大宮妄想です。
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。
文章は拙いですが気にしないで下さいませ。






さっき、酒、井・・・って・・・

もしかし、て、伝わった・・・?

っ、よかっ、た・・・

ここ、で、気を失ったら、だめ・・・っ

場所、が、バレたら、この人、何、するかっ


「お嬢さん、組長が、大野から手を引けとの命令が・・・」

「どうしてよッ?!」

「暁の組長が、"俺の家族に手を出した代償はお前の娘の身ひとつじゃコト足りねぇんだが、この落し前、どうするつもりだ?"と、組長のところに電話が入ったようで、これから組長は暁に行くそうです・・・」

「どうしてこんな男の為にッ、暁が動くのよッ?!こいつを人質に交渉したらいいじゃないッ?!」

「この人は・・・暁 若頭のイロだそうです」

「イ、ロ・・・?こんなっ、男がっ?!智さん、の・・・?」


コツコツ、と、こっちに向かって、来る

足音が止まると

胸もとにヒヤリとするものが

っ・・・ナイ、フ?

さっき・・・電話で、鏑城の、組長、が

それ、を言おうと、したのを

大野さ、は、遮、った

この人、を、逆上、っ、させない為、っ?


「っ・・・」

「お嬢さんっ!」

「あんた何なん?何であんたなんかが、智さんのそばにおるとよ・・・目が見えんあんたなんか、何も役に立たんやん・・・私のほうが・・・私のほうがッ!」


胸もとに、少し、痛みがっ


「お嬢さんッ!組長の指示ですッ!」

「あんたッ、誰にもの言ってんのよ?!黙っとってッ!!」


胸もとは、痛いの、にっ

・・・・も・・・意識、が


RRRRR〜♪


「・・・・・はい?」

なんか・・・声、聞こえ、る・・・








「スピーカーにしなさいよッ!スピーカーにッ!」

"誰だ?"

「相葉、かせ。暁 源次郎だ。スピーカーにしろ」

"っ!は、はいっ!"

「ニノっ?!ニノッ!!聞こえる?!聞こえてたらっ、足っ、動かしてッ!!」


パソコンに映し出されてるニノは

椅子に縛られたまま頭は項垂れ

胸もとにナイフを突きつけられた状態で

足が少しだけ動いた


『ほぉぉぉぉ〜・・・』


「おい。そこの場所を言え」

"こっ、ここはー"


女がニノに向けていたナイフを

男の首元につきつけた


"言ったら、殺すけんね!"

"お、お嬢さんっ"


大野さんはまだ?!


"櫻井。場所の特定は?!"

「情報量が少なくて難しいんだよっ」


あっちもこっちも電話が繋がってる

画面で確認できるのは二人とニノだけ


「鏑城から撤収するよう言われたはずだが?」

"数名だけ残ってっ、あとは撤収してるんですがっ"


数名・・・


「他の奴らは何してんだ?」

"車で、待機をっ"

"あんた、さっきから何ペラペラ喋りよるわけ?黙っときッ!"


九州の方言・・・?


「そうとう頭にきてんな・・・人間切羽詰まれば素が出るからなぁ」

「ニノっ・・・」


さっきから全然動かないじゃんっ

櫻井さんと竜さんはずっと画像の分析してて

他の皆も何か手がかりないかと探してる

大野さんっ、早くっ、早くッ!


「ニノッ?ニノッ?助けに行くから、頑張ってッ!」

"画面の向こうで何言いよると?バカやない?東京からここまで何時間ー"

「もうすぐッ、大野さんがっ、着くからッ!ニノッ、頑張ってッ!」







も・・・すぐ・・・・・

さっき、の・・・雑、音みた、な・・・

ここ・・・・・・知ら、せ・・・


「ぅ・・・」

「まだ意識あんの?しつこくない?どんだけ血、抜かれとると思っとるとよ?もう3Lくらい♪こんだけ抜いたらショックで死んでもおかしくないにのに、あんた目が見えんけん、しぶといね♪」

「・・・」


血・・・抜、か・・・れ・・・


「何か言えば?あ、これ外さんと何も言えんか♪ほらほら♪」

「っ・・・・・は・・・

「何か言えって言いよったいッ!」

「ぅ・・・ッ」

「お嬢さんッ!」

「うるさい!」






ニノの髪を掴んで無理やり上を向かせてッ

「櫻井さんッ」

「だめだ。この部屋、何も置かれてない、周りの音もない。大野、そこら辺で音をたててみろよ」

"さっきから潤がそこら辺にあるもの蹴ってるが聞こえるか?"

「竜、どうだ?」

「女のかん高い声がうるさくて聞こえません」


『・・・』


確かに・・・

ずっとニノにぎゃぁぎゃぁ言ってる


「相葉、ちょっとその女黙らせとけ」

「何難しい事をッー」

「二宮さん、助けたいんだろっ」


なら案を頂戴よッ!!

え〜っと、え〜っと・・・


「ちょっとッ!ニノの顔くらい見せろよッ!画面が暗いッ!」

"はぁ?そんなにこいつの死に顔見たいの♪趣味悪♪"

「あんたに言われたくないッ!ちょっとカメラ近づけろよっ」

"ど〜せ間に合わないしね♪"


女が喋るのをやめカメラを寄せてると


「聞こえました」

「大野!近い!」


"な、何?この音?"


そう言い上を見上げた


「大野!下だ!下の入り口を探せ!」








「潤、下への入り口を探せ!」

「下?!どこ?!こんな倉庫に地下とかあるんですかっ?!」


潤と下への入り口を探していると

ガシャーン


「大野さん、今の、音」

「かなり近い」


歩いてると床の音が違う場所があり

壁側に取っ手を見つけ

入り口は横へのスライド式


「ここっ?」

「行くぞ」

「はいっ」


中はひんやり冷たい

周りはコンクリ

薄暗いが通路は広い

ここで密輸の取り引きか・・・

サツに見つからないようにだろうな

静かに進むと明かりが漏れ

その部屋の扉を静かに開けると

いた

カメラは倒れ壊れ

ぐったりした和也の髪を掴み怒鳴る鏑城


「あんた、余計な事をッ!」

「そこまでだ」

「ニノッ!」

「智さんッ!どうして、ここにッ!東京からじゃー」

「和也から離れろ」









大野さんの圧に後ずさりする鏑城

そのすきにニノのそばにいくと

もうすでに意識がない

でも


「まだ息はあります!急いで病院にッ!」

「もう無駄よ♪虫の息じゃない♪」


鏑城の言葉を無視し

ニノのを縛ってる縄を解き

大野さんと一緒にニノの体を支えた


「話はサツに聞いてもらえ」

「来るわけないじゃない♪ヤクザが警察呼ぶとかー」

「呼んだんじゃない。通報された。潤、急ぐぞ」

「どういうー」

「はいっ」

「待ちなさいよッ!」



そう言い俺達に拳銃を向けてきた