大宮妄想です。

自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。
文章は拙いですが気にしないで下さいませ。





ドタドタとすごい足音


『大変ですッ!』


広間に入ってきたのは

ニノの護衛に付いていたはずの

渉さん、隆さん、恭介さん

ケガしてる!!


「何だぁ?騒々しい」

「和也さんがッ、不知火組に攫われましたッ!」



『何ぃッ?!』


ニノっ!


「てめぇら、何してたんだよッ!」

「3人もいてッ!」
 

皆が3人をヤイヤイ責める中


「黙れ」

『!』


大野さんのひと言でシンとなった


「目的はなんだ?」


向こうは4人いたらしく

皆見たことないやつだったらしい

暁が不知火組の傘下に入れば

ニノを返すと・・・


『若頭ッ!行きましょうッ!』


「おいっ!場所はッ?!」

「っ、それが、岡田組が所有してる港に来いとっ、場所はわかるだろっ、て」

「やっぱり、岡田組は不知火組にッ・・・!」

「くそッ!何でだよッ!岡田組は暁と同じだとっ!」

「・・・」

「智、お前、迷ってんのかぁ?」

「・・・」


な、何でっ?迷う??

えッ、ニノはっ?!


「大野さんっ、ニノを助けに行かないんですかッ?!そりゃ、簡単な事じゃないしっ、だけどっ、ニノは今日だって、大野さんの為にっ、教えてもらいながら漬物作って、待ってたんですよッ!ニノを助けてくださいよッ!」

『・・・』

「・・・」


組員が全員大野さんを見る

迷うくらいならっ

何でそばに置いといたんだよッ


「お前はアイツとは違うだろ?状況も全く違う。今度は助けられる」


アイツ?

助けられる?

誰の事?

・・・そう言えば潤が大野さんの過去に

何かあったみたいなこと言ってた・・・


「・・・行くぞ」

『へいッ!』












ど、どうしよう・・・!!

3人とも大丈夫かな?

ってかこの人達、喫茶店に来てた

不知火組の仲間・・・っ

何で、俺をっ?!


「暁の組長も耄碌(もうろく)してんじゃねぇの♪」

「ぎゃはははは♪コイツ、若頭のイロだろ♪?
自分の手元に置いときゃ安心だとか思ったんじゃねぇ?」

「見張り弱すぎたな♪」

「いや、不意打ちは誰でもああなるだろ♪」

「暁はもう時代遅れなんだよ♪これからは北條、不知火組の時代♪岡田組も傘下に入って、暁だけじゃもう無理だろ♪」


岡田組って大野さんと一緒に来てた人

とても優しそうな人だったのに・・・


「でも、暁の若頭はやり手だって聞くぜ?しかもめちゃめちゃ強いとか」

「だ〜か〜らぁ、コイツがいるんだろ♪」

「何で目の見えない奴をイロにしたんだろうなぁ♪」

「アッチの具合がいいんじゃないのか♪」

「あ〜♪・・・なるほど♪」

「ッ!」



奇異の目、憐れむような目、蔑むような目

目が見えなくなってから何度も感じてきた

それが嫌でずっと外に出なかった

だけどっ

大野さんは違った

こんな人もいるんだって

なのにっ

やっぱり俺は迷惑をかけてる

目の見えない俺は結局人の迷惑にしかー



・・・車、止まった?


「おいっ、降りろ」


車から降ろされると潮の香り

海?

港?


「こっちだ!」

「痛っ・・・!」


強く腕を捕まれ強引に歩かされる

暫く歩くと

前を歩いていた人は階段を登ってるのか

急に階段にガンッ!とぶつかって

俺は前のめりにコケてしまった 


「ッ!」

「しっかり歩けよッ!」

「いや、見えてねぇって♪」

「あ〜、面倒くせぇなぁッ!おらッ!立てッ!」


っ、怖いっ!

初めての場所

何もわからない場所

誰も教えくれない

自分で手探りでも探せないッ



目的の場所にだどりついたのか

背中をドンっと押されると

柔らかい物の上・・・ソファ?


「ここで暁組が来るまで待ってんのかぁ〜」

「暇だな」

『・・・』


変な空気が流れる・・・

こっちに近づいてくる足音

逃げ場はないし、逃げられない

一人に思い切り押し倒され

また別の人に手を押さえつけられた


「は、離せっ!」

「力よっわぁ〜♪」

「どのぐらいでくっかな〜♪」

「来ねぇんじゃねぇの♪」

「来たとしても、俺らにヤられた後かぁ♪」

「うちは何でもアリだから♪たっぷり味見した後に、今度は薬漬けにして他の奴らに回してやるからな♪」

「早くヤろうぜ♪男は初めてだなぁ♪」

『俺も〜♪』




大野さんっ・・・・