよっ
傍にもいないし、守ってもくれないんだぞ!」
「サトシが不安にならないように
自分の身は自分で守れるようにする。
寂しいのは、きっとサトシも同じ」
「寝てるだけのクマが同じなわけないだろッ」
「それはトオルが知らないだけ」
起きた時
冬眠に入る前と
違うことがあるんじゃないかと
不安になると思う
今までのことがあったから・・・
「発情期だってッ、俺ならー」
「僕はサトシだけ。サトシ以外、嫌」
「ッ!俺はっ、カズナリがー」
ガチャ♪
『何をしているのかな?トオルくん♪』
「!!ぃ、いえッ!!見送りにッ!」
「カズナリ、大丈夫?」
「ん?大丈夫。初日に殴ったから♪」
『え?』
「ッ!ぉ、おやすみなさいッ!」
次の日僕が行ったあと
トオルはまたこっぴどく怒られたらしい
サトシの家を掃除していると
たぬきさんときつねさんも
手伝いに来てくれた
それから何日かして
いつ戻るかわからないけど
僕は毎日パンを焼いた
そして、とても暖かい日
パンを焼いて
カゴに入れて鳥さんに渡した後
「カズナリ」
「サトシ♪おかえり♪」
「ただいま♪・・・ただいま?」
「ふふ♪おかえりも変な感じ♪」
「何か、いい匂いがする♪」
「パン焼いたんだ♪
サトシ、お腹減ってるでしょ♪?」
「違う意味で減ってる」
「違う意味?・・・ぁ///」
「んふふ♪でも、その前に風呂」
風呂を沸かして
サトシが入っている間にスープの準備をし
上がってきたから
お皿に乗せていたら
上半身裸で後ろから抱きついて
肩に顎を乗せてきた
「サトシ♪パン、ひと口♪」
「ん。・・・美味い♪」
「ほんと♪?それ、人参パン♪」
「ぇ・・・」
「ふふふふ♪」
「・・・でも、美味い♪」
「良かった♪ご飯にしよ♪
あ、風邪引いちゃうから、服着てね♪」
パンもスープも
美味しいと言って食べてくれるサトシ
去年よりも明るい表情に嬉しくなる
ふと気づくと
じっと僕をているサトシ
「ん?」
「・・・いや、冬眠から戻っても
いつも1人だったから、いいなと思って」
「毎年いるよ♪」
「ぇ?」
「僕は毎年、ここにいる♪」
「・・・」
「僕は変わらずここにいて
サトシが起きてくるの待ってる♪」
「カズナリ・・・」
「だから、安心して冬眠してね♪
その間に僕、頑張ってるから♪
料理ももっとできるようになって
自分の身は守れるように
逃げ足鍛えとくし♪」
「そうか♪」
「サトシ、また髪伸びたね」
「ああ、切らないとな」
「ぁ、でも、もう少しそのままでも///」
「ん?」
「似合ってるし、かっこいい♪」
「そう、か?」
冬眠入る前に短くしたのに
起きたら長くなって
ちょっと雰囲気変わって、いいな///
それに
昨年起きた時とは違って
笑顔が多い♪
サトシがもう
悲しい思いをしなくていいように
僕は必ずここで待ってる♪
・・・っ///
あれっ、なんかっ、体が熱いっ///
「もしかして・・・きた?」
「・・・そ、っ、かもっ///」
「じゃ、ベッド行こう♪」
「ぅんっ///」
何で・・・///?
僕の発情期って
サトシの冬眠終わったらくるの///??
「俺の事待ってたみたいだな♪」
「・・・///」
FIN